およそ3年間に亘って着用が義務付けられていたマスクが個人の判断となって初めての週末を迎えます。

このマスクの着用を取り仕切っていたのって、へぇ~厚生労働省だったんだ!

じゃ今までどこだと思っていたの?と訊かれてもぉ~岸田内閣?内閣に属する省ではあるけれど、どこだっけ?などと大雑把なわたくし・そんな国民だから、日本の政府はちっとも熟成しないのかな…大いに反省汗

  

いよいよ来週には春のお彼岸・春分を迎えることとなりますが、すでに初夏の陽気を思わせる日々も体験…街も明るい色に溢れて参りました。

わたくしでさえ4月のスケジュールが徐々に埋まって来つつあります。

きっとみなさまも新しく始めるお稽古や友人知人たちとのランチ、家族旅行などいろいろな予定が組まれていることと思います。

花粉症でなかなかマスクが外せぬわたくしでありますが…銀座へ出たついでです。

化粧品売り場に寄って見ましょうか。

銀座・三越前でお客様をお迎えしているライオン…マスクを外していました!

「おぉ!凛々しいお顔!ライオンはこうでなくちゃっ!」

銀座・三越の化粧品売り場は正面玄関から続く1階フロアにありましたが、いつごろからでしょうか…地下鉄入り口からすぐの地下1階に移っておりました。

久しぶりに化粧品のサンプルをあれこれと見て回るのは、やはり気持ちが華やぎます。

家にある口紅は、コロナ禍で外出の自粛やマスク着用で差すこともなくなり、日に日に劣化するばかり…先日、娘が来ました時、化粧台に置いてある液体ファンデーションや口紅、頬紅まどを見て「こんな成分が分離しちゃってるの塗ったら肌が今以上にボロボロになっちゃうわよ!もう上から塗ってごまかすの止めて、基礎化粧品をばっちり揃えた方がいいよ!それとリップクリームだけは良いのを使った方がしっとりするわよ」と言いたい放題!

想えばこの3年もの間、マスクで隠れた顔半分は、もういい加減なお手入れ…わざわざ「お」を付けるほど手入れとは言えませんでした。

どうせ見えやしないしと日焼け止めもケチって上半分しか塗らぬ徹底ぶりの3年間でした。

おかげで何んとなく、顔の上下がツートンカラーとなる斬新さ?

この配色の顔に似合う口紅って、何色かな?

何んだか若い人向けばかりの濃い色ばかりで手に取るのも気が引けちゃいます。

せっかくグレイヘアも様(さま)になってきたことだし、明るいピンクはどうかな?

オレンジはさすがに派手かもねぇ~

美容部員さんがチラチラ見ているような気配…何んとなく決め兼ねているわたくしを見て寄って来そう…まだ買うと決めたわけでなし…ここは声を掛けられる前に、得意の後ずさりで売り場から離れましょう。

けっきょく…いつもの基礎化粧品売り場で薬用リップクリープを購入…でも、少しだけ薄~いピンク色にしてみました。

もうこれだけでルンルン気分であります!

本格的な春が足音も軽やかにやって来ますからね、劣化しちゃった口紅やアイシャドー、古くなったパフなど思い切って処分いたしましょう。

慌てずゆっくりと吟味してお気に入りの口紅を探していこうかなと思います。

と・言うことでねっとりとして美味しくなった里芋で、あの寅さんも好物の「芋の煮っころがし」をこさえました。

この里芋の粘りってわたくしたち高齢者にとってとても良い成分が含まれ、関節のギアチェンジの潤滑油になったり、粘膜の回復にも良いと聞きました。

勿体ないですからね、里芋に絡ませてしっかりと頂きましょう。

もう少ししたら…花壇の花も顔負けの色鮮やかな口紅が街を彩ってくれることでしょう。

口紅を差す方々は老若男女…どなたでも構いません。

コロナ収束?コロナ共存?どちらにしても周りに気兼ねなくマスクを着脱できる日が来ますように。

でも…ようやく長いトンネルの先が明るくなったような感じでございます。

 

『春の口紅三越の紙の色』

(はるのくちべにみつこしのかみのいろ)

須川洋子