わたくしの幼馴染み・さわちゃんとこの確定申告も無事に終わり、何んら関係のないわたくしもホッとしております。
何故なら…さわちゃんが東京国税局へ出掛けている間、彼女の店の店番をしていたからです。
豊洲市場でマグロの仲卸業を営んでいるのですが、お得意さんから注文があれば鮮魚や貝なども取り扱います。
店番のお駄賃として今が旬のニシンや刺身用のカツオのサクをもらい、帰ってからニシンの酢漬けの下ごしらえを済ませました。
「ちょっと小振りだけどね、北海道産の上物だから」とさわちゃんの旦那が持たせてくれたニシン・2尾。
新鮮なニシンは鱗が半端なく包丁の背で優しく削ぎ落すとぉ~これだけの鱗が剥がれ落ちます。
これがあちこちに飛び散って、だいぶ後になってからパリンパリンに乾いた鱗がどこからともなく現れるのには参ってしまいます。
ニシンは血筋をきれいに洗ってから三枚に卸しますが、ニシンの小骨はやわらかいのであまり気を遣わなくて良いので楽であります。
丸のまんま塩焼きにしても脂が充分にのっているので美味しいだろうなぁ~
今回は食べたかった「ニシンの酢漬け」を作りますので、ざざっと洗って塩をまぶして…30分放置しておきます。
生臭さがある水分が取れたら、酢水で洗って甘めの酢に漬ける本漬けに入りましょう。
タカノツメを少し入れるとピリッとした酢漬けに仕上がります。
酢の他にレモンの果汁を入れてフレッシュさを加えたいと思います。
ジブロックの保存袋で漬け込みましょう…これって便利です。
少なくとも2~3時間は漬けておきたいので、その間に先日観て来た「牧野富太郎展」…植物・草花を愛し、植物と共に生きた牧野氏の遺稿となった随筆集を読みたいと思います。
初版は昭和33年に発行。昨年2022年、牧野氏生誕160年に合わせ新版となった『我が思ひ出』でございます。
聞いたことも見たこともない草花やウンシウミカン(温州みかん)など7つの植物が紹介されております。
牧野氏のほのぼのした人柄が伝わる随筆集でありました。
さて…ニシンの漬かり具合を見てみましょう。
なんか良い感じ?
新玉ねぎのスライスをたっぷり、レモンも半分かけちゃおう!
辛子、からし!わたくしは粒々マスタードよりも和辛子を鼻がツーンとするまで添えるのが好物です。
油揚げに納豆を詰めた巾着も炙って頂きました。
北風が冷たい1日でしたが、北欧の名物「ニシンの酢漬け」、とても美味しい!
昨日の疲れが吹っ飛びました!
『小振りなる厚岸ものや初鰊』
(こぶりなるあっけしものやはつにしん)
竹田豊吉