お彼岸も終わったと言うのに…なぜか母方の菩提寺がある虎ノ門に来ております。
まだ墓前には供花がきれいな色をして残っていまして、ほんの少しは彼岸の名残が伺えました。
本日は近所に住む幼馴染みと共にNHK総合で放送されているテレビドラマ「オリバーな犬・Gosh!!このヤロウ」で使われた衣装や小道具の展示が行われているとの情報を得た幼馴染みが「あーたんとこの墓!あの墓の上にある愛宕山?あそこのてっぺんにあるNHK放送博物館でやってるから連れてって!」
わたくしの先祖と言いましても大したモンじゃございませんが、江戸っ子と言われた三代と両親が眠っているお墓でございます。
あの緑で覆われているあたりが愛宕山…東京23区で一番高い「お山」でございます。
標高はなんと25、7メートルのお山でございますから、うっかり軽装で登ってしまいますと高山病に罹ってしまいます?
NHK放送博物館もありますが、ちょうどお墓に真後ろには愛宕神社が鎮座されておりまして、近ごろではパワースポットとして若い女性、カップルたちで妙な賑わいであると聞いています。
チャチャッと墓参りを済ませ…「おじちゃん・おばちゃん長い間のご無沙汰、許して下さい!パンパン!」
「あのね!ここは寺なの、お寺さん!なんで二拍手すんの!神社はこの上!」
お寺さんを出ますと間もなく愛宕トンネル(愛宕隧道)が見えて参ります。
いわゆる表参道(出世階段・86段)ではなく裏参道となります。
なんとなくジメッとして出世から見放されてしまいそうな緩やかな階段がくねっておりまするぅ~
その階段の第一段目のところに…なんと!あのバンクシーとよく似た「The Rat」が傘とゴミ袋を持ち、その袋には「No Gomi バソクシー」と描かれているじゃないですか!
なるほど…「ン」と「ソ」の違い?カタカナだと微妙?
なんかのオークションで落札されたら驚くような値が付いっちゃたりして!
その脇のトンネルをくぐって参りますと、虎ノ門から愛宕と住所が変わります。
さすが25、7メートルともなりますと空気が薄いように感じます?
こちらではきちんと二拝二拍手一拝でお参り致しましょう。
この神社の後ろが、先ほどお寺から見上げた愛宕山の裏手にあたります。
神社をあとにしてすぐ左手に今回の目的地・NHK放送博物館がデンと建っておりますが、これがマッチ箱をポンとただ置いたような横の建物でなんの変哲もなく地味!
地味とケチをつける気は毛頭ございません。
何しろ何時間粘ろうがタダでありますもん。
ちなみに…入り口で「NHK受信料はお払いして頂いてますか?」とは訊かれませんので、どうぞ安心して見学なすって下さいませ。
今夜すぐにでアップしたかったのですが、写真の整理に手間取り、しかも今日は29日・肉の日でありますから、博物館の帰りに行き付けの肉屋に寄らなければならず…明日にさせて頂きとうございます。
その代わり…ドラマをご覧になっている方の期待を裏切ぬ写真ばかり!
乞う、ご期待のほどを。
さて、ふたりして地元・前仲町の肉屋へ…
「こんつわ!今日のお買い得品は何?」
「ありゃぁ~久しぶりだねぇ。あんまりにも顔を見せないからサ、お彼岸だしね、ひと足先に旅立ったんかねぇ~って話してたとこだよ。まぁ~考えてみりゃぁ憎まれっ子世に憚るって言うからな、そうそう先にあっちへ行くわけないよな?で?肉、食べんの?今日はね、オーストラリアの牛肉でね、穀物でじっくり育てた味わい葡萄牛っての。とにかく軟らかいし、旨味があって美味しいのよ。1枚680円に抑えたからサ、試してみてよ。あきらくんにもたまには牛肉の味を堪能させてあげようよ、おっかさん!」
長期穀物肥育牛なのに、なんで葡萄がつくのかなぁ~
最後の最後に葡萄を与えるのかしらん?
「うちのもサ、あっという間に食べ盛りの26だわよ。こんな上等な肉、ふた口で呑み込んじゃうよ」
「そのふた口に、あぁ美味いなぁって母親に感謝すると思うよ」
「あきら?しないしない!あいつはね、豚・鶏・猪・鹿の区別もつかんのよ!」
「人の息子をいじんないでよ!あーただって猪と鹿の区別なんてできないでしょ!」
「できるわよぉ~脂のノリが良いのが猪。さっぱりだけど滋味がある赤身が美味いのが鹿!」
これからの季節、ジビエ料理も美味しい季節になりますねぇ~
ニンニクの香りを移した油で香ばしく焼き上がったステーキは即・体力に直結するんじゃないかと思われるほど体の隅々にまで滋養が行き渡った気が致しました。
軟らかいんですが肉の旨味がジュワーッと口に中に溜まって呑み込んでしまうのが惜しい!
バター醤油という最強の組み合わせで頂くステーキは最高でありました。
さてと元気モリモリ・モリハナエ!ご冥福をお祈り申し上げます。
明日は必ずオダギリジョー演じるオリバーをお届けいたします!