昨日は朝からみぞれ交じりの雪が降り続け、気温がグッと下がり冷たい日となってしまいました。
東京電力管内の1都8県では電力逼迫警報(ひっぱくけいほう)が発令され、停電の恐れがあることから節電するようにとの呼びかけがありました。
今日の午前11時に気温が上がって来たのを機に警報が解除されホッと致しました。
昨夜のブログは節電を考慮にいれ、午後8時にアップ!湯たんぽを抱えて早めに休んだことはご承知のことと思います。
節電をどう過ごしたか?
昨日のことで申し訳ないのですが、ヒマつぶしに読んで頂ければ良いかと…
何しろ寒いので暖かさを共有しようと歩いて3分のところにある図書館へ向かいました。
21日には「新型コロナウイルスまん延防止等重点措置」が解除されたこともあり、メガネと温かい白湯をポットに入れて真冬並みの重装備で出掛けたのは良いのですが、図書館の入り口で脱ぐのが大変!
脱いだ手袋にマフラー、毛糸の帽子にダウンウエアを抱え、足元もろくに見えない有り様となって入館!
静かぁ~!
「あれま!静かなはずだわ」
これこの通り、だれもおりません。
いつもならご町内のお年寄りたちが全国紙・スポーツ紙と各新聞の争奪戦を繰り広げ、おばちゃんたちやママ友同士は週間雑誌、あるいは月刊誌(クロワッサン、きょうの料理、暮らしの手帖、家庭画報、エッセ、サンキュ)などなどを何冊も抱え、独占しちゃう人でいっぱい…図書館なのに新聞や雑誌の取り合い・駆け引きが表面上は密かに行われている…が、実は図書館の中には人々の先に取った・取られてしまったの悲喜交々(ひきこもごも)の感情が渦巻いております!
実際に利用者同士のトラブルもあると聞き、怖ぁ~
何ごとも諦めが必要かと思います。
それにしても静か…やっぱり雪で滑っちゃいけないと用心して出掛けて来ないのかな?
わたくし、おかげ様で普段はいつもだれかの手にある最新号の婦人公論やキネマ旬報などソファに座ってゆったりと写真を眺め、取材記事を読むことができました。
さて…まん延防止措置が解除されてもコロナウイルスには気を付けなければなりません。
雪を楽しみながら散歩しようと、いったん図書館を後にしました!
お隣の町内まで足をのばして来ました。
公園内にあるお馴染みのビオトープであります。
先日、ヒキガエルを見掛けましたから、もしかしたら産卵を終えているかも知れません。
それにしても寒い!
膝下までのがっちりとした長ぐつを穿いているのに指先が冷たい!
鼻のあたまと唇、マスクがあってどれほど助かっているか…コロナ禍になるまでマスクが防寒にもなるなんて思いつきもしませんでした。
しかしなぁ~下町・深川の町はひっそり。行き交う人もいなければ散歩する犬も猫もいやしない!
猫はわかるけど、犬はどうした!雪が降ってるぞ!
「雪やこんこ、あられもこんこ
」を口ずさんでいるうちにビオトープに到着しました。
晴天が続き、池の水が少なくなっていたので、今日のみぞれ雪・ほんのちょっと嬉しい気もしています。
先ずは…親となるヒキガエルを探しましたが、見事に1匹もおりませんでした。
次に…水面、水草に目を凝らすと…「あった!」
つるんとしたゼリーに覆われたカエルの卵を見付けました。
あっちにもこっちにも…そこにもあそこにも、もの凄い数の卵が産みつけられています。
「おぉ!今年も卵が孵ったら水面が真っ黒になるくらいのオタマジャクシが産まれるぞぉ~」
池の淵でおばさん・ひとり小躍り!
体温で卵があったまってしまいますから、ほんの一瞬!1枚だけカメラのシャッターを切りました。
涼し気な和菓子「水無月」を思い出しちゃいます。
「旨そう!」
小一時間、池のほとりにしゃがんで卵やメダカを観察していたら、すっかり体の芯まで冷え切ってしまったようでふくらはぎが攣りそう~
引っくり返らぬよう用心してゆっくりゆっくり様子をみながら立ち上がり、図書館へと戻って参りました。
あったかいですし、何よりトイレがございますから!
それにしても引き続き、どなたもいらしゃいません。
カウンターに座っている館員さんに照明を最小限に落とす提案をしてみようかしらん?
こんなに煌々と点ける必要ないんじゃないかなぁ~
そんなこんなをソファに座って考えていたら…いつの間にかウトウト。自分で船を漕いでいたようでガクンと首が折れて目が覚めました。
びっくりしたぁ~わずか数分の出来事。
運転中だったら大事故になっていました!
運転免許証を持たないわたくしが心配することではなかった!
節電も充分であると判断し、トボトボと寒い家に戻ることにしました。
3時のお八つを食べましょう。
チンして少しだけ温めた大好物のシナモンロール!
「B2」のシナモンロールはクロワッサン生地を外側に巻いてあって、クリームチーズが掛かっています。
もう美味しいのなんのって…南野陽子に山本陽子!陽子さん、元気ぃ~?
攣りそうだったふくらはぎも、香ばしく淹れたコーヒーが行き届いたのか、ようやく落ち着いてきました。
寒いときはコーヒーカップから立つ香りと湯気までがご馳走となりまする。
『春深く挽く珈琲はキリマンジャロ』
(はるふかくひくこーひーはきりまんじゃろ)
長谷川かな女