今年も届きました!

新潟県南魚沼群・津南町…日本屈指の豪雪地帯として、その名が知られていたのですが地球温暖化で二階家まで埋もれてしまうような雪は、ここ何年も降らないと聞きました。

「雪でも雨でもちょうど良い按配に降ってくれたら良いんだけどねぇ~雪が少ない年は雪解け水が不足して田んぼにも渓流にも流れて来ないし、山に地下水が溜まらないと山菜も茸(きのこ)も採れないし、多けりゃ多いで雪掻きに骨折れるしサ、どっちにしろ大変だわ!」電話

秋の恵みを送ってくれたのは津南町に住む長年の付き合いの「どうも・どもトミさん」…亡き夫の渓流釣り仲間です。

  

それでも…この山の恵み、土の恵みをご覧くださいませ!

シイタケは原木に菌を植え付け、裏山に置いてから収穫まで2年掛るそうで、送ってくれたシイタケは「ちょっと小さめだけども味は良い」とのことで頂くのが楽しみです。

なめこは「天然ものだからね、大きさがバラバラなんだわ。サッと洗ったら出汁じょう油で火を通せば良いよ。なめこはね、白だしよりしょう油の方が相性が良いと思うわ。小分けにして冷凍しておけばいつでも使える」など、保存方法まで教えてくれました。

その他にも畑で収穫したタクワン用の大根に、切り口が鮮やかな紅芯(こうしん)大根に瑞々しい葉っぱ、大きなサツマイモがダンボール箱に詰められていました。

「今年はね、なんでか知らないけどサツマイモとジャガイモが大きく育って味もそれなりでね、良かった!北海道のジャガイモは雨ばっかりで小粒で収穫量も少なかったって聞いてからね、道の駅に卸してる農家の人たちが心配してた。こればっかりは掘ってみないことには判らないしね。掘ってから小さいからって元に戻すべって言ったって後の祭りだし、良かったって胸撫で下ろしてた。詰めたのは箱の都合もあって細くて小振りなんだけどね」電話

いやいや立派なサツマイモとその他たくさんの品々、本当にありがとうございました。

野菜が乾燥しないよう、茸を傷めないようにとざっくりと新聞紙に包んでありました。

緩衝材(かんしょうざい)の役割を任されたようです。

我が家もトミさん一家も大の巨人ファン!と・言うことは取っている新聞はもちろん讀賣新聞!

「うん?」…大根を包んであった新聞紙を広げると「妻有新聞(つまりしんぶん)」の文字がありました。

津南町、十日町、お隣・長野県・栄村でも読まれている地域密着型・新聞であると聞いています。

「うん?うん?」

ブルーの囲みの斜め左上…「1955年(昭和30年)4月1日第三種郵便物承認」とあります。

「ぎぇ~!なんと言う偶然だ!」

西暦でも昭和の元号でも、わたくしの産まれた年、未年じゃないですか!

しかも4月1日だって!わたくしは4月の8日・お釈迦様の生誕日と同じなんですが、この妻有新聞は姉貴ってことになりますね。もう兄きはひとり北海道におりますので、要りません!

そういうことは、この新聞って創刊66年ってことになるんだぁ~

お互い66年、いち日も変わることなく人間と新聞やってると思うと、なんだかサ…しみじみとしちゃうよねぇ、

妻有さん。

  

ちなみに讀賣新聞社は明治25年3月8日に第三種郵便物に認可されました。

西暦にすると1892年・辰年、今年で創刊129年になります。

来年はキリの良い130周年!購読料の割引があるかも知れないと密かに期待している・一購読者であります。

第三種郵便物とは…毎年4回以上、号を追っての発行することが義務付けされ、政治・経済・文化、その他の公共的な記事を報道し論議することを目的とする…とあります。

なるほどねぇ~何事に置いても何人に対しても平等を貫き、忖度のない記事を書いて頂きたいと、ここは一国民としてお願い申し上げます!

  

さてと先ずは「紅芯大根」から下拵えを済ませてしまいましょう!

「お酢に漬けるとね、もっと紅が鮮やかになるからね」とトミさんの奥様に教えて頂いたので、どちらも発色を期待して、ひとつはレモンを利かした浅漬けに、もう一品は甘酢に漬け込むピクルスに挑戦。

本当に酸を入れたとたんにパーッと華やかな紅色に変わりました。

リトマス試験紙みたい!

まだ無邪気だったころ、科学の実験室でワクワクしたことなどを懐かしく思い出しております。

「美味しくなぁ~れ」