今朝の我が家の台所…白い湯気がモウモウと立っております。
蒸気機関車とまではいきませんが、生化学で習った「潜熱(せんねつ)」を利用する加熱法でサツマイモと卵を蒸しています。
サツマイモに竹串がググッと入ったら、常温に戻した卵を入れ、10分。茹で玉子だけを取り出し冷水へ。
再び竹串でグサッ!ここでサツマイモが「イテッ!何度も刺すな!」とか言っていたら面白いんだけどなぁ~
どちらも熱いうちに手早くしないと…玉子は殻を剥き、蒸かし芋はバターと塩を振ってコールスローキャベツと共に盛りつけたら、即・頂きます!
蒸し器から上がる水蒸気も、食べ物からの白い湯気も、これからの季節・ご馳走のひとつとなるでしょう。
午前中はいろいろな用事を携えて豊洲駅前にある江東区豊洲シビックセンターへ、40分かけ歩いて行って参りました。
先ずは7階で開催されているアイルランドを含むケルトの生活文化を訪ねる「秋のケルトの冬支度」へ。
この施設に設置されているエレベーターはガラス張りなので「閉所恐怖症」のわたくしでも窓側を向いていれば難なく希望の階へ行くことができます。
ケルトの音楽や文学、食文化も楽しめました。
9階・10階にある豊洲図書館にも寄って月刊誌のチェックを済ませ…何冊か予約を入れて1階へと戻りましょう。
9階から見下ろした豊洲駅前です。
右前方、ぷっつりと切れている鉄骨はゆりかもめの線路なのですが、延長工事が止まったままとなっています。
高級タワーマンションは、この左手に広がっておりまして、商業ビルが幾つもそびえ立って、昔の子どもが描いた未来図そっくりの街並みとなって、昭和の子どもの想像力の凄さを改めて思い知りました。
さて…最後は明日・31日の衆議院議員選挙と最高裁判所裁判官国民調査の期日前投票を済ませようと思っています。
選挙当日ですと決められた投票所でしか投票できませんが、期日前投票に限っては指定されている場所ならどこで投票しても構いません。
豊洲シビックセンターの1階に下りますと…何やら凄い行列となっています。
「なんだろか?まさか…期日前投票の列?」
そのまさかの行列でした!
建物をぐるりと囲むほどの列!列!列!
テレビで著名人が投票を呼びかけていた効果でしょうか?
皇室を揺るがす事態の収拾を、この選挙に賭けているのか…って賭博じゃないけど、国民として一種の賭けのようなもの。
況してや最高裁判所の裁判官を選ぶなんてチンプンカンプン!「✖」を付けるだけなんて、無責任過ぎるし…
で・亡き夫が言っていたことを思い出し、この10日の間、新聞の隅から隅まで丹念に読みました。
「いいかぃ?新聞に記載されている各・裁判官が過去に扱った事件で、どのような判決を下したかを良く読み込み、自分なりの正義感とこれからの法律への理想を込めて選べ」を実践!
どんな身分だろうと権力を押し付けて来たら、バーンと跳ね返し、何事に対しても忖度しないであろうと願いながら事前に裁判官の名前をメモを握りしめ、行列の最後尾に並び、チビた鉛筆で書いてきました。
投票所から出て来ますと、いましたっ!いましたよっ!出口調査!
それも夫が長い間、新聞記者としてお世話になった讀賣新聞社の出口調査です。
期日前投票からアンケートを集め、パーセンテージをまとめ上げれば、より確実で早い「当選確実」を発表できると言われています。
「出口調査って、そんなにアテになるもんなの?」
「なるさ!出口って所がミソなんだよ。入口調査っての、ないだろ?どの政党を支持しようが、どの候補を書こうが投票後だとね、みんなポロッとホントのことを言っちゃうんだよ。これは不思議なんだけど人間の心理を突いた、実に的を得たアンケートなんだ。素早く「当確」のテロップが出るのは出口調査のおかげなんだぜ。これは信憑性ありと各社やってるけどね、うちが一番熱心に調査してるよ。だからさ、どこの新聞社だろうと出口で見掛けたら協力してあげてくれよ」と申しておりました。
ですから、ひとりになっての投票帰り、声を掛けられると必ずアンケートに応じています。
それが讀賣新聞社だったら、嬉しくてなお張り切っちゃう!
東京15区…正直に記入しましょう。
女性に〇、年齢…ここは60代の一括りで良いんじゃないのかな?
支持する政党、岸田内閣を支持しますか?う~ん…
ホントにゴマ化そうと言う気持ちが失せています。
しっかりとした年代別の支持率が出てほしいと願っているからでしょうか?
アルバイトの腰にはアンケート用紙を入れる箱が巻いてあります。
大事な国民の声ですからね、落とさぬように持ち帰って下さいませ。
あぁ~肩の荷がひとつもふたつも下りた気がした1日でありました。
シャレたカフェで美味しいコーヒーでも飲んで帰りましょうか。