今朝、近くに住んでいるわたくしの幼馴染みから電話が来まして…

『今日、居る?今ね、美味しいモン買ったから、お昼ごはん食べないで待っててよ』

で…待ってるんですが、12時を過ぎても来ないっ!

あいつはいっつも口先だけの口先女なんだ!

仕方がない、なんか軽く食べちゃおうかなぁ~

   

それでもわたくし、辛抱強く12時40分まで待っていると…「ピンポ~ン音譜

「お待たせぇ~」

「何やってたのよ!お腹ペコペコよ!忘れて帰っちゃったのかと思ったよ」おとめ座

「帰りかけたことは認める…今、何時?」

「正面にある時計、見ればいいでしょ。で?美味しいモンって何よ」おとめ座

「あぁ~!2時間ギリギリじゃない!とにかく早く、早く食べて!」

なんでも、あの「丸亀うどん」がうどん弁当を売り出し、大ヒットしているんだとか。 

      

「秋刀魚の天ぷらのはいったのとか4種類あったかな?今日はね、天ぷら・3つのお弁当にしたの。もう2時間経っちゃうわ、急いで食べよ。遅くなったのはね、お正月のお節の予約をしに三越さんに寄って来たの」

「いつも外商に頼んでじゃないの?」おとめ座

「ずっと外出自粛してたでしょ。だからね、デパートに出掛けられるっていう、それだけで嬉しいのよ」

「三越で丸亀うどん弁当、取り扱ってんの」おとめ座

「売ってるわけないでしょ!それは飯田橋のサクラテラスの中のレストラン街で買ったの。ホラ、歯医者でニッパ(日本歯科大学付属病院))行ったから」

それから日本橋・三越へ寄って、あれでもない・これでもないと呑気にお節料理を選んでいて時間だけがあっという間に経っちゃった・だそうです。
お皿に天ぷらを移してみました。

海老と野菜、ちくわの磯辺揚げ…ホント3種類入ってます。

その他に卵焼きにキンピラゴボウに乾燥気味のネギにうどんと麺つゆがセットになっております。

「あのサ、うどん弁当なんだからね、どんぶりに移し替えたら意味ないんでないの」

いいえ!ここはプラスチック容器で頂くより、瀬戸物の丼で掻っ込んだ方が美味しいに決まってます。

「タイムリミットギリギリだったけど美味しいねぇ~」

そりゃぁ、天ぷらはレンチンしてオーブンで少しだけカリッと焼いて、うどんはサッと冷たい水でほぐしてから頂きましたから…ペロッとお腹に納まりました。

   

たまには…ほんのたまには、こういうお昼も楽しいなぁ~

「後片付け、悪いね」

ホント、こいつは皿1枚も洗わない!

「ねぇ、この間言ってた新刊書って、もう読み終わった?」
それが目的で、うどん弁当持って来たんだな?
「ハイ、これね。どっちも短編集だからサクサク読めちゃうよ。月曜日の方は連作になってるから飛ばしちゃうと意味がなさなくなるけど、あーたのオツムならどっかで繋がるでしょ?」おとめ座

「電車の連結みたいに言わないでよ!」

忘れないうちに単行本2冊、渡しておきましょう。

「リンゴの季節がやって来たんだぁって実感するのが、このタルトタタンだよね。洋菓子屋さんのショーケースに並ぶと、つい買っちゃうんだ。コーヒー淹れて食べよ」

「うどんの後にタルトタタン食べんの?」おとめ座

「…うどんは1回・忘れよう」

「あちしね、昨日で区民健康診断、ぜんぶ終わったよ。あとはね、胃がんと肺がんの結果待ち」おとめ座

「あとはインフルエンザの予防接種だね。来た?通知書」

「来た来た。すぐにクリニックに電話予約したんだけど、10月に打つよりもう少し先・インフルエンザが流行るすれすれまで待った方が良いって言われて、11月に入ってからの予約にした」おとめ座

  

新型コロナウイルス感染でも行政の方々は粛々と区民のために通知やワクチンの手配をしてくれています。

当たり前のことと言ってしまえば簡単ですが、今のわたくしにとっては大変ありがたいことと感謝の気持ちでいっぱいです。

いっぱいなはずなのに…

「自己負担金、2500円も掛かるんだよぉ~コロナワクチンもそのうち有料になるんだろうねぇ~」おとめ座

「これってサ、75歳以上はタダで受けられるってこと?」

「そう!早く75歳になりたいよねぇ~」おとめ座

「なりたくない!」

そんな抵抗をしたところで、わたくしはあと9年、幼馴染みは10年で75歳にイヤでも到達いたします。

まぁ~生きていればの話しでありますが…

新型コロナウイルス感染拡大によってインフルエンザに罹る患者は激減したのだそうです。

手洗い・うがい・マスクなどの感染対策が功を奏したとも聞いております。

新しい生活様式が定着し、オギャーと産まれてからずっとマスクしっ放しの時代になるのでしょうか?

これは余程の覚悟が要ると「喝」を入れ直さないといけません。

「じゃねぇ~」

あのお気楽な幼馴染みの背中に蹴りを入れたくなっちゃうよぉ~