台風一過はいつも晴天!

日差しは強いけれど、やっぱり9月の下旬ともなりますと吹く風は爽やかに感じます。

昨日は一日家にこもっていた子どもたちも元気よく外へ飛び出してきたのでしょう、あちこちの公園や広場から明るい声が響き渡っています。

ゆったりとした歩道でも後ろから自転車に追い抜かれる瞬間は怖いものがあります。

せっかく車道に自転車レーンのラインが塗られているのに、なかなか利用してもらえぬようで歩道とは言うものの相も変わらず自転車も人もごちゃ混ぜになっての行き来となっています。

子どもの歓声と共に自転車が脇をすり抜けて行った、その瞬間!

カタンと自転車から外れた緑色の物体が、わたくしの足元に転がって来ました。

「うわ!なんだコレ?ちょっとぉ~ボクたちぃ!落とし物だよぉ!」

キキッとブレーキが掛かる音がしてひとり・後ろを振り返る子がおりました。

腕を上げて人差し指で足元の緑を何度も指差しました。

戻って来るのも大変ですから拾って持って行ってあげたいのですが…このコロナ禍のことですから、親切のつもりが思わぬ感染につながってしまうとも限りません。

ここは…グッと堪えて自転車が大きくUターンして来るのを待ちましょう!

「コレって、ワンピースのトニートニー・チョッパー?」おとめ座

「うん、そう!」

「チョッパーってピンクじゃなかったっけ?」おとめ座

「えーとね、マンガの連載が始まって20年が経ったときに緑色のチョッパーが出来たんだって。ありがと」

「ハイ。小っちゃな子も歩いてるから気を付けてね」おとめ座

自分で拾って、自分で自転車のハンドルに装着して走り去って行きました。

信号の向こうで友だち数人が自転車に跨って両足を突いて、こちらの様子を見ながら待っているようです。

不思議な人獣型人形だなぁ~

これってトナカイなんだそうです。

然も!海賊麦わら一味の船医ってんだから驚きも半端じゃでありません。

設定されている年齢は15歳~17歳って聞いて、更にビックリです。

漫画・ワンピースを読んでいない・わたくし…この情報は、歌舞伎役者・市川猿之助の企画、演出、主演を兼ねた『歌舞伎版・ワンピースⅡ』を観に行ったとき買い求めたパンフレットに丁寧に記されており、凡その登場人物が頭に入りました。

アマビエのように、船医・トニートニー・チョッパーの人形をお守り代わりに着けるアイデア、良いかも知れません。

我が家に飾ってあるピンクのトニートニー・チョッパー。

バッグにぶら下げるには、ちょっと大きすぎるなぁ~

小さくなっていく子たちの背中へ…事故に遭わぬよう、起こさぬようにと願いながら見送ました。

 

さてと…お昼は何にしようかなぁ~

図書館からぐるりと町内1周して帰ったら、思いの他お腹がペコペコです。

常温で保存できる長方形のタイカレー!そろそろ新しいものと入れ替えた方が良さそうなので、レモンとパクチーを利かして頂きましょう。

鶏肉と合わせると美味しいカレースープなのですが…ここは敢えて魚介の帆立で仕上がてみたいと思います。

帆立をバターで軽くソテー。

もう鍋に移し替えるの、面倒だからフライパンにスープを開けちゃおう。

火があたる部分が多いフライパン、あっと言う間にブクブクと沸騰点に達しちゃった?

焦げちゃう焦げちゃう!

少し豆乳で薄めてみましょうか。

このタイカレーシリーズってどれもあとから喉が痛くなるほど辛いので、慌てて食べると咽ちゃうんです。

咽る力が残っていれば良いのですが、気管にこの汁の1滴でも送り込んだら最後!

66歳ともなると、その先で待っているのは「誤えん性肺炎」であります。

ここは慎重にスプーン運びをしなければなりません。

「おっ!けっこうしっかりと甘みも感じる。レモンの酸味との相性バツグン」

普段は苦手なパクチーも、このカレーシリーズではなくてはならぬ薬味となって効いています。

久しぶりの暑さにクタッとなっていた体が、おかげ様でシャキッとなったように感じます。

喝がピッと入ったオツムリ。秋の夜長は本を読みながら過ごすことと致しましょう。

 

『こころよく疲れて眠る夜長かな』

(こころよくつかれてねむるよながかな)

石橋秀野(いしばしひでの)