我が家は集合住宅の12階。

春の偏西風がひらりと桜の花びらを届けてくれました。

さて…どこで、どのように咲いていたものか。

雨の降る前に舞い上がって来てくれたと思えば、なお嬉しい。

   

ベランダにある・つくばいに棲むメダカ…我が家の無口なぺットでございます。

メダカはこの世に桜の存在など知る由もなかろうかと思います。

都会に咲く桜もまた同じように、メダカの存在すら知らぬはず。

ここらで初顔合わせも粋な計らいと…水面に花びら・1枚、浮かべてみましょうか。

 

『一ひらの花にあつまる目高哉』

(ひとひらのはなにあつまるめだかかな)

正岡子規