人生初の「映画の話をしながらリモート・ブレックファーストしよう!」を体験したイエスタディ!

長い付き合いの友人とは言え、ど・アップされた顔に圧倒…恐怖さえ抱きました。

まぁ、お互い様ってとこかな?

昨日は友人が観に行ったフランス映画『パリの調香師』の感想をお伝えしましたので、本日は『食後のコーヒーを飲みながらのリモート評論会』を致したく思います。

コーヒーと「おりーぶぐらっせ」を手にパソコンの前に戻りましょう!(3月15日は「オリーブの日」)

国産品のオリーブと言えば香川県小豆島…種を抜いたオリーブを希少糖のみをまぶしてあり無添加のグラッセ。

ぷっくりとした実にはオリーブオイルが多く含まれているのにも関わらず、あっさりとして後を引き、コーヒーとの相性バツグンです。

『それ、美味しいよねぇ~白ワインとの相性も良いわよ。ないの?白ワイン』

ないの?と訊かれても、時間が時間です!何しろ「ブレックファースト」なんですから、こんな悪魔のような誘いに乗るわけには参りません。

『朝っぱらから飲むわけないでしょっ!』おとめ座

『そうかぁ~』…って、ワイン・もう一押ししないのかぃ?勧められば、飲むよ!

  

『次はね、これ!「世界で一番しあわせな食堂」って言う邦題なんだけど、NHKのせかほし(世界はほしいモノにあふれてる)を頭に思い浮かべちゃったわよ。原題の「Master Cheng(マスター・チェン)」のままの方が良かったと思うけどねぇ。上映館が少なくて、仕方なく新宿ピカデリーに行って来た1本。イギリス・フィンランド・中国っていう製作国の取り合わせが珍しいなぁ~ってのとミカ・カウリスマキ監督の作品なのよ』

国連が発表する世界幸福感度ランキング1位…あのブータン王国を抜いて3年連続の獲得となったフィンランドの物語ですから、配給会社は邦題に「世界一と幸せ」を入れたかったのだと思います。

舞台となるのは北欧フィンランド・ラップランド地方の小さな村にある食堂、その食堂に恩人を探しにはるばる中国から息子を連れてやって来たチェン。

中国・上海で高級中国料理店のシェフだったチェンは妻を交通事故で亡くし、働く意欲を失い店を畳んでしまいます。

ポテトとソーセージしかない、この食堂で働くならば、恩人を探しても良いとの条件を出されたチェン。

得意の中国薬膳料理を常連客に出すと…医食同源効果があると大評判!でもぉ~観光ビザ失効の期限が迫ってるぅ!

中国料理と太極拳、白夜にサウナ。薬膳料理にトナカイ料理と食文化は違いますが、なぜかすべてが丸く収まってしまうそうで、願わくばもっと料理を出して欲しかったとか。

『映画館出たらサ、音立ててラーメン食べたくなっちゃた』…映画だったそうです。

  

新宿ピカデリーから歩いて5分のところにある「シネマート新宿」。

ここではアメリカ映画『ラスト・フル・メジャー』が公開されています。

ベトナム戦争で多くの兵士たちの命を救うために、その身を捧げた実在の空軍兵・ウィリアム・ピッツェンバーガーを称え、その功績に対し名誉勲章を授与して欲しいと30年もの間、両親や救助された兵士たちが国防省に訴えるも一向に実現しなかったのは…思いもしなかった事実が明らかにされて行く…

『もうね、ベテラン俳優たちがズラリよ。ウイリアム・ハートにエド・ハリス、サミュエル・L・ジャクソンでしょ。クリストファー・プラマ。登場するだけでスクリーンがグッと引き締まるって言うか…独特の緊張感を醸し出すよね。最後の演説・スピーチが泣けるのよぉ!じわ~っと感動が押し寄せて来て、涙と鼻水でグチュグチュ!』

一緒に行かないで良かった…と思いました。

『これが・この映画がよ!あのピーター・フォンダの遺作となっちゃったの。私、イージー・ライダーからファンだったからねぇ~感慨深いものがあるわ。で・トイレタイムね』

   

トイレタイムねぇ~相変わらず頻尿の友よ、慌てないで行っといで!

さて、その合間にわたくしが観た映画もご紹介致しましょう。

TOHOシネマズシャンテで掛かってる「ステージ・マザー」を観ようとゴジラの前で待ち合わせをしたのが三井不動産に勤めている友人とでした。

リモートしている友人同様・映画鑑賞が唯一の生きがいと言う、こちらとも長い付き合いです。

改めて東宝広場に置かれているゴジラ像を見上げてみますと…あれ?ゴジラの両手って小っちゃぁ~い!

「何、ぼーっと口開けてゴジラを見てんのよ!その顎関節症の口を閉じなさいよ」

「ねぇ、ゴジラの両手を見てよ。あれって空(くう)をつかんでる姿だよね?」おとめ座

「ゴジラが空をつかんでてどうすんの?負けちゃうじゃない!コロナウイルスと闘ってほしいわ」

  

『お待たせ。「ステージ・マザー」は主演のジャッキー・ウィーヴァーの熱演がなかったら埋没しちゃった作品だって言われてたみたい。アメリカ合衆国・テキサス州とサンフランシスコが舞台なのに製作がカナダってのも珍しいよね』

物語の主人公・メイベリンのひとり息子・リッキーが同性愛者であるとカミングアウトされてからというもの、何の話し合いもせぬまま疎遠となっていました。

そのリッキーが薬物で急逝したとの知らせが届き、夫の反対を押し切ってサンフランシスコでの葬儀に出席。

メイベリンは息子が経営していたゲイバーを相続する権利があると知ります。

教会のコーラスのリーダーを任されているメイベリンはゲイたちの悩みを聞き親身に世話を焼き、火の車であったゲイバーの再建に力を注ぐ展開となっています。

こちらも最後の場面、練習と稽古を重ねたショーを披露するゲイたちとメイベリンの熱く通う情愛に涙をこぼれました。

『あーたサ、ゲイバーって行ったことある?』

『ある!若かりしころに行った。新宿三丁目。確かね「ゲイバーツァー」って言ったかな?みんなで参加したんじゃなかったっけ?』おとめ座

『それは浅草の「花魁(おいらん)ショー」だわよ!私は会社の忘年会かなんかの流れでゲイバーに行ったのね、すっごい圧巻のショーで感激しちゃって、あれから同僚や母親も連れて行ったぐらいハマっちゃったの』

『トークが面白かった。下手だったけど歌も口パクじゃなくてサ、衣装も化粧も凝っててね。楽しくて大笑いして帰って来た思い出があるわ』おとめ座

映画で登場するゲイたちのしぐさがとってもキュート!ゲイバー特有のメイクも勉強?になりました。

今回は邦画が出ませんでしたが、役所広司の演技が話題になっている『すばらしき世界』、近いうちにご紹介したいと思っています。

『楽しかったねぇ~今度はみんなでリモート飲み会やろうよ!』

『いつものメンバーで?パジャマにスッピンで良い?』おとめ座

『なんでも良いけど、どっかの誰かにハッキングされて画像が公に出ちまったら恥掻くの、あーただよ!』

『公に?そんな奇特でヒマなヤツっているかね?』おとめ座

『いないようでいるんだよねぇ~また連絡するね。楽しかった。ありがとね』

『うん。こちらこそサンキュ!またね』おとめ座

映画で、もうお腹いっぱい!

花粉症で出掛けられないし…本でも読もうっと!

お付き合い、ありがとうございました。