クリスマスが近づいて来ると…何んとな~く…後ろめたいような気分になり、本棚からベッド・サイドテーブルに持ってくるのが、この本であります。

ドイツの大学教授夫妻の供著『鷗外の降誕祭・クリスマス』です。

2012年刊行で、すでに8年が経過しておりますが…まだ最後まで読み終わっておりません。

ページ数は458頁、長編小説と思えば家事の時間をやり繰りすれば3日も掛からず読めてしまいます。

森家が毎年欠かさず開いていたホームクリスマス、その背景には何があったのか?

近代日本とキリスト教文化を追求し、なぜ日本にクリスマスが定着したか?

森鷗外一家の歳時記・年代記が丁寧に紐解きながら解説した活字版ドキュメンタリーとなっているかと思います。

ところが…毎年・12月になると読み始めるのですが、数ページをこなしただけで、いつの間にかクリスマスは終わり、気が付けば本棚に戻っていると言う始末…5、600円もした1冊で、後ろめたいとどころか挫折感で打ちのめされるクリスマスでもあります。

まぁ~クリスマスを外したら、もう読む気がなくなってしまう期間限定本と言ったところでしょうか?

  

ヒューマントラスト有楽町で上映中のイギリス映画『ノッテイングヒルの洋菓子店』…原題は『LOVE SARAH(ラブ・サラ)』ですが、今回は邦題に軍配が挙がったかと思います。

2000年公開のイギリス&アメリカ映画で大ヒットしたヒュー・グラント、ジュリア・ロバーツ主演の『ノッテイングヒルの恋人たち』で観たロンドン・ノッテイングヒルの美しい街並みが、特にフリーマーケット・蚤の市が立つPorobello・Road(ポットベロード・ロード)の風景は、今も目に鮮やかに蘇って参ります。

『ノッテイングヒルの洋菓子店』では、イギリスで最も成功した女優と称されているベテラン女優セリア・イムリーが主役を演じているのも魅力です。

パティシエのサラと親友・イザベラは長年の夢だった自分たちの店・洋菓子店をオープンすることでした。

ところがサラが事故で急死。夢を諦めきれないイザベラはサラの娘・クラリッサと共にサラの母親に支援を頼みに行きます。

娘と絶縁状態であった母親は・ミミは孫と親友の願いを叶え、手を貸すのでしょうか?

ここで貸さないと物語は進みません!ミミは支援もし手も貸すし、知恵も貸しながら洋菓子店をオープンさせます。

  

映画で登場する世界各国のお菓子はロンドンNO1.シェフ率いる有名店デリ「オットレギ」が全面協力とのこと…日本の抹茶ミルクレープに奮闘する場面もあって、もうケーキが食べたくて口をモグモグ!

甘い物に目がない方は必見です。

脳の栄養になるのは糖分しかないと教わりました…ちょっと溶けかかっているわたくしの脳に最適の栄養補給と言ったら、ケーキ!

生クリームたっぷりのケーキはさすがにコレステロール値が上がりそうなので、オーボンヴュータンの焼き菓子に致しましょう。

どれもこれも、ひと口でパクリ!

何んだか試食を詰め合わせのようで、つい爪楊枝で刺してしまいそう。

  

しっかりと時間を掛けて紅茶を淹れ、先ずは赤いチェリーがのっているサバラン風味を頂きましょう。

小さいですけど、今日は4個でグッと我慢です。

クリスマスケーキではないけれど、小っちゃくとも美味しさでは負けてはいません。

  

さてと…やっぱりクリスマスと聞くと鶏が食べたくなります。

今年は趣向を変えてカオマンガイ…東南アジア・タイの料理となるのでしょうか?

今夜は無印良品の手作りキット「カオマンガイ」を使い、十五穀ごはんで挑戦してみようと思います。

炊飯器ひとつで出来ちゃうらしいです。

上手く炊けるかな?

明日のお楽しみ!