10月最後の日曜となった27日…幼馴染みのひとり息子・あきらくんからラインが届きました。

東京造形大学・院生に進んだあきらくんは、学生とは言いましてもすでに23歳。

今どきの若者が64歳のおばちゃんに連絡を寄こすなんて、いったい何があったんだ?

「また本を貸してくれってのラインかな?あっ!さては、あいつめ…金か酒でしくじったか?それとも変な女に引っ掛かり、あちしの遺族年金をアテにして連絡したものか…そんな手にのってたまるか!」

騙されてなるものかとラインを開いたら…

『今、池袋・パルコミュージアムでやってる「はるきる展」。すげぇお薦め!ラインで写メ送る』

あきらくんはグラフィックデザイン科学科を専攻の美大生で、よく仲間と一緒にあちこちの展示会に足を運んでいる様子で、面白いと感じた美術展や展示会などをチョイスして、こうして連絡を入れてくれます。

写メを見たら…ホント、すごい!これは行かなくちゃ!

池袋駅に乗り入れている電車って多い!レール同士が混がらってしまわぬのかなどとバカなことを考えてしまいます。

どうせ行くのなら朝いち番!何年ぶりかの池袋へ東京メトロを乗り継ぎ、パルコ・ミュージアムを目指しました。

途中、駅校内の壁のあちこちに「ふくろう」をモチーフにした銅版が掛かっていまして、なんで?と首を捻っていたら…『池袋の守り神・ふくろう』とのことらしい。

なるほど…「池袋」から、袋だけ切り離し濁音を取って「ふくろう」か。

「うんうん!なるほどね」

  

パルコ・ミュージアムの開館と同時に入場!

あきらくんが送ってくれた写メにあった、大きなポスターが貼ってある入り口が迎えてくれました。

大人・800円!小銭が重いので100円玉・8枚で支払いました。

    

なんだかお菓子の家に来たようでワクワクしてきました。

「空き箱職人・はるきる」さん?…神戸芸術大学アート・クラフト学科に通う現役の美大生とのことです。

最初の最初、手にした「明治ザ・チョコレート」の空き箱でロボットを作ったそう…その作品をTwitterで発信したところ、そのクオリティーの高さが話題となって、次々と新しい作品を発信!ファロー数30万人を超える人気を集めていると聞きました。

   

お菓子のパッケージを見てアイデアが浮かぶのでありましょうが、このチョコボールの空き箱を余すところなく活かし、尚且つそれ以上に表情が豊かになっている神業に脱帽です。

   

ポテトチップスの円筒形の空き箱から、スタイリッシュなイケメン?を作っちゃうなんて、ちょっと想像力・あり過ぎ!…ポテトチップスの味の違いを色で表していて、なんとなく・そのパッケージに合った人物は、まさにその色に合ったスタイルが演出されているのでは・と思いました。

    

オトボケの顔もダンディに見えるから不思議です。

印刷された外側の紙と薄い段ボールを丁寧に剥がし、型紙をあて切り抜き、それをセロテープで貼り付けながら成型して過程が動画で見ることが出来ますので、みなさまもご覧くださいませ。

出るのは…ため息と感嘆の声のみ、作品の仕上がり時には、わたくし思わず拍手をしてしまったほどです!

   

わたくしの下手な解説は止めにしまして、素晴らしい作品をどうぞ!

    

 

    

 

    

 

 

     

 

    

 

     

30点以上の作品が遮るものもなく真近かで見られ、すべての作品が写真撮影オッケーとなっています。

風になびく黒髪、今にも音が聞こえそうな馬の蹄(ひづめ)、威風堂々とした獅子の姿、影まで美しい建物。フリルのスカートが可愛いペコちゃん、少女に成長した?

見応え充分でありました。

「行って来たよ」とのメールをあきらくんに送ったら…電話が掛かって来ました!

『すごかっただろ?あれってサ、開き箱を見てパッと完成品が見えちゃうんだと思うんだよね。俺にもあんな才能があったらなぁ~って思うよ。作ってて楽しくてしょうがないだろうなぁって羨ましくもあるなぁ。仕事となると大変だけどもサ、好きな道を行けるって幸せだもんね』

「うん、見てる・こっちも幸せな気持ちになるね。良い展示会、教えてくれて、ありがとね!」おとめ座

あきらくんだって、才能・てんこ盛りの若者かと思います。

同じ美大生として大いに刺激を受けたようです。

11月11日まで、池袋・パルコ8階のパルコ・ミュージアムで開催されています。

今日、載せられなかった作品、明日もお届けしたいと思っております。

同じ8階フロアで期限限定で開催されていたのが、コレ!

大ヒットとなったテレビドラマ「きのう何 食べた?」の中で紹介された食事をレシピ通りに再現して食べさせてくれる「ごはん処」です。

わたくし…10時・開館と同時に入って、見終わって出て来たのが11時ちょっと過ぎ…軽く食べて行こうかなぁ~と思い、入り口を入ろうとしたら、店員さんに「済みません、階段下に並んでお待ちください」と手で示された方向を見ました。

「うわっ!」

ズラッと並んでいる列を見て、これは1時間待ちどころの騒ぎじゃないと、わたくし諦めました。

その代わり、シロさんがお土産に作ったと言う設定の「バナナケーキ」が売られておりまして、こちらは並ばずともすぐに買えると聞き、購入して参りました。

それも明日、ご紹介したいと思っております。

どうぞ、お楽しみに!