知ってはいたんですけどねぇ、本当に困っているんですわぁ~

江東区に点在する12の図書館全部が臨時休館となっていて、ちょっとした調べ物が出来ません。

こんなに長く休館するのは初めてのことかと思いますが、蔵書点検はもちろんのこと、自動貸出し機・返却機の導入やら…何か大掛かりな工事が入っているようです。

新しい機械での貸出し・返却が楽しみです。

でもなぁ~多めに借りていた本…すべて読んじゃって、活字は新聞紙と百科辞典か図鑑のみ…あと2日、じっと待つしかありません。

  

図書館の入り口に置いてある立て看板の「お休みです。」の「す」の横で頭を下げているのは江東区の観光キャラクター・コトミちゃん?

あまりに小っちゃくて判んな~い!

水辺の街・江東区ならではの水鳥・コトミちゃんは区内のイベント会場には必ず来ていて、鳥のくせに忙しいらしく、スケジュール帳はけっこう埋まっていると聞いています。

先日も松尾芭蕉が「奥の細道」へと旅立った出発点がここ・江東区と言うことで、記念式典に出席…一句詠んでいました。

『古池やコトミ飛び込む暑いから』…どっかで聞いたことがあるような?元の句がなんであったのか思い出せぬほどの迷句かと…汗

  

さて…夕方遅くではありますが、東京メトロ・銀座線「三越前駅」から三井タワーエントランス広場は時間が判らぬ空間となっております。

もうすぐ退社時間になる友人と待ち合せてコレド室町2で映画を観る予定なんですが…駅の階段を上がって来たら『めぐるのれん展』が開催されていました!

日本橋・室町にある老舗が店に揚げている「のれん」、この展示用にデザインされた企業の「のれん」など全長160メートルにわたり32社の「のれん」が掲げられているのだそうです。

  

これは三井不動産の「のれん」です…この会社に勤めている友人と待ち合わせています。

このデザイン…不動産の何がどうなって・こうなったのか…あとで友人に訊いてみます。

   

この辺りは三井不動産が「日本橋再生計画」を手掛けましたので、このほかにも三井グループ社の「のれん」が展示されていまして、こちらは三井信託銀行…昔で言うところの両替屋さんが元となっているかと思います。大事な財産を信用が出来るところに託すのですから、その責任は重いものがあります。

悪徳代官にお菓子の下に黄金色に輝く小判型を忍ばせて渡す大店の悪い旦那は、ここ室町にはいないと思いますが…この時代にも横行しているとは驚きのニュースでした!

これって案外流行るかも!

「小判入り饅頭」とか銘打って三越で売り出したりなんかしちゃったりして!

「お歳暮にいかがでしょう?」なぁ~んちゃって!

こうなると…贈るより頂く方が良いですねぇ~

こちらも三井…判じ絵となっている三井ガーデンホテルズの「のれん」でございます。

のれんの端っこに梨の絵が描かれているの、お判りになりますか?

のれんの表に梨で…「お・も・て・なし」、ホテルならではのアイデァです。

  

老舗中の老舗・鰹節を扱う「にんべん」の「のれん」は少し離れて見るといいようで、真ん中に鰹節が見えたらご喝采!

この「のれん」は2枚仕立てになっております。

鰹節を削る前と削ったあとをイメージしたデザインで、ピンクの布は削り花に見立てているとか…地下鉄の空調から風が吹くとふわりと浮いて何やら鰹のだし汁の美味しそうな匂いが立ってきそうです。

コレド室町に入っているお店には白の麻布から衣替えした濃紺の「のれん」が掲げてありました。

公募作品もあるということで展示されている前でインタビューを受けているデザイナーの方がいらっしゃいました。

待ち合わせの時間、大丈夫かな?

まだまだ大丈夫!

「精神の散歩道」を目指すタロー書房さんの「のれん」です。

コレド室町のビルに店を移して営業しています。

「タロー書房」の看板に描かれている「タロー」の文字はあの・岡本太郎さんが書いて有名になりました。

「タ」の上に太陽の塔に描かれた顔が付いていますので、ぜひ機会があったらご覧になって下さいまし。

「のれん」の題は『木もれ日』だそうです。

この書店のブックカバーをしていると、ちょっと誇らしい気持ちになったものです。

〇に梅…これはもう何も言わなくとも「山本海苔店」さんだとお判りになる「のれん」でございます。

貫禄が違います!

すぐに山本陽子さんの着物姿が目に浮かびますから、わたくしも昭和の人間だとつくづく感じる…感慨深い「のれん」です。

  

あの「千疋屋」さんもバシッと決めて参ったようです!

もう果物と言えば「千疋屋」、「千疋屋」と言えば果物…それもお高い果物!庶民の口には一生・巡って来ない果物屋さん!

何せ「のれん」の真ん中に描かれているのは「収穫の女神・デーメーテール」をモチーフにしてありますから大変なものです。

桐の箱に納められたマスクメロン、高級マスカットなどをきっちりと包む包装紙も、この色・デザインであったと記憶しております。

わたくし…この先、室町本店・千疋屋さんの「のれん」を潜る(くぐる)日はないと思われますので、恥を承知で2度3度この場をお借りして、潜らせて頂きました。

  

東京メトロ・銀座線の駅名にもなっております、創業1673年「三越」さんの登場です。

人間国宝・友禅作家・森口邦彦氏のデザインで、すでに紙袋に採用されて、すっかり三越の顔となっているかと思います。

「友禅白地位相割付紋(ゆうぜんしろじいそうわりつけもん)」で、たわわに実るりんごをイメージして作られたそうです。

展示されている「のれん」より大きい「のれん」が地下鉄口の日本橋・三越さんに掲げられ、なにやらスッと引き込まれてしまいました。

  

入った階はすぐにデパ地下になっておりますから、夕飯用の買い物をしているお客様でいっぱい!

消費税が気になりますが食料品は8パーセントのままですから、たわわに実っていたであろうリンゴを、つい買い求めてしまいました!

待ち合わせギリギリでTOHOシネマズへ…

「これから映画を観るってぇのに、なんで?なんでリンゴなんか買ってるのよ?リンゴ抱えて映画観るの?何、考えてんのよ」

「いやぁ~いつ買ったのかなぁ…記憶にございません!」おとめ座

で・これから観る映画…中井貴一主演『記憶にございません!』

映画のご紹介は明日にさせて頂きとうございます。