今日もお休み…のんびり・ゆったりと過ごすことが出来ました。

本日・15日は東京の盂蘭盆会(うらぼんえ)、お中日にあたりますとともに『海の日』だそうで、旗日・祝日・3連休の最終日であります。

東京のビルに囲まれた暮らしを送っていると、いつの間にやら「海や山」は遠い存在となって参ります。

ニュースで「海開き・山開き」の映像を見て大きな季節の移り変わりを知ることとなり、今年のようにいつまでもグズグズとした空模様では夏の訪れが今一歩ピンと来ぬ日常となっておりました。

さて…せめて、テーブルの上には夏らしい朝食に致しましょう。

昨日・作り置きした「パプリカとマッシュルームのマリネ」を頂くことに…酸味を利かしたおかげで、パンチのあるひと皿になりました。

これで青空が広がっていれば爽やかさも倍増したのになぁ~

  

夕方おそく…海にも山にも行かぬインドア派の友人たちと靖国神社に参拝。

毎年この時期に開催されている「みたままつり」を観ようと九段下・大鳥居の下で待ち合わせをしました。

このインドア派の友人たち、意外や意外…時間にはめっぽう正確でして、午後5時30分・全員の顔がどこからともなく揃いましてございます。

「私たちの唯一の取り柄ってサ、時間に遅れないことだよね」

「社会人として当たり前だわな」

「管理職になって時間に遅れたら、それだけでパァーだからね!」

「あのサァ~鳥居の下で詰まらん自慢してるより、先ずは歩こうよ!」おとめ座

「そうだよ!人生・先に進もう」

  

子ども神輿の神幸祭もあって参道はお祭りのように賑やかです。

「だってお祭りでしょ?」

仙台で見るようなデッカイ七夕飾りも迎えてくれました。

靖国神社の参道に祀られている「英霊への感謝と平和な世界への願い」を込めて揚げられる提灯・献灯は、大・小合わせて約3万個にも及ぶんだそうです。

「大型提灯が1灯・1万2千円、小型が3千円だって!」

どちらかを献灯するか決めますと、会社名、店名、個人名を記入して揚げてくれるとのことです。

日が暮れますと提灯に灯が灯り、ちょっと不思議な空間になるそうです。

2015年の「みたままつり」から境内での屋台、露店の出店が中止になっていました。

アルコールも販売しておりますから、酔った若者が騒ぎ、ゴミをまき散らす、ケンカを始めるわ、提灯を壊すわの大騒ぎを起こし、これではいけないと全面的に中止となったと聞きました。

「みたままつり」への参拝客は減ったそうですが、英霊への鎮魂を思えば、静かな「みたままつり」こそ本来の姿かとも思います。

 

ところが…今年・令和元年、靖国神社・創立150周年にあたり、境内の整備も整ったということと、天皇陛下・皇后陛下御即位を迎え、お祝いムードでありましょうか、屋台・露店が復活致しました。

その情報を受けてか、この3連休は浴衣姿の若い人たちが大勢押しかけて、大そうな賑わいとなったそうで、今日も多くのカップルが大鳥居を潜っている様子が見られました。

いろいろな出店の中で、行列の長さで群を抜いていたのが「イカ焼き」です。

しょう油が焦げる良い匂いに日本人は弱いんだということが改めて分かった行列となりました。

「あぁ!この香ばしい匂い!たまんない。並ぶ根性を見せてくれる人、いないの?」

「あちしは匂いだけで、ご飯食べられるからね、買わなくとも大丈夫!」おとめ座

お好み焼きは桜エビが入っていて、甲殻アレルギー持ちは素通り…汗

パステルカラーの「チョコバナナ」…この歳になると食べ物がピンクだのスカイブルーに染まっていると、もうそれだけで生理的に受け付けません。

  

境内にある「車止め」のステレンス棒でありますが、東京での桜・開花宣言の標本木が植えられている・ここ靖国神社…こんなところにも桜を活かして、さすが靖国神社であります桜

  

お神輿の奉納がございますので、本宮前は人払いをして迎えの時間を待っております。

献灯に灯りが灯りました。

だいぶと長くなってしまいましたが…これからは著名人のぼんぼりをお送り致しますので、もう少しのご辛抱を!

  

作家の百田尚樹氏、自身の小説から抜粋した言葉となっております。

わたくしたち・順繰りに読みまして、みな・それぞれに「先の大戦」に送られた父親を祖父を思い、素直に感謝の気持ちが湧いて参りました。

お隣は俳優の伊東四朗氏のぼんぼりで、これもまた今の日本の平和に心を寄せているのだろうと思います。

  

あの顔のデカい怪優・香川照之のお母さま・浜木綿子さん。元・宝塚歌劇団・娘役トップスターであった女優さんであります。

漫画家のちばてつや氏もまた、この日本の平和に感謝の気持ちを書いております。

ぼんぼりに描かれているのは「紫電改のタカ(しでんかいのタカ)」の主人公・滝城太郎であると推察いたします!

  

黒鉄ヒロシ氏は西郷隆盛を靖国神社へ入って頂きたく思いを描いております。

「これは難しいけどもサ、幕末の日本を思えば迎えてあげたいよねぇ」

わたくしが歴史の授業で一番苦手としていた幕末時代…逆に得意とする友人の言葉です。

そのお隣…銀河鉄道の松本零士氏。

創立150周年を祝って、銀河超特急999号への旅に誘う美女・メーテル?が駆け付けてくれたようです。

  

落語家・春風亭昇太師匠のぼんぼりは司会を務める「笑点」の座布団が描かれていました。

師匠、ご結婚おめでとうございます。

友人一同・一列に並びましてはお祝いの拍手を致しました!

笑点の一番手・三遊亭小遊三師匠は、さすがに靖国神社のぼんぼりでございますから、下ネタと言うワケにもいかなかったのでしょう、謙虚な気持ち…本心かは判り兼ねますが…「噺家は笑い上戸に助けられ~」の言葉と高座に上がっている自身?を描いております。

 

お土産屋さんでの売り上げナンバー1のクッキーがコレ!

『やすくにの祈り・靖国神社参拝記念・ミルククッキー』…手には取ったんですが、そのあまりにも立派過ぎるネーミングに押されてしまい、そぉっと元の場所に置きました。

「おねえさぁん、これの試食ってないんですか?」

なんでも試食・試飲を問う友人…ここは靖国神社だよ、試食を求めるなっての!

「ありません」

けれども10箱、15箱とまとめて買い求めて行く参拝客がおられまして、わたくし感慨深く島倉千代子の「東京だよ、おっかさん」の2番の歌詞を思い出しましてしまいました。

戦死した兄に会いに母親とお参りに来た様子を綴った歌詞は、やはり涙がぽろり汗

遠い故郷からやっと訪ね、お参りが叶った靖国神社…やはり心鎮まるお土産をと思う気持ち、解るような気が致します。

まだまだ多くの各界の方々のぼんぼりが飾ってありますが…もうだいぶと夜も更けて参りましたのでこの辺りでお開きと参りましょうか?

お付き合い頂いてありがとうございました。

「おやすみなさいませ」

はっ?みたままつりの帰り、真っつぐ帰ったのかって?

飲んべえがこれだけ揃って、どこにも寄らずに帰るはずがございません。

チョィと一杯だけ…のつもりが、えへへ!では、もう一度「おやすみなさい」