この青い実が熟すと淡い黄色の「枇杷・ビワ」となります。

枇杷の名産地である千葉・房州、長崎・茂木の枇杷ともなると、薄紙に包まれ桐の箱に12個ほどで10、000円ほど…千疋屋さんの店頭に並べられると、ひと玉・800円ほどの値が付くと言う枇杷でございます。

「先輩、そんな物欲しそうな顔をして怪しいっすよ。ビワの実・狙ってんの見え見えじゃないすか。監視カメラつけられちゃったら、枇杷の枝が可哀そうじゃないですか」

「…いやサ、あちしは食べたくて狙ってんじゃないのよ!これを高値で以って農大びわとして売りつけようと企んでるわけ」おとめ座

「そっちの方が質(たち)が悪いっすよ!」

農大・世田谷キャンパスの隅っこで、実を結んだビワよ、頑張れぃ!

「何をどう頑張るのか、ビワが迷っちゃってるよぉ~」

   

詰まらない負け方で連敗をしている我らが東京読売巨人軍…やっぱり「勝つ丼」で応援しなきゃ勝てんのかと、学食で「ミニかつ重」を掻き込んではみたものの、やっぱりケチってミニじゃぁ勝てないよねぇなどと咀嚼(そしゃく)してましたら、学食・すずしろの柱にポスターが貼ってありました。

巨人の連勝が続いておりましたので、しばらく学食から遠ざかっている間に貼られたものと思います。

映画のタイトルに度肝を抜かれ、しばし勝つ丼を呑み込むのを忘れ、茫然…『女を修理する男』って…!

2015年・ベルギー、コンゴ、アメリカの合作のドキュメンタリーです。

コンゴ内紛の混乱の中、性別・年齢関係なく性暴力の被害に遭っている人たち、特に女性被害者・4万人以上の患者たちの治療にあたっているコンゴ人婦人科医・デ二・ムクウェゲ医師の姿を追い、重い現実を映像として伝えています。

デニ医師は2018年・ノーベル平和賞を受賞しております。

東京大学、東京外語大学ではすでに上映されていますが、農大生を含め若い大学生が観て何を思ったのか…話し合うサークルが行われていると聞いて、良かったと思いました。

然し…女性の体に対して「修理する」とは…もう、ここで性差別されている気がします…せめて原題・そのままに伝えて欲しかったと残念です。

『THE MAN WHO MENDS WOMEN(ザ・マン・フー・メンデス・ウーマン)』として!

今朝の朝刊に京マチ子さんの訃報が大きく載っていました。

(く)しくも葬儀が行われた14日にフランスでは「カンヌ映画祭」が開幕したとのニュースも入って参りました。

1953年・「地獄門」でカンヌ国際映画祭グランプリを受賞した今日マチ子さんであります。

この他にも「羅生門」、「雨月物語」でヴネチア国際映画祭金獅子賞を先に手にしており、まさに「グランプリ女優」としての名に相応しい活躍をなさいました。

今年・2月から3月に掛けて、角川シネマ有楽町に於いてデビュー70周年を記念しての「京マチ子映画祭」の企画があり、「赤線地帯、いとはん物語、浮草、藤十郎の恋、黒蜥蜴(くろとかげ)、痴人の愛、ぼんち」など32作品が上映されました。

わたくしが観たのは「源氏物語、細雪」の2作品に過ぎず、なんと勿体ないことをしたと今さながら後悔先に立たせての思いであります。

京マチ子さんの演技はもちろんのこと、あたくしは・ちょっとハスキーな、あの独特のお声が好きでした。

心に残る映像を残して頂き、本当にありがとうございました。

こちらは…先日、友人と映画を観に行った先で置いてあった「貞子」の宣伝チラシ…いつもなら1枚・持って帰るところなんですが、なんだかひとり暮らしには不気味で、夜中にテレビの音にビクビクするのもバカバカしいし、井戸からヌーッと現れてもビビっちゃう…我が家はマンションの12階、その心配だけはありませんが、何んと言ってもポスターの女の子の顔が全然怖がっている様子じゃないので写真だけ撮りました。

それを見た友人が…

「ちょ、ちょっと何・撮ってんのよ!それってヤバいでしょ!」

「ヤバいって、こんなホラー映画、あちし観ないモン」おとめ座

「違うって!そこに『撮ったら死ぬ』って書いてあんでしょ!あーた、死んじゃうよ」

えーっおとめ座

ホントに書いてあるぅ~汗

「それ!お金を盗るの盗るじゃないわよ!入れ歯を取るの取るでもないし、キノコを採るでもなし、栄養を摂るでもない!写真を撮るの撮るだよぉ~どうすんのよ、撮っちゃって!」

「どうすんのって言ってもサ…入れ歯は取るじゃなくて、外すだろうが!あーたは説明が回りくどいわ!」おとめ座

「すぐに削除しときなって!そのカメラから貞子が飛び出してくるよ、こう髪の毛を前に垂らして…怖~い!」

思わずカメラを放り投げそうになりました。

でも…これを撮ってから10日は経ってますし、その間・鎌倉に出掛けてスッポンまで食べて元気でおりま…いやいやっいや!両足が攣ったじゃないかっ!

あれは貞子の祟りだったんだ!

今、解き明かされた「こむら返りの謎」でございます。

あれは死ぬかと思うほどの激痛でしたからねぇ~よくぞ死なずにいたものです。

今からでも両脚にお清めの塩を振りかけてみようかしらん?