午前中の講義を済ませ、都営新宿線・住吉駅に着いたのが午後2時55分!

チケットを確認しつつ歩く…開場は15:00で、開演は15:30!歩く…とにかく歩く!

だんだん早足になり、終いには小走り!

  

今日は、ぐるっと東京を回って地元・江東区に戻って来ております。

チケットは買い求めたものの、ギリギリまで開催されるのか・確信が持てなかった『ドリームスリーコンサート』…開催されたとしても本当に本人が出演するのか不安だったコンサートで、夕べ卓也さんのブログを開き「明日はティラこうとうへ」と書いてあるのを見て、ようやく安心を致し、こうしてスタコラサッサと駆け付けているわけであります!

  

左手にこんもりと緑が見えて来ました…「猿江恩賜公園」の文字を見てホッとひと息!

後ろを振り返れば、本日の会場『ティアこうとう』があるはずです。

ありましたっ!

信号待ちの遠目で見ると…人の姿が異常に、少なくない?

あの中澤卓也さんをはじめ、パク・ジュニョンさん、川上大輔さんの3人の競演だと言うのに…?時計を見ると、すでに午後3時を過ぎ「開場」が始まっている時間であります。

気ばかりが逸るときに限って信号はなかなか青に変わらない!

  

歩行者用信号が青に変わった、その瞬間・ダッシュ!

64歳にしてはキレの良いスタートだったと思います。

3人のポスターが青空に映えています。 

  

ポスターを眺めている・わたくしの横をこれまたダッシュで通り過ぎるご婦人がおりまして、わたくしものんびりとしている場合ではないと気づかされまして、その後を追いました。

「あれ?」

ホールの入り口ではなく、反対側にある小屋のようなところに数人並んでいる様子です。

「当日券売り場・招待券の引き換え」の場所のようで、小屋などと申しまして失礼致しました!

ダッシュしたご婦人の手には…ハガキが!もしかしたら…10組・20名様ご招待券が当たった人?

「すみません!そのハガキ、見せて頂いても良いですか?」おとめ座

「これ?良いですけど、もう3時半に始まっちゃうでしょ?早く席を決めないと、ここ・閉まっちゃうんじゃないかしら?」

「まだ4人並んでますから…お願いします」おとめ座

これ…わたくしも広報誌を見て応募したんです。でも、外れちゃって自腹でS席・6、500円のチケットを仕方なく買ったのにぃ~「あ~!これに当たっていさえすれば…」と悔しい思いでシャッターを押しました!

「あなた、当日券買うの?だったら・これね、2名まで入れるのよ。私ひとりだから1枚、あげるわよ」

「はっ?…えっー欲しい!欲しいんですけど、わたし・S席のチケット持ってるんです!」おとめ座

「あ・ら!残念。でもね、これってB席・2階だから、握手は出来ないかもね」

「…いやいや、これに1、000円か2、000円足すとS席・1階に変更できるんですよ。そしたら観客席に下りて来た…失礼ですけど、どなたのファンですか?」おとめ座

差し出された座席表を見ながら…

「たくちゃんと大ちゃん」

「たくちゃんとだいちゃん?中澤卓也さん?私もですぅ~で・1階だと観客席に下りて来た卓也くんと握手できますよ」おとめ座

「B席は2階だものね?2階までは来てくれないか!よし、2、000円足して1階・S席にする。それでも4、500円、儲けちゃったものね」

   

ところがですよ、引き換えたチケットを見せてもらいながら会場に入りましたら、自腹で買ったわたくしよりも前の席で、それも端っこじゃない上等の席なんです!

「これ、電池が切れてないかしら?あっ!点く点く。良かった」

「大ちゃんのはないんですか?」おとめ座

「うん、たくちゃんのほうが歌、上手だから拍子が取りやすいの。あっ、この列だわ。いろいろとご親切にありがとう!お互い楽しみましょうね」

なんだかなぁ~腑に落ちないなぁ~

自分で買った席を捨てて、あのご婦人の席と交換してもらおうかなぁ~などと席に着いたとたん、ブザーが鳴り、トイレに行く暇もありませんで、少々の不安を抱えながら開演となりました。

オープニングは3人での「上を向いて歩こう」で始まりました!

ここからは中澤卓也さんが歌った曲をご紹介しつつ、盛り上がった会場を想像して頂ければと思います。

デビュー曲「青いダイヤモンド」を濃紺のジャケットに黒いパンツで、あの美川憲一さんに頂いたと言う三日月形のダイヤモンド・ブローチをしっかりと左胸に付けていました。

「みなさん!青いダイヤモンドです。珊瑚礁ではありませんから…間違わないように」との中澤さんからの伝言であります!

「タクヤァ~」の掛け声が入る曲で、掛ける合図で客席に向かってライトがパカッと光りまして、眩しいのなんのって、思わず「ヒッ!」と手の平で目を保護…「タクヤッ!」のタイミングを逃し、2番目も「来るか!」と目をつぶってしまいまして、あれはちょっとなぁ~警察署での取調室を思い出しちゃうなぁ~って、そんな経験はありません!

次は大橋純子さんの持ち歌で大ヒットした『シルエットロマンス』でした。

ボイストレーニングをしっかりとしているのでしょう、今まで以上の声量で見事に歌い上げ、歌詞の中に「茜色のシルエット…」が入っていて、新曲である『茜色の恋』を重ねての選曲かなぁ~などと思いつつ聞きましてございます。

川上大輔さんがステージで布施明さんの「君はバラよりも美しい」を歌い始めると、中澤卓也さん、後方のドアからパクさんと共に登場し、握手会が始まりました!

この時は中澤さんはわたくしの席の反対側を回り、こちらにはパクさんが握手攻めに合っています。

通り過ぎたとき、高そうな香水の匂いが致しました。

2番手・中澤さんがステージに上がり、いしだあゆみさんの「ブルーライトヨコハマ」も軽いタッチでノリノリ…今度は大ちゃんとパクさんが客席へ。

最期はパクさんが「雨の御堂筋」を歌っている間、再び中澤卓也さんが客席へと下りて来まして、今度はこっちへと階段を上って来るじゃないですか!

みなさん手を伸ばして握手をしようと人の頭の上に腕を乗っけて来ます…中澤さんも腕を伸ばし、伸ばしたら手を掴まれ、腕を引っ張られ、上半身まで持って行かれ…あぁ~首を竦めている・わたくしの目の前、本当に目の前に中澤さんの下半身そのものがありまして…手よりも感触が良いんじゃないかなぁとか思ったりなんかしちゃったりして…それなりに楽しませて頂きました!

肝心の握手は叶いませんでしたけど…汗

第1部の最期は3人で黒い帽子を被って沢田研二さんの「勝手にしやがれ」を振りを付けての熱唱でした。

さて…15分間の休憩を挟みまして、第2部へと突入!

1周忌を終えたばかりの西城秀樹さんの「情熱の嵐」を尊敬の意を込めて丁寧に、けれども情熱的に歌い「ヒデキッ!」のコールを「タクヤッ!」に変えて、わたくしたちも応えて一緒に歌いました。

  

『茜色の恋』のカップリングの1曲である「東京タワー」を披露してくれまして、わたくしは生で聞くのは初めてです。

幼馴染み・さわちゃんも、この「東京タワー」の方が気に入ったようで「歌詞が良いわ!こっちの方がじわじわとヒットするんじゃないの?」と評してくれました。

なるほど…言われたことを頭に入れて聞いてみますと、きちんと歌い込んで自分の歌にしているのが分かりますし、その情景が浮かんでくるようで、今回の聞いた中で、わたくしの最もお気に入りの1曲となりました。

「ハンカチ・バラード」と言うコーナーがあり、涙なしでは聞けない、ハンカチなくしては聞けない曲を3人がそれぞれ歌うそうで、中澤卓也さんは、森山直太朗さんの「さくら」を聞かせてくれました。

ポケットから取り出したハンカチを客席に投げてプレゼント!

卓也さんは鼻をかんでたかなぁ~?

ナイスキャッチされた方、大丈夫だった?

アンコールにも応えてくれて下りた幕が再び上がりました。その前に席を立たれた方たち…慌てて戻って来る人あり、通路で聞く人ありでした。

西城秀樹さんの「ヤングマン」を客席総立ちで、あの「YMCA」のサインを作りながら歌い全員で熱唱となり、赤・青・白・オレンジ・黄色のペンライトが揺れて大いに盛り上がりました。

これからCDを買った人たちの特典の握手会が3人別々に行われるとかで、廊下は長~い行列が出来ていました。

今日が初日となった「ドリームスリーコンサート」、明日は大阪でのツァー開催と聞きました。

会場を出たときは茜色に染まった夕焼け空でしたが…みるみるうちに夕日のグラデーションが消え、小名木川(おなぎがわ)の上には真ん丸にちょっと足りないお月様が昇っていました。

明日は満月。

大阪でも真ん丸のお月さんが観らるのかなぁ?

「あれ?」…声を出し過ぎたのか、喉が少~しヒリヒリします。

でも元気をもらったぞぉ!

仕方がない…これからさわちゃん主催の料理教室、手伝いに築地まで行きますか!