トウモロコシのヒゲ茶でロンダリング

今日で２日目…しっかりと干しています

左・茶色はトウモロコシのてっ辺からはみ出しているヒゲで、右は剥いた実にまとわり付いていた薄黄色のヒゲであります

トウモロコシのヒゲ１本に粒ひとつと言われているとか…ですから茶色のヒゲは多いのを選んだ方がぎっしりと実が詰まっていて「大当たりぃ～」となるそうです

そのヒゲには泌尿器科系の予防となる成分が含まれていて、５００ｇ２、５００円ほどの値で街の漢方薬屋さんで売られていると聞きました

泌尿器科系と言いましてもいろいろありますが、糖尿病、膀胱炎（ぼうこうえん）、浮腫みなど…トドの詰まりを申せば「利尿剤」としての効用かと思います

そのトウモロコシのヒゲを、なぜにわたくしが干しておるのか…何に使うのか…このあたりの事情は昨日のブログに詳しく記してございますので、よろしくお願いいたします

干し上がったヒゲはパリパリと粉々になるわけでなし、ピンピンに突っ張るでもなく…水分は抜けているのに微かな粘りがあるような羽毛のような肌触りのように感じます

いったいどんな味がするのか、ちょっと煎じて飲んでみようかなぁ～と好奇心が湧きまして小鍋を火に掛けました

聞いたところによりますれば、水から２０分ほど煎じ、効能を煮出すだけで飲めるのだとか…さっそく試してみましょう

ヒゲを煮出している間に、わたくしの大好きな俳優・オダギリジョーが良い役どころで出演している映画『ルームロンダリング』をご紹介したいと思います…と言うのも、オダギリジョーが出ている・だけで観に行った割にはけっこう面白かったからです

主演の池田エライザさん…何かのＣＭで見たような気はするのですが、この映画で名前と顔が一致しました

この作品は「ＴＳＵＴＡＹＡ」が新しいクリエーターの発掘を目指した「オリジナル企画を募集」するコンテストで準グランプリを受賞し、映画化を確保した作品と言うことで、ありそうでなかった奇抜な職業『ルームロンダリング』する女の子を軸に描かれている、ちょっと変わったコメディとなっています

物語の主人公・八雲御子（やくもみこ）は５歳のときに父親を亡くし、その翌年には母親が失踪…母方の祖母に引き取られ育てられますが、その祖母も１８歳の時に他界…すっかり人づきあいが苦手で引っ込み思案になってしまった御子は不動産屋を営む母親の弟・悟郎と再会…したものの、任された仕事は「ワケあり物件」の浄化だったのです

ワケあり物件とは「事故や事件、自殺や他殺などで亡くなった部屋」のことでして、その事実を帳消しにし、次の借り手を迎えるまでにクリーンな空き部屋へと浄化する秘密の仕事が「ルームロンダリング」としています

犯罪などで得た不当な現金を資金浄化・マネーロンダリングと同じ意味合いを指しています

浄化するのが御子の仕事なんですが、ただ部屋に１週間ほど住むだけのことで特別なことは何もしません…ところが御子にはそのワケありとなった本人・亡くなった人の霊が見え、奇妙な共同生活が始まり…「生きてる人間の方が怖い」と言う御子は淡々とその部屋で幽霊と暮らし、また別のワケあり物件の部屋と移り住んで行きます

個性のある役者、渋川清彦に渡辺えり、田口トモロヲなどが真面目腐って演じているのが何んとも可笑しく笑っちゃいまして、めっけモンの映画となりました

わたくしが何ゆえにオダギリジョーが気になるか…それは、このポスターに映っているオダギリジョー、わたくしの８つ違いの兄にそっくりなんです…兄が若かりしころ南米・ペルーの放浪の旅から無一文で日本に帰り着いたとき、まさにこんな格好で「まことに恥ずかしながら帰って参りました！」と深々と頭を下げておったと、深川の町の伝説にもなっているほどです