今朝・いち番の大仕事は、夕べから水に浸しておいた小豆を湯がき、お赤飯を炊くことであります
もち米の赤飯ではなく、うるち米ではありますが、今年も穀物の豊作を祈って神棚に供えようと早起きを致しました
本日、弥生・二十日は二十四節気・第六番目「穀雨（こくう）」を迎えます
田畑の準備が整い春の雨が降るころと、それこそ読んで字の如しで「穀物」にとっては恵みの雨となりましょう
長期予報では今年もまた猛暑・酷暑だそうで、この暑さにめげぬ適度な雨が降りますように…二拝二拍手一拝してお願い申し上げました
東京農業大学・世田谷キャンパス１６号館・２階では、大学発の学生ベンチャー企業『（株）メルカード東京農大』で取り扱っている製品が売られています
「メルカード」とはスペイン語で「市場」を指すのだそうです
岩田教授が社長、多くの現役学生も加わり、ネット通販の受注管理をしたり発送をしたり…学生たちは勉強そっちのけで頑張っております
今年４月でちょうど設立１周年を迎えました
資本金・１９０５万１円と首をひねってしまう金額ですが、運営は順調に進んでいるようです
生産者
農大
消費者とのつながりを大事にしながら、それぞれの分野で研究、開発してお届けまで責任を持って行っています
「カムカム」とは南米ぺルーのアマゾン上流域で栽培されているビタミンＣが豊富な果物で、サクランボのような可愛い実を付けますが、レモンの６０倍もの『Ｃ』を秘めた果物とのことです
皮膚や粘膜保護に抜群の効果があると科学的にも立証され「栄養機能食品」として認定されております
アセロラに似ているとの声をお聞きしますが、それよりも甘酸っぱく猛暑・酷暑の熱中症対策に良いかと思います
「農大のハチミツ」はミツバチ研究会で純国産品のアカシア、みかん、りんご、マロニエ、ソバ、クローバー、山桜など、その花の種類の豊富さでもって大変な人気を誇り、収穫祭で売り出しますと朝から行列ができ、３時間４時間並ぶのは当たり前！の目玉商品となっています
「百花」は養蜂家の方たちとの提携で販売している農大発のハチミツで、季節に咲く花を求め日本全国を回って蜜を集めていると聞きました
その名の通り百花の味が詰められているのでしょう
とても濃厚な味わいを持つハチミツでして、それは暗闇の中で行燈（あんどん）の油をちろちろと舐める化け猫のような感じで、わたくしも少しづつ舐めるようにして頂いておりますニャァ～
カシス＆オレンジは農大・オホーツクキャンパスから届いたもので、甘みに甜菜糖（てんさいとう）を使っているところが特徴です
学食のランチに飽きてくると世田谷通りを挟んだ正門の斜め向かいにある「回転寿司・くら寿司」に出掛けます
ちょっと時間を外しているにも関わらず…案内されるボックス席に運・不運がございます
本日は不運も不運
回転して来る隣のボックス席に運動部のサークルに席を置く学生や、幾ら食べても満腹中欧を持たぬ学生たちが陣取ると…１歩手前、２歩手前で全部先に取られてしまうハメになります
「もう待っても何も回って来やしませんから、上にある注文デジタルを使いましょうよ！」
使いましょう…って言ったって、寿司が回転して来るからこその楽しみがあるのに、パカァ～ッと皿のフタがおっぴらいたままの皿だけが回ってくるんです
こうなったら何がなんでも証拠写真を撮ろう！皿に手を伸ばした、その瞬間にシャッターを押してやろうと待ち構えていたものの、あまりの素早い動きに、わたくしの動体視力が追い着いていきませんっ
席を代わって欲しいと交渉に行こうかと思っているわたくしをよそに、一緒に来た連れは次から次と寿司やうどんをパクついているじゃないですか
「うどん？なんで寿司屋なのに、うどんを啜ってるわけぇ？」
「うどんだけじゃないですよ！魚介類で出汁をとったラーメン、担々麺もあるし、カレーライスもけっこうイケるんですよ」
なんだか…急に戦闘意欲が湧いてきまして、わたくし・バシバシと注文を開始
他の学生たちも注文に切り替えたのか、寿司や麺類の丼、揚げ物などがわたくしたちの席を超特急で通り越していくじゃないですか
「負けてなんかいられないわっ！」
「ちょっとちょっと！お腹と財布を考えて注文して下さいよ！案外とすぐ千円超えちゃいますよ…ここに来る学生たちは親の仕送りが多い子たちですからねぇ」
「こっちの方が苦学生ってこと？」
まったくやってらんないよぉ～と落ち込んでしまった今日・穀雨の昼めしでした
