『土を撫で水にも触れて柳の芽』
(つちをなでみずにもふれてやなぎのめ)
鷹羽狩行(たかはしゅぎょう)
「銀座の柳」とまではいかねども、我が街・深川の古木が一斉に芽柳(めやなぎ)と化しました
やがては隅田川と合流し、いずれは東京湾へと流れゆく小名木川(おなぎがわ)…その川縁にいよいよ初夏が訪れて来たようです
水辺の下草は葦(あし)や蒲(がま)が立ち枯れておりますが、目に見えぬところで新芽が芽吹き世代交代の引継ぎが行われているかと思います
このあたりは街灯の設置もなく、都会とは思えぬ暗闇となります…こんもりと柳の葉が生温かな風に揺れる夏になったら、あれが出るかも知れません
ドジョウでなくて、あれ!です
「チカンに注意」の看板は見かけますが、『幽霊が出ます
』の注意書きは、そう言えばあまり見かけることはありません
もし、あったら逆に怖いですけど、わたくし・間違われても困りますので、昼間でも柳の下には近づかないように致します
街路樹の落葉樹も新旧交代の真っ盛りでして、一瞬・秋かなぁ~と思ってしまうほどの枯れ葉が舞っています
こちらは落葉樹の桂(かつら)の木であります
ぷくぷくと新芽が膨らんできたなと思う間もなく、黄緑色したまぁ~るい葉っぱを広げて見せてくれます
5月に入れば強い日差しを遮る木陰を作ってくれることでしょう
新緑が眩しい、この季節だと言うのに枯れ葉が一枚・濡れ落ち葉となって車のボンネットの上に張り付いておりました
それもドイツ車・BMWにぃ~
このマークの正式名称は「高齢運転者標識」と言うのだそうですが、このタイプのものは確か「枯れ葉・落ち葉」に見えるとかで不評を買い、今は四つ葉のクローバをモチーフにして、葉の4色を塗り分けられたもみじマークになっていると思います
70歳以上の方が運転する普通乗用車に貼る「努力義務」として、国が普及を願っている標識だそうでございます
これに対し、免許・取り立ての方が運転する車には「初心運転者標識」の若葉マークも用意されていますが、こちらは緑に黄色と如何にも初々しい感じで、この季節に若葉マークを付けた車を見掛けますと「気を付けて」の気持ちが湧いて参ります
然しながら、どちらの標識も大型バスやトラックは付けずに運転しても法的な問題は生じないと聞いたことがあります…
人の命を乗せるタクシーはどうなのでしょうか
自分が乗ろうとして止めたタクシーに「若葉マーク&もみじマーク」が貼ってあったら…ちょっと乗るのをためらってしまうかも知れないなぁ~
ちなみに初心運転者標識の期間は1年間とのこと…
では高齢運転者標識はと言いますと、運転免許証・返納時、あるいはお亡くなりになるまでと言うことになり、1度貼ったら期間なしとなり、少々の個人差が出るものと思われます
わたくし・63歳…この先、生涯に亘って運転免許証を持つことはないと思うので、70歳になったら背中と胸に「もみじマーク」を縫い付けて外出すれば、自転車の方が避けてくれるかも…シルバーシートでなくとも席を譲ってくれるかも…いやいや、ふらふら歩いて棒にあたってコブを作って痛いだけかもワン
外国車でありながら、日本の努力義務をしっかりと守って走っているBMW…
うん!なかなか良いんでないの