まだ夏休み中の8月26日(土)、8月最後の映画を観ようと銀座・和光の裏にある「シネスィッチ銀座」に行って参りました和Movie光

浅野忠信・主演、田中麗奈、宮藤官九郎に寺島しのぶと個性派・俳優たちがずらり揃った…

「幼な子われらに生まれ」…その映画がたまたま「本日初日」となっていまして、朝一番・10時45分のを観ようと思っていましたら、満席で取れず…ガクリ

前評判が良かったので、「まぁ~それも仕方ないか」と次の13時30分のチケットを買って、映画館の真ん前に裏口がある山野楽器へ行ったり本屋・教文館へ寄ったりと時間を遣り過ごしました音符本

この教文館は銀座通りと松屋通りに面している、銀座ではただひとつの路面店となっておりますが、元々はプロテスタントのキリスト教を基盤とする企業でして文書伝道を目的とする一面も併せ持つ本屋さんです本本屋

もちろん一般図書も扱っていますが、3・4階はキリスト教書と洋書を専門に並べてありますマガジンタワー

今日観る映画の原作、重松清・著「幼な子われらに生まれ」を探してみましたら、映像化され重版されたのでしょう、平積みされ映画の宣伝にもひと役買っておるようですPOPたまる

約2時間点あっという間に過ぎてしまい、4階にある「カフェきょうぶんかん」で、本の形に焼き上げたクッキーを頂こうかなぁと思っていたのにぃ~時間の逆算が出来ない数字音痴で困ってしまいます本ちょっと一服

シネスィッチ銀座に戻りましたら、チケット売り場にはちょっとした行列が出来ていました4人2人

出入り口の周りに人の輪が出来て、大そうな賑わいで、シアターがある地下へ行くにも「済みません、下へ行きます」のひと声を掛けなければ通れぬほどでした蹴り2人

やっとこサ、階段を下りましても人でごった返している盛況ぶり…さすがは“本年度モントリオール世界映画祭コンペティション部門”の唯一の日本映画出品作品だわぃと大いに期待が持てますっ親指

もぎり嬢…今でもこう言うのでしょうか?チケットの半券を渡されると、別の女性からビニール袋に入った明治のチョコレートを渡され、も・ひとつ階段を下りて地下2階へ…「閉所恐怖症」のわたくしには少々辛いんですが、ここは閉所だけども映画館だかんねと自分で自分を鼓舞しながら下りて行く、この健気さ…反省!

そんなことに気を取られ、なくてはならないブランケット・ひざ掛けを貸して貰うのを忘れるところでしたakn

ここ・シネスィッチ銀座のひざ掛けは毛布のようなしっかりとした手触りで、然も大判なのがわたくしのお気に入りとなっています着る毛布

軽いうえに起毛が施されているのでとても暖かなつくりですぽかぽか

但し…プラスチック製のこんなタグが付いているので、薄いストッキングを穿いている方はご用心肢なるほど!

映画館の持ち物であるひざ掛け、お戻しにならぬ方がいるんでしょうねぇ~残念なことですショック…

←サイン(監督の三島さんと?)

地下の地下…すなわち地下2階の狭い廊下にも人が立っている状態で、ここでも人を掻き分けトイレへ…そのままトイレの前でドアの開くのを待っていますと…中からもの凄い拍手が聞こえてきます拍手ぱちぱち

その拍手に「映画、良かったんだ!みんな感激して拍手してる!」と、わたくし・勝手に思い込んでおりましたら、後ろの方で「出演者が舞台挨拶してるぅ~」と騒ぎ出しました!

劇場の計らいで後ろのドア・4枚が開け放たれ、舞台に上がっているオーラを放っている4、5人が光って見えています目太陽

眩しくて目を細めているうちに、舞台に上がっている人は司会者・ひとりとなっているようで、座っていた観客が外へと出て来て、また混乱状態となりましたが、今度はこっちが先に外に立っていた強みがありますからね、この階段でしか上に行けないことは解っていますから、ここは1歩も譲れないと、わたくし・俄然ヤル気満々で出演した俳優さんたちを階段下で待っていましたウキウキ階段上る棒人間チカラコブ

「わぁー!キャァービックリマーク浅野さぁ~ん、ステキでした!」sei

「アッ、あれって官九郎(かんくろう)?チッコイね」エェェェェ。

「あれ!黒い水玉のドレス着てるの、麗奈?しのぶ?」sei

「細いから麗奈じゃない?」ごう

じゃ、寺島しのぶさんはデブかい?と言いたくなるほど、みなさん言いたい放題でテンション上がっていますaya

麦わら帽子のようなパナマ帽子を粋に被った浅野さんの横顔チラッ!ガンマン

黒づくめの小柄な官九郎さんはチョコマカと踊るように階段を上がって行きます!全身たいつw

その前を行くのは黒ドット・ドレスの裾をひるがえし、颯爽と階段を行くスタイル抜群の女優さんの細い方…水玉みずたま

なんか、映画観るより盛り上がちゃって疲れちゃったなぁ~はぁ

26日(土)が公開・初日で、その舞台挨拶に選ばれたのが「シネスィッチ銀座」で、それで初回・10時45分は満席だったのだと合点がいきました!

M1eiJi 

映画が始まる前には、いつもぶつ切りの予告編が幾つも流れるのに、この日は先に配られた明治の板チョコの食べ方が簡単なストーリーになって画面に映り、チョコレートのカカオの濃厚な香りが漂って来るかのようでしたcrml明治

チョコレートは口に含む形で味わいが違ってくるのだそう・・・

決して噛んではいけない、ゆっくりゆっくりと舌にのせて溶かしていく…セピア

「ほほぉ~」と箱を開けようとしたら、もういきなりの上映となり、音を立てるわけにもいかずチョコレートは諦めましたヤレヤレ・・・

本当に「いきなり」始まりまして、タイトルの『幼な子われらに生まれ』はエンディング・ロールの前に画面に映り、「あぁ、良かった!今、観たのは間違いなく『幼な子…』だったんだ!」と安堵致しましたはっぴ

えー、肝心の物語なんですが、良かった…と思わせる何かがある映画かなと思います花(セキセイインコ)

浅野忠信・ここにあり!

バツイチ同士の結婚で妻にはふたりの娘がいて、元・妻にもひとり、娘がいる…新たに産まれる子の存在を知って、思春期の娘たちの心が揺れてその反抗する思いに戸惑い苦悩する親をそれぞれの立場で堪えながら逃げずに向かっていく、血のつながりがなくとも何んとかやっていかなければならぬパッチワークのような家族を描いています…

甘い結末が多い重松氏の原作ですが、登場する人物像をここまで突き詰めて演技で表現できたことは、原作を越えた別物になっていると思いました続かれて丸

帰りにポスターを見ましたら…監督の三島有紀子氏と、何がなんだか判らないサインがしてありました色紙マジック(黒)

係の人に訊きましたら・・・

「私、その場にいなかったもので。どなたなんでしょうね?まったく読めませんね」あせる

「するとしたら、やっぱ主役の浅野じゃないの?」休め

知らぬおばさんが貴重なヒントをくれましたむー

甘~く・そしてほろ苦い明治のチョコレートとのコラボレーションも上手く功を奏したと言えるのではないでしょうかぷぷッ(笑)

お時間があったら、ぜひ母の日