「丙午(ひのえうま)と三の酉」のある年は、その昔から火事が多いと言われております3炎

はて?その根拠は…と申すれば、遊郭・吉原へと向かう殿方の足を止めさせようと、おかみさんたちが絞った知恵だとも言われておりますが、そんなことで止まる殿方がいましたら、このわたくし・ひと目なりともお会いしとうございますtomosibi.休め

 

さて…先ずは「一の酉」が立たなければ、後の「二の酉」が立ちませんチョキ

本日・最高気温が5、7度…sao☆…いきなり12月・下旬の寒さとなってしまい、11月に行う酉の市としてはプライド・ズッタズッタ…かと言って駄々をこね、寒いから止めちゃおうってなわけにもいきません12月ヤレヤレ・・・11月

で・今日、多くの神社で、何事もなかったように「一の酉」が立ったことと思いますえべっさんホッ

 

わたくし…この寒さが続く中、ふらふらと出歩いたせいか、ある朝・目を覚ましましたら、カミソリで喉を切られたような…そんな経験はもちろんございませんが…あくまでも物の例えでございますカミソリ

そんな鋭い痛みで目が覚め、己の唾も呑み込むことも出来ぬほどの激痛が走りました痛っ2痛み

えーにゃに、ほれぇ?」…実際は「何、これぇ?」と叫んだつもりであります…汗

頭も普通ですし…頭痛がないと言う意味で…熱もあるようには思えませんボスン体温計

起きる気力もまだあるような…気も致しますストレッチ

とにかく、お茶でも淹れて喉を潤そうと思いまして、のそりと右足をベッドから伸ばし、床に…「ふぁれ?ひゅかない?」…「あれ?着かない?」と聞こえましたら、幸いかと…ぷぷッ(笑)

ベッドの壁側まで寝返りを打って移動したらしく、足はツンと伸びたまま…宙に浮いております!

見事な脚線美踊り1

これだけの冷静な判断が出来るなら、そう大したこともなかろうと多寡を括ったのが裏目に出てしまいましたサイコロ5

 

いつまで経っても喉の痛みが取れず、食欲も落ちてきたなぁ~と冷蔵庫の野菜室を開け、覗いた途端!右・目の下あたりにズキッとした痛みがきました∑!!

鼻水にも変化が起き、昔のガキンチョが垂らしていた青いどろりとした鼻水が溜まっている感じがします!

「きょれはもひかしたりゃ?」みなさま、お分かりになったかと思いますが、念のために(これは、もしかしたら)と読みます土下座

と・耳鼻咽喉科に駆け込みましたら、そのもしかしたらの「風邪から成る・副鼻腔炎(ふくびくうえん)」と診断されましたどーん

抗生物質と鼻水を出やすくする薬、胃を保護する薬を7日間分・処方して頂いてから、鼻洗いをしたあと、薬が蒸気となって出る管を1分ほどして終了となりましたガーン

「明日から、しばらく鼻洗浄に通院して下さると楽になりますよ」看護師

しっかし!ここ数日間の我が家のティッシュの消費量はもの凄い!

すでに年内使用量分を有に越えてしまっていますティッシュ☆ガーン

薬を飲みまして、うつらうつら…くすり

徐々にではありますが、喉の痛みも薄れ、鼻水もサラサラになってきて、下を向いても副鼻腔がいく分軽くなってきたかと思います鼻

然しながら…そうそう寝てもいられず、手に取ったのが『北町奉行所ものがたり・為吉』の1冊ですおやすみ。矢印sao☆

著者は宇江佐真理さん…この「為吉」の原稿・執筆中に乳がんが見つかり、闘病しながら月間誌「ジョィ・ノベル」に連載を続けていたのですが、ご本人の気力が持たず、途中で休載となってしまった作品です。

月刊誌には『狼達の庭』の副題が付いていました。

物語の始まりは…大店の跡取りとして産まれた「為吉」ですが、幼い時に押し込み強盗に襲われ、両親を殺され、店も失い…親戚の叔母に育てられますが、やがて奉公に出されます。

出された先は伝手を頼っての北町奉行所・実習い同心の、そのまた下の下働きであります。下働きと聞いて、わたくし・自分の身の上を思い…グッとくるものがございました。

北町奉行所に勤める与力、その妻…同心、岡っ引きに下っ引きと、それぞれの立場を描いた6つの作短編集となっています。

庶民の暮らしが手に取るように細やかな描写はさすが宇江佐さんならではと江戸の情緒、町並みを思い浮かべながら読み進めることができるかと思います。

宇江佐真理さんの訃報を聞いたのは、昨年・11月7日のことでした。

あとになって読んだ宇江佐さんの文にこんな一節がありました。

『読者の皆さんも、昨日は人の身、明日はわが身、と肝に銘じて毎日をお過ごし下さいますように』

わたくしも肝に銘じて、今日という日を過ごすことに致しましょうごちそうさま