春夏秋冬・春には春の…夏には夏の…そして秋には秋の花が店先に並ぶ「お花屋さん」は、今も女の子たちの夢や憧れとなっているのでしょうかお花

彩りよく寄せ植えされた秋桜が、歩道を忙しなく行き交う人たちの足をちょっとだけ弛めているように見えますコスモス

わたくしは人の流れに逆らって…その秋桜の鉢植えを見に花屋さんの店先に戻りました散策4

「白にピンクに赤紫・・・つくづくと秋を感じるなぁ~y’sおとめ座

…花の命は短くて…私たち、もうすぐあの真っ赤かのポインセチアやシクラメンにこの場所を明け渡さなきゃなんないんですぅ~汗kosumosu☆☆

「え~っハートもうぉhatena☆☆クリスマスってまだ先じゃないのぉ?あ!!!!!そう言えば・・・クリスマス・ケーキとおせちの予約承りますってチラシ、新聞に入ってたわビックリだったらサ、ポインセチアだってシクラメンだってクリスマスが終わったら、すぐに万両や千両、松飾りに場所を明け渡さなきゃなんないから、お相子じゃない?おとめ座

…お相子かぁ~私たちもヒマワリやお彼岸の菊、どかしちゃったもんね…汗kosumosu☆☆

「因果は巡る糸車…って言うからね!まっ、達者でね!おとめ座

「えっ?…買ってくれるんじゃないのぉ?kosumosu☆☆

  

あたしゃ、それどころじゃなかったノダ!

昨日、佃島に住むおぃちゃんから再度、電話があって…「米袋に張り付けてあった封筒を見付けた時はよぉ、あ~明のヤツ、俺に小遣いをくれるまでになったかと涙がチョチョリ出そうになったんだよ汗もうお金の多寡なんぞ、どうでもよかはないけども、まぁその気持ちが嬉しいじゃないかよ、えっ、そうだろ?」じじ

「へぇ~ビックリマークあのお兄ちゃんがおぃちゃんに小遣い?信じらんないsao☆で・幾ら入ってたの?おとめ座

「幾らって…おみえ、すぐに見に来いっビックリガチャンでんわじじ

それで以って、わたくし・おみえちゃんは息せき切って佃島へと小走りに行く途中・・・ちょっと秋桜に袖を引っ張られちゃった・わけでありますだるまさんがコスモスしゃがんだ

都営・大江戸線「月島駅」を上がって3分の所に『佃天台地蔵尊(つくだてんだいじぞうそん)』がございますお地蔵さん

子育地蔵尊は住宅のが続く路地に祀られてあるのですが、さぞかし窮屈な思いをなさってるんじゃないかと、通るたんびに手を合わせておりますごちそうさま

この路地を抜けたところに『波除神社(なみよけじんじゃ)』がありまして、小粒のギンナンがポト~ン・ポト~ンと気まぐれに落ちて来ますから、ご用心!ボスンichou☆☆

先ずはおぃちゃんちを通り越して、住吉神社さんへお参りを…五十鈴神社

境内にある『龍神社』の脇に植えてある温みかん、だいぶと色づいて来たようです笑みかん

あ?ワンコロ!?初めて見たわぁ~びっくりお・おぃちゃんびっくりあすこの路地にワンコロがいたハートウィンク知ってた!おとめ座

「ワンコロハテナそう!そうなんだよ、俺も知らなくてサ、自分で俺はモグリじゃないかと思っちゃったよ!」じじ

佃はその昔、漁師町でありましたから、小魚などを狙ってどこからともなく猫が集まって来まして、代々・猫が多く住む町になりましたネコ三毛猫にゃー

「あれって黒柴だよね黒柴おとめ座

「柴?柴犬?ありゃ、なんて言ったけか…シ・シ・シベ、リア?なんとかって犬だろ?」じじ

「ちょっと、本人に聞いてこうよっとだるまさんがおとめ座

路地にそぉっと顔を覗かせると…いたいた!のんびりと寝そべっていたのが、屁っぴり腰のわたくしを怪しいと思ったのか、スッと座り直し、じぃっとこちらに視線を向けてきますガーン

「黒柴にしちゃぁ大きいような気もするし…シベリアンにしては目が優しいしぃ…どっちですかね?二者選択で答えてくれる?①黒柴 ②シベリアンハスキー さぁ!どっちhatena☆☆おとめ座

ワン!黒柴

「あ~黒柴ね!名前はなんてぇの?」おとめ座

ワン!黒柴

「ダミだ・こりゃぁ」ガクリ

   

また話が長くなってしまいましたので、時計の針をぐるぐると巻き戻すと致しましょう時計

おぃちゃんの言うことにゃ…じじ

米袋に張り付けてあった封筒をワクワクしながら開けたんだそうです封筒

「持った厚みからサ、これは3枚、いや5枚は奮発したろうかなって思ったんだよムカっしょぼくれちゃった目を凝らして枚数を数えようとして、こう背筋もピシッと伸びちゃってサ…そしたら中から出て来たのがコレッイライラじじ

「何?パンフレット?カタログ?叙々苑?あの超・高級・焼肉店の叙々苑?」おとめ座

なんと・まぁ~叙々苑の『贈り物ギフト』の注文書が入っていたとのこと…然もcrml焼き肉用・カルビ・ロース肉セット・10、000円のところに赤いマジックで印まで付いているビックリマジック

「俺が振り込めば、この肉が俺に届くのか?北海道に届くぅ?そんな馬鹿なことがあるか!えっ?米と芋のお礼に気を遣わんでいいように、こっちで選んでおいた?そう書いてあるのか・・・負けたっハート俺はあの馬鹿に負けた汗これはだな、新手の振り込め詐欺にはならんのか?」じじ

それから…従兄弟たちやおばちゃんちに電話を掛け、これこれこう言った新手の振り込み詐欺には充分注意するよう喚起し、遠回しに北の国から何か届かなかったかを聞き出しましたでんわ

「芋と南京、玉ねぎにゆめぴりかが届いたけど…食べちゃっていいもんか、考えてたとこ!またサ、なんか送れって言ってくるかも知れないから、おみえちゃん佃島にいるんなら『丸久』の佃煮、適当に見繕って送ってといてよっ!おばちゃn

「わ・分かった~」おとめ座

ひとまず、電話を切って…「おぃちゃん、田端のおばちゃん。丸久の佃煮送っといてってサ、おぃちゃんも佃煮でいいんじゃない?統一しようよ、佃煮でハートおとめ座

「叙々苑と丸久か…そりゃぁ、丸久の方が上等だわ!」じじ

歩いて3分、走って1分…隅田川のすぐ脇に店を構えている『丸久』さんに駆け込み、親戚一同・連名にして北海道へと佃煮を送りました怒り男

「おぃちゃん、叙々苑でランチ奢るからサ、元気出してよ!詐欺の1歩手前で助かったんだから…ねっ!

「うん…お互い・苦労するなぁ~北海道はもう雪が降ったって言ってたぞ。風邪ひかんようにって、言っとけ!」じじ

「馬鹿は風邪ひかないって!」おとめ座

すてられし下駄にも雪が積もりおるここにも統一があるではないか

(すてられしげたにもゆきがつもりおる ここにもとういつがあるではないか)    

山崎方代(やまざきほうだい)