水の都…ここまで聞いて「イタリアのベニス」を思い浮かべた方は、チョィとこちらに置いときまして…土下座
数ある都の中から「東京は江東区、下町・深川」の水辺を思い浮かべて下すった方…ありがとうございます土下座

まぁ~、江東区の観光・キャッチフレーズに「下町のベニス」と堂々と謳っちゃってますから、最初に「ベニス」を思い浮かべた方、元祖・本家をないがしろにしてしまい、どうも済みません土下座

川辺のフェンスに止まっているゴイサギ…と言いましても、まだ羽が幼いガキンチョであります赤ちゃん
じっと川面を見詰め小魚に狙いを定めているようですが、飛び込む勇気が今ひとつ…腹ペコの様子です亜友未

こちら…小魚が群れを成し、水面にさざ波を起こしているところへ抜き足・差し足・忍び足でそぉ~っと歩を進めているのはアオサギでございますサギ
深川とは言え「ベニス」でありますから、旧中川から隅田川へ真横に流れる小名木川をはじめ、堅川
(たてかわ)仙台堀川、大横川などが流れ春夏秋冬・1年を通してカワウやカモメ、コガモなどの水鳥を観ることができます目
あっあさすが、成鳥!
くちばしを水に入れたと思った瞬間、見事1発でボラの稚魚をゲット、スルスルと長い喉を使って胃袋へと落としていきましたびっくり
すべての水鳥は魚の頭から呑み込みます魚
尻尾からですと鱗が逆立ってくちばしや食道に引っかかってしまい、上手く呑み込むことができませんフラミンゴ
尻尾をくちばしで咥えても、ヒョィヒョィと魚を咥え直し、ちゃんと頭から呑み込んでいきます白鳥
生きていくための、その早業に拍手ぱちぱち

夏休みの風景・親子で楽しむハゼ釣りですへら師
この季節のハゼはまだ小さめですので、子どもでもお年寄りでも気軽に釣り糸を垂らすことができます釣り
お父さんと竿を握っていた5歳の男の子…初めての挑戦で釣り上げたハゼだそうです釣り
お父さんにお断りを入れて話し掛けてみましたここだけの話
「釣れた魚、見てもいいかな?」
「うん、
見るだけならいいよ!」John
日傘を差した私をチラッとみて、盗られると思ったのか…
見るだけならいいよ」と来たもんだっムカっ
『このガキンチョ、もしかしたら人を…いいや女を
見る目があるかもねぇ』ヤレヤレ・・・
妙なことに感心をしてしまいましたふーん

「ハイ。John
「お~句点のまるのつもりぃ!良い形してるね!頭でっかち尻すぼりで如何にもハゼだわ。
「何、それ?」
「うん…まぁ意味を話せば長くなるんだけどもサ、ハゼって体に比べて頭が大きいね…汗うちにいるおじちゃんもね、ハゼ釣りが大好きだったんだけど、この暑さだしね、家で留守番してんの。写真撮って見せてあげてもいい?」
昨年の9月から、夫はいっつも家で留守番でございますお線香
何しろ、足がないんですから…
「うん、いいよ。
見せるだけなら…」John
亡き夫は夏のハゼ釣りも楽しみましたが、冬場の丸々と太ったハゼを好みまして、寒い中じっと辛抱強く糸を垂らし20匹ほど釣り上げて帰って参りますと、必ずと言っていいほど、こう申しました。
「おはるが得意の甘露煮にしてくれぃ」親父

「おはる」とは・・・池波正太郎・著「剣客商売」の主人公・小兵衛の若い女房の名でございますぷぷッ(笑)
「剣客商売」に初めて登場する小兵衛は59歳…それからほどなくして再婚、41も歳が違うおはるを嫁にします結婚式
「41も違わないけども、まるでうちみたいな組み合わせだねぇ、小兵衛さんよ」
小説では75歳までの小兵衛が描かれていますが、その物語でちょこっと語られているのを思い出しますと…確か小兵衛は93歳まで生きたと書いてありまして、若い女房・おはるは、48歳で小兵衛をおいて先に逝ってしまっています
夏のハゼは骨も柔らかく、素揚げにして塩をサッと振っただけで頭まで美味しく頂けます絵文字9
もちろん鱗はきれいに落としてありますから、頭からでも尻尾からでも食べられますネコ・毛繕い
「これ、みんなで食べるの?」
「うん!お母さんとパパとぼく。だから、もっとたくさん釣らないとダメなんだよ」John
こんな得体の知れないおばさんと話をしているヒマはないようですガーン
「暑いけど、頑張っていっぱい釣ってね!
「うん!おじちゃんに見せてあげてね」John
「ありがと…汗
炎天下…汗だか涙だか分かりませんが、どちらもずい分としょっ
ぱいもんですねぇ~あぅ~涙