街中がどよょょ~んと霞んで見えるのは…右目・白内障の手術の影響か?薄い雨雲に覆われて白っぽいのか…いくらパチクリ瞬きをしても、その境目がはっきりと致しません
ですがベランダの鉢植えの水遣りも、金魚とメダカたちのエサやりも少しづつではありますが、眼内レンズのピントが合ってきましたので不自由は感じなくなって参りました
「あれ」
ちょっと見かけぬうちに、子スズメはこんなにも立派に育ち、こちらを伺うように覗いています
「心配して来てくれたの?もう大丈夫ここからでもそのいたずら坊主の顔がよく見えるよ…またおいで」
「てやんでぇもうちっと目ん玉ひん剥いて、ちゃんと見ろぃ
坊主じゃないわっ
」
「あら失礼しっかし、それだけの啖呵が切れるってぇところをみると、相当なお転婆娘だねぇ~女は愛嬌だよ」
深川産まれ・下町育ちそのもものスズメでございます
毎日・朝昼夕、そして夜の4回の目薬・3種類を点すのを忘れなければ、ほぼ普通の生活に戻りました
あと…「注意をしなくていけないこと」の一覧表を見ますと農業・漁業と根を詰めてしまう仕事が記されています…
ゴルフにテニス、そしてゲートボールなど体全身を使い、球や玉、いろいろな「たま」を扱うスポーツはまだ要注意とのこと
球技。これは…眼内レンズに慣れぬうちに下手な相手と組みまして、こちらの目を直撃されても敵いませんし、術後では動体視力がおぼつかないので、小さな石ころ、段差でもコケてしまい骨折でもしたら、眼科どころか整形外科にも罹らなければならず、老体も財布も非常に危険な状態に陥る…と先生が仰っておりました
「先生っ」
「長谷美さん…ここは眼科で耳鼻科ではないんですからね、もう少し声のトーンを落として呼びかけて下さい
」
「あのですねこの表に野球とかサッカーとかドッジボールとか書かれてないんですけどぉ…
」
「あのですね!白内障・手術を受けられる患者さんは、だいたいが高齢の方なんですよ、あなたを含めてね!やります?サッカー?ねっ!やらんでしょっ
」
「う~ん…なるほど」
で・意外に思いましたのが肩たたき、マッサージに歯科受診でして、約2週間は止めといた方がいいそうです
約2ヶ月後にようやく許されるのが『水泳』
「海水浴もプールもダメですね!これは水・塩素・全身運動に水圧が掛かりますし、何しろ細菌感染が怖いんです首から下の入浴も5日は我慢して下さい」
本日、神奈川県・逗子海岸がトップを切りまして、海開きを迎えたそうです
いよいよ夏本番でございます
「夏さぁ~ん準備はできてますかぁ
」
先週、手術を終え眼帯をされた状態で待合室に戻ってきますと、気分が悪くなったり、痛みが出てきたり…あるいは迎えの人を待っていたりと待合室の椅子は眼帯をした患者さんたちで満席の大盛況
娘らしき…娘のようなモノが遠くで手を振っています
どなたかの足を踏まぬよう壁に沿って娘らしきところへいきまししたら、間違いなく娘でホッとしました
横一列の椅子に座っている患者さんたちを観察して見て不思議に思ったことが、ひとつ
向こうの端から数えていきますと、右、右、みぎ、左…右、ひだり右みぎ右と圧倒的に右目を手術する人が多いと言うことです
看護師さんのひとりを掴まえて「なんで」と訊ねましたら
「右目に眼帯をされている患者さんのほとんどは初めて白内障の手術を受ける方ですご高齢の方は両目の手術をなさるんですが、最初どちらの目から手術しますかとお聞きしますと、大概の方は利き目と言いますか…右目からなさいます
左目の方は2回目、最後の手術を終えた患者さんが多いですね」
「なるほど・ガッテンわたくし、三つ目小僧じゃなくて良かったわぁ~
」
「お目がいくつあっても当院はきちんとち対応致しますので、ご安心を…」
この眼医者さん、凄いっわたくし、この歳になって『三つ目小僧ならぬ三つ目おばさん』に産まれたかったと心底思ったのは、初めてのことであります
両目に点していた「白内障を予防する目薬・カリーユニ」は左目だけに点す処方に変わりました
さて眼を大事にするあまり、少し足腰の運動不足を感じ、眼科の先生の許可を得たこともあり、娘が飼っている「柴犬・うに」を散歩に誘ってみました
「行ってもいいけどぉ」
このうにちゃん散歩は嫌いではないんですが首輪と言いますか背中に回すように着けるハーネスが苦手なようで、これを手にするとサッとテーブルの下や風呂場に逃げ込みます
いったん装着してしまえば、玄関ドアの前に座り、早く連れて行け!みたいな無言の催促を背中から発しています
ゆっくりゆっくり
行こうね
うにはこの9月で満6歳
人間の歳で言いますと、そろそろ40歳になろうかと言うアラフォーだってのに、お尻丸出し
手前に咲くアカンサスの花が嘆いております
「あぁ~私たちの花言葉『知的な振る舞い』を、ぜひともお願いいたします」
「これならいかがでしょう」
と…喜びもつかの間
「キャィ~ン」
落ちていた紫陽花をうにの頭に乗せたもんですから、花房の中から、出て来るわ出て来るわ…ダンゴムシ
紫陽花を放っぽり出したはいいんですが、ふたりしてパニックに陥ってしまい、耳の中に落ちてしまったダンゴムシをつまみ出すのにひと苦労
トンだ散歩になってしまいました…とサ