讀賣新聞・朝刊の折り込みチラシに、新しく開院する病院のお知らせ広告が入っていました
「あらまぁ~!泌尿器科だってどれどれおぉ!オリンピック効果で人気が出てる豊洲で開院するんだうん?正確には豊洲運河を渡った枝川かぁ川1本渡っただけで、家賃がだいぶと違うもんねぇ…うん?所番地を見ると一戸建てかな?」
まぁ朝も早よから人んちの懐具合を心配することもないのですが、このところこの江東区・豊洲辺りは築地から市場が移転してしてきますし、2020年開催予定の東京オリンピック・パラリンピックもありますもので、その埋立地とは言え地べたに違いありませんから、不動産屋さんは大忙し・地主さんはボロ儲けでありましょう
それにしましても、泌尿器科が5月9日に開院とは
わたくし、昨年の9月に夫を浸潤性膀胱がんで亡くしました
主人はそれまで「何んとなく胃のあたりが痛むなぁ~」と訴えてはいたのですが、痛み止めの薬を飲むといつの間にか痛みが治まってしまうので、本人もそれが下半身の「と・あるところ」の症状にはなかなか結びつかず、ある日・血尿が出て慌ててそのころ住んでおりました鎌倉・小町通りから少し入ったところにある「かまくら泌尿器科」の診察を受けに出かけました。
夫もわたくしも…「膀胱炎かもね」と軽くみておりまして、夫は下駄ばきで出かけて行ったものでした。
ところが…診察をしてすぐに院長の速水先生から『膀胱がん』との告知を受け、それから長いような短いような…二人三脚での闘病生活が始まりました。
鎌倉のお寺さんや天神様の境内にある梅が、その小枝に青々とした若い実を付けるころ、わたくしたちふたりは鎌倉を離れました。
速水先生にはそれはもう言葉には言い尽くせぬほどお世話になり、夫は東京医科歯科大病院の入院・手術・退院などの折りには、礼状を欠かさずに出していたものです。
老若男女問わず、泌尿器科がどれだけわたくしたちの体にとって大事であるかを学んだ夫の膀胱がんでありました。
町に泌尿器科が開院することは、思いも掛けぬ告知が待ち受けているかも知れませんが、気軽にちょっと暖簾をくぐるような感じで定期健診を受け、主治医になって頂くに越したことはないかと思います。
5月9日は亡き夫の誕生日であります
その日に開院なさる「橘クリニック」さん、これもご縁でありましょう、地域医療のためご尽力・ご繁盛?を願っております
浮き沈みの激しい我らが東京読売巨人軍
浮きの位置を保って頂きたく奮闘努力、ホントにお願いしますよぉ~
夫の好物であったショート・ケーキで一応のお祝いをしながら、明日からの巨人軍の健闘を祈願しつつ、夫共々ケーキにフォークを突き刺しました
ついでに「目出・鯛」で、鯛の刺身で先ずは一杯
次に熱々のお番茶を掛けて鯛茶でひとり・亡き夫の誕生会を開きました
通じぬ夫の携帯に「お誕生日、おめでとう」のメールを贈るとしますか
子に非ず
今宵…亡くなった亭主の歳を数えております