「世界侵略的外来種・ワースト100」に挙げられているホテイアオイが、今朝になって突然花を咲かせました。

蕾をたくさん付けた花茎はひと晩で伸びると言われていたとおり…いきなりの開花でございました!

我が家のペット・琉金の黒木瞳もびっくり!その両目が飛び出さんばかりの様子で、水面に立つうす紫の花を見上げておりました。

  

ホテイアオイは湖水や川をもの凄い生命力と繁殖力で他の水草を飲み込んで、あたり一面すぐに覆ってしまうのだそうで、これが刈り取っても刈り取ってもイタチごっこの有様で、とうとう人間は音を上げ、ホテイアオイを厄介者扱いにしたものと思われます。

「もの凄い生命力かぁ~それってサ、今、俺がいち番手に入れたいもんなんだよなぁ~」おじさん

「ふ~ん、もの凄い繁殖力は要らないの?」おとめ座

「要らない!あんなもん1回か2回使ったら、もう無用の長物だよ」おじさん

「ふ~ん、そんなこと言ってるから、日本は少子高齢化になるんじゃないのっパンチ!おとめ座

「充分、高齢化に貢献してんだからいいんだよ」おじさん

「ふ~ん、じゃぁサ、今度産まれ変わって来るとしたら、ホテイアオイになったら?」おとめ座

「ホテイアオイになってどうすんだよ!ひとりでぷかぁっ~てアマゾンの川に浮いてんのか?」おじさん

世の中の年寄りが嫌われる『理由・わけ』ってのが、2015年・7月6日、よぉ~く分かりました!

  

日本では、真夏に咲くこのうす紫色のホテイアオイを涼しげな水草として、それほど目の敵にはしていないように思いましたが、どっこい茨城や千葉あたりの沼地ではすでに「要注意外来種」に指定されているとか…そう聞きますと、単に季節の花が咲いたよと喜んでばかりもいられません。

ところがこの生命力あふれるホテイアオイにも、アフリカ辺りで天敵が現れたとか…野生のカバやイノブタなど草食哺乳類が好んで食べるそうで、カバがいち日に食べる草の量と言いますと20キロから30キロにもなると聞きますと、ホテイアオイが真っ青になるのも頷けます。

動物園で飼われているカバは意外と長寿でして、約40年近くは生きると上野動物園のカバ飼育担当の方が話していました。

今、上野動物園にいるカバは32歳のオスのジロー・1頭だけであります。

『サツキ』と言う上野動物園では大そう器量良しで有名なメスのカバがいまして、ジローとは仲睦まじい夫婦であったのですが、何を以って器量良しと判断するのか、私には理解が出来ません!

そのサツキさん、あの東日本大震災の余震に驚き、ズルッと階段から滑って脚を傷めてしまい、それが要因となって徐々に体が弱っていき、39歳で静かに息を引き取ってしまった…と新聞にも載りました。

それからのジローは「ヤモメのカバさん」となってしまったのですが、飼育されている池のそばにいつも飛んでくるハトと仲良くなって、毎日のんびりと暮らしていると、風の便りに聞きましたはと

「ほ~ぉ~風の便りでカバの近況が聞けるなんて、きみってすごいね!」おじさん

きちんと新聞を読んでいれば…讀賣新聞でありますが…カバの余生のことぐらいは分かります。

カバは牛のように胃が4つあるそうですが、カバを漢字に当てますと『河馬』と書きます。

あんな脚の短いカバに名を使われ、馬が腹を立てているとか…いないとか?

カバを逆さまにして『バカ』…これに漢字を当てますと『馬鹿』となります馬

どっちにしても、馬には気の毒なことであります汗

さて…要注意外来種に指定されたホテイアオイ、上野の不忍野池に咲く蓮の間にも侵略しつつあるらしいのです。

その根の下には…カミツキガメにワニガメが泳いでいるのが発見され、注意を促す立て看板が立てられています。

下手に水の中に手を入れて、小指でも噛み切られでもしたら、世の人々に妙な誤解をされかねません!

くれぐれも、ご注意下さいませここだけの話