かのデパートメントストア・松坂屋
89年の歴史を誇った銀座店は2年前に閉店してしまいましたが、発祥の地・名古屋では、燦然とした老舗の貫録を見せているそうです
その松坂屋のイメージフラワーとして紙袋や会員カードに描かれている花は『カトレア』です
名古屋では、カトレアの花が大胆にデザインされた松坂屋の紙袋を持つことは名古屋・マダムのステータスなのだとか…
なぜ、カトレアなのか
それは…創業者・伊藤蘭丸祐道(いとうらんまるすけみち)の蘭からきているのでしょう
伊藤蘭…ここで止めるとキャンディーズのランちゃんになってしまいますが、ラン目・ラン科であるカトレアは洋ランの女王と呼ばれているほどですから、華やかなデパートメントのイメージには相応しい花だと、改めて感じます
写真のカトレアはとても小さな花なのですが、その存在感は大したものでして、蕾が日に日にぷくっと膨らみを増しながらピンク色に染まってくるだけで、部屋の中にひとつ灯りが灯ったようでした
今朝、如何にも如何にもラン!と言った風情の派手な花を咲かせました
このランの花、スパイスが利いたような一風変わった香りを放つもんですから「へ・ヘックション」と繊細なわたくしの鼻が過剰反応いたし、思わぬところで低気圧で弱っている腰に響き、仕方なく、部屋の隅に移動させました
更に書いてある名前を見てびっくり!
「プチプチ・キャンディー」…『ズ』を付けたら、まさに3人組・キャンディーズそのものになります
今日は寒さが戻ってしまい震えてしまいました、早いとこ「春一番」が吹くといいなぁ~
東京・日本橋高島屋はバラの花がイメージフラワーになっていて、マスコット人形2等身の「ローズちゃん」が迎えてくれます。
さて、そごうでは「ダリア」をイメージフラワーに用いています
美の女神・ビーナスが流した涙から咲き始めたと言われているダリア
どの花言葉を紐解いても「優美な貴婦人」・「愛」・「感謝」とお客様に対する気持ちが表われているかと思います
百貨店が生き延びていくには大変厳しい時代だとは思うのですが、松坂屋と大丸、そごうと西武、三越と伊勢丹との提携を聞きますと、あれがこれで…これがあれで…何が何やらおばさんの古いおつむでは境界線が曖昧なままなものですから、結局行き慣れたあのデパートになってしまいます
あと2年後になるのでしょうか
銀座に松坂屋なるデパートが小規模ながら、看板を揚げることが叶いますのか…ただ今、大掛かりな工事が進められています。
今夜は冷え込んで参りましたので、あんこう鍋を仕立てました
雪が降るとなお一層美味くなると言われている深海魚・あんこう
醤油味のあっさりとした鍋にしました
野菜は長ねぎのみで、水が出てしまう白菜や青物は入れません
あんこうの七つ道具と言われる内臓や皮はゼラチンが豊富に含まれていますから、翌朝お肌がそれなりにプルンプルン…
「この黒い皮はサ、すっぽんだと思って食べると、また格別なお味!でね、白身はサ、フグだと思って食べりゃぁ福が来そうだし!肝ぐらいかなぁ?あんこうだなって思えるのは…」
「そんなね、ややこしい食べ方しなくたって、あんこう鍋なんだからサ。素直にあんこうは美味いって食べなさいよ」
昔から「西のふぐ・東のあんこう」と言われております
西と東が交差する愛知・静岡は、はてさてどちらに軍配を挙げますやら…