晴れの特異日と言われている「文化の日」…２０１４年の１１月３日も晴れました
旗日でありますから、銀座・三越も日の丸を掲げて日本の文化を称えております
風になびく日の丸が気になるのでしょうか？
三越のライオン、時折り…横目・上目使いに見ておりました。
何しろ首が固定されているようで、自由が利かないとこぼしていました。
さて…こちら三越からほど近い所に立つ『ＢＶＬＧＡＲＩ』のビルでありますが、紐のようなものがぐるりとビルに巻き付いているかのよう…
よく見ますと、白ヘビ？
薄紫色した宝石は目を表しているのでしょう、電飾がピカピカと光って妖しい感じを醸し出しています。
「来年は巳年か？月日が経つのは早いもんだな…なんかサ、去年のような気がするもんな？」
「え～！来年は未だわよ！私、年女に当たるんだから。確か…３回めだったかな？」
「…まぁ、よくもぬけぬけと言えるもんだねぇ」
年末になって十二支のひとつ・ヘビなんぞをビルに巻き付けないで欲しいなぁ～
ブルガリアさん、日本人を惑わせないで下さいっ！
「ヨーグルトじゃないんだよ！ブルガリ！あっちには十二支なんてもんはないからなぁ～」
娘が言うことにゃぁ…
「あれはぁ…ブルガリ・スネークシリーズのモチーフ『セルペンティ』っての！もっと詳しく教えてあげるから、中に入ってみようよ」
そんな誘いに乗るもんか！
足を突っ張って拒否
「ライオンの銅像みたいだね
」
本日は『文化の日』と言うことは分かってはおりますが、ひと文字違いで『文具の日』でもあるんだそうです
文具なくして文化なし…東京都の文具用品を扱う組合から声が揚がったとか…
年賀状も発売されたことでもありますし、干支のシールかハンコでも見ようと文具の伊東屋へ行きましたら…そうだった
本社の建て替えをやっている最中でした！
近くの仮店舗で営業しておりますが、借りたビルに伊東屋の看板を打ち付けちゃう度胸の良さはさすが！文化の後ろ盾があると思ってか、強気に出ておりますぅ～
「ってか…これも自社ビルじゃないの？儲かってる優良会社だからね」
娘のひと言が鋭い！
これからは、地元・町の小さな文房具屋で買うことにしようっと！
天下の銀座の街中で、瑠璃小灰蝶（るりしじみちょう）が堂々と交尾をしておりました！
カメラを向けられようが…
「よっ！ご両人」と冷やかされようが、平気の平左
羽を震わせ歓んでおります。
口を開けて見ている場合ではありません。
…？見方によっては、これ…天女が忘れていった羽衣のようでもあります。
昨日、昼をチョィと過ぎたころ…はるか東北は能代から宅配便が届きました。
「こんにちは、クロネコヤマトです。お荷物をお届けに上がりました」
『防犯のため、差出人の確認をして下さい』…マンションの掲示板に注意書きが貼られていたのを思い出し、クロネコのお兄さんにインターフォン越しに訊ねました。
「すいません、差出人はどなたになってます？」
「ハイ…え～と、て・てん？おんな？てんおんな？」
天女なんて、今どきの若い人には訳が分からんでしょうなぁ～
「」ときましたっ！
「てんにょ？それなら知ってます。今、開けます」
「天女さんて、珍しいお名前ですね」
「珍しいも珍しい…この世にたったひとりしかおらんわ！ちなみにわたくし、地上に降りた最後の天使です。お見知りおきを…」
クロネコヤマトのお兄さん、強張った笑顔で後ずさり…静かに去って行きました。
本当に差出人が『天女』となっているのにはビックリ
鎌倉の天女さん…（あくまでも自称であります）は、香道・志野流のお師匠さんをやっておられます。
この３連休に秋田県・能代にて香席を設けるとのことで、薄い羽衣を脱いで厚着をして行ったのでありましょうか？
その能代に蔵元を置く、喜久水酒造が自慢の「吟醸・能代」と「特別純米・喜一郎の酒」の２本を忙しい中、送って下さいました。
喜久水のロゴには杜氏が試桶を担いでいる凛々しい姿が描かれています。
世界遺産・白神山地の麓にあるトンネル地下貯蔵庫で熟成されるそうです。
「俺、結構長生きしてるけどサ、トンネルで寝かされた日本酒飲むの初めてだよ」
どんな味がするのか…？
ここは一挙に２本、思い切って開けて利き酒といきますかぁ
肴は寿司で…
魚の脂をさっと拭ってくれるのは「能代」…舌に余分な後味を残しません。
ピリッと山葵を活かしてくれます。
うになど濃厚な寿司との相性はバツグンです。
「魚の持ち味がごちゃまぜにならずにいいなぁ」
白身や烏賊には「喜一郎の酒」…じっくりと熟成された旨みが淡泊な寿司を引き立てるかと思います。
「まるで私のような酒じゃない？いつも陰に廻って主役を引き立てて…」
「喜一郎が聞いて嘆いてるじゃないかっ！寿司も主役も喰ってるよ」
今宵は酒の文化談で大いに盛り上がった夜となりました。
本当にありがとうございました
近ごろでは、ユニクロでヒートテックの羽衣も発売されたとか…
薄着に気を付けて、お風邪など召しませぬように…
