秋を感じるもののひとつに「赤とんぼ」が加わりますと…もう歳ですなぁ~

メダカが泳ぐつくばいに、卵を産みに来る下見にでも来たのでしょうか?

ベランダの手すりに止まって、その頃合いを見計らっているかのようです。

金魚の「ぼたんとさくら」にエサをやっていた家人が赤とんぼに話し掛けておる様子…

「こんなとこに卵産んだらサ金魚やメダカは大ご馳走だって喜んで、みんな食べられちゃうぞ!」

この日は家人も薄手の赤いセーターを着ておりまして、小林一茶が詠んだ愉快な一句を思い出しました!


『おれがやうに赤いべゝきた蜻蛉哉』

(おれがようにあかいべべきたとんぼかな)

 

鎌倉に住んでおります時は、横浜・高島屋やそごう・横浜店の新聞チラシが入っておりましたが、ここ東京・江東区となりますと日本橋・高島屋や三越のチラシが入って参ります。

今…日本橋界隈は「ハレ EDO 日本橋」と銘打って大変な活気に満ちておるようであります。

髙島屋では「大北海道展」が8日から14日まで開催されていまして、山海の珍味をはじめ、大地の恵みが盛りだくさんとのことで出掛けてみようと家人を誘いましたら…

「北海道って、きみの情けないあのあんちゃんが、老いらくの恋を成就しようと移り住んだ所だろ?然も俺より年下のあんちゃんだぜ!それでもってジャガイモや玉ねぎとかサ、コロッケがよ、山となって催事所に並んでんでしょ?俺は行かないっ!」

そう言われると…確かに、両手じゃ数え切れないほどの冷凍コロッケや食べ切れぬトウモロコシが今もまだ冷凍庫に入ったままでありました。

納戸には1年分はあろうかと思うほどのジャガイモや玉ねぎが何を考えているのかぼーっと転がっています。

すべて…わたくしの情けない兄が北海道から送ってくれたものなんですが、ふたり所帯のところへ、ドカッと寄こすもんですから後始末に困っております。

親戚中にこれをやりますもんで、わたくしのところに苦情の電話が押し寄せて参ります電話

「おいちゃんサぁ、なんで自分でお兄ちゃんのところに電話しないのぉ?」おとめ座

「あいつ、ヒマだろ?延々と自分の畑で穫れたチンケなジャガイモやらトウモロコシの自慢話をするんだよ!それでサ、北海道に掛けたあとの電話代がだよ、俺の年金額を越えちゃうんだよ!」

『そこまで言うかっ!』とは思いましたが、普段何かと世話になっております、おいちゃんやおばちゃんですからね、クレーマー係りを買って出たわけです。

さて…チラシには美味しそうなお寿司やオム・牛タンカレーなどよだれが出そうな写真が載っています。

「旭川のラーメン屋さんが出店してるって!天金と梅光軒の2店がイートインで食べられるんだって!ジャガイモと玉ねぎ売り場を避けて行ってみようよ」おとめ座

「俺がラーメンで釣られるなんてなぁ…それも行列に並んでいるなんて…汗

同じカウンターで両方のラーメンを頼めますラーメン

私は天金さんの醤油ラーメンを…(どちらも800円)

家人は梅光軒さんの醤油ラーメンを…味比べをしてみようと提案しました!

私が天金さんのラーメンを撮っていましたら、家人はさっさと食べ始めています。

「のびちゃったら元も子もないぞ!」

天金さんは豚骨・鶏がらスープで中太ちぢれ麺でコクのあるスープが絡まって美味しかったです。

梅光軒さんは、スープに魚介系が足してあるようでこってりとしてはいますが、中細ちぢれ麺なのでスルスルッと胃の中に入っていきます。

大振りに切ったチャーシューも柔らかく、メンマもしっかりと歯ごたえがあってグーでした!

どちらも甲乙付けがたく、周りを見て見ましても両方バランスよく注文が入っていました。

「ねっ!お兄ちゃんにジャガイモと玉ねぎ、送ってあげようか?」おとめ座

こちら、北海道を舞台にした警察小説、佐々木譲・著『憂いなき街』本

道警シリーズも第7作目に入りますと、主人公・津久井刑事に愛着が湧いてきます。

今回は幾つかの事件が同時進行しながら、サッポロ・シティ・ジャズが物語の舞台となっていまして、津久井刑事の恋愛を絡めての展開なんですが…

「こらっ!津久井、そんなに簡単に恋に落ちるなっむかっ刑事だろ!」と活を入れたくなるような…ちょっと気の抜けたサイダーのような仕上がりになってしまっているかと思いますメガネ

警察小説に惚れたのはれたのとの恋愛は抜きにして、シリーズから続いている捜査のチームワークをもっと描いて欲しかったなぁ~と津久井ファンのひとりとして思いました。

「おい、あんちゃんにサ、東京で大北海道展やってるから、来てみたらってメールしたら?」

「そんな寝る子を起こすような、余計なことはしちゃダメだって!」おとめ座

おいちゃんやおばちゃん、従兄たちは絶対このチラシを見ているはずです。

果たして…この北海道展に足を運んだでしょうか?