「おおぉっ~」…見事にシャンと立っておりましたっ
昨日、行き倒れのようにバタッと倒れていた街路樹…どうなっているか気になりまして見に行きました
バタンと根こそぎ倒れていましたから、もうすっかり撤去されていると思っていました。
「科の木(しなのき)かなぁ~?ニセアカシアかなぁ?カツラの樹かもね」
よくよく見れば、辛うじて立ってはいるものの、いつまた栄養失調で倒れるか分からぬほど、ヒョロヒョロッと頼りなげであります。
「今度ね、ローヤルゼリー・ビタミン配合・赤まむしドリンクを持って来てあげるね!」
「そんな嬉しいことを言ってくれる方は、お宅様だけです。お礼に松茸の1本でも根っこに出してあげたいんですが、生憎とわたくし赤松ではないので申し訳ありません…」
「なんでもいいからサ出しておいてくれる?明日見に来るから」
添え木にしっかりと麻紐で括られ、お疲れ気味の街路樹はホッと枝を下しているかのように見えました。
けれども今度の台風19号は猛烈台風だとニュースで連日放送しております
何んとか倒れぬよう、全身でもって踏ん張って欲しいと願っています!
午後からは家人の買い物に付き合い、銀座・伊東屋に行って参りました
秋・最大の3連休が台風で大荒れになると聞いてか、遠出を控えた人の波が銀座に押し寄せて来たのでしょう…結構な人出であります。
昨日の讀賣新聞・夕刊に「銀座の名所・歌舞伎屋上庭園」の案内記事が載っておりまして、無料というふた文字に惹かれ、方向を変えてひたすら東銀座に向かいました!
歌舞伎タワー・5階に広がる空間は狭いんですが「先人の碑」や「阿国桜」が植えられてたり、真向いのビルの壁には隈取がロゴに入っている『永谷園お茶漬け海苔』の看板が見えたりと、なかなか見どころがあるかと思います。
外階段をおりますと、歴代歌舞伎役者の写真がずらりと並んでいる回廊式の展示室も見られ、歌舞伎ファンには一見の価値があります。
同じ5階には「歌舞伎ギャラリー」なるものがありまして、ひとり600円
歌舞伎鑑賞券を持っていますと多少の割引があるそうですが、何もない私たちは大枚1200円を出し惜しみをしながら払って、今月の催し物「歌舞伎は旅する大使館」ってのを見に入りました。
この下の歌舞伎座では10月大歌舞伎が行われておりまして、17世・中村勘三郎・27回忌、18世・中村勘三郎・3回忌の追善公演歌舞伎を中村勘九郎・中村七之助兄弟が上演しております。
舞台で使われた藤娘、連獅子の衣装、太鼓や鼓の鳴り物も展示されていて、歌舞伎ならではの華やかさでありました。
庭園が望める食事処「寿月堂」さんは、築地で海苔・お茶を扱う「老舗・丸山海苔店」が入っておりまして、焙り立ての海苔を巻いたおむすび3種や海苔をたっぷりと乗せた茶そばが頂けます。
この茶そば、築地にあります「さらしなの里」と言うお蕎麦屋さんの蕎麦でして、打ち立て・茹で立てがさっと出て参ります。
おむすび3種にはそれぞれ違った海苔が巻いてあって、おむすびの塩味と合うようにと工夫が凝らされていました。
ふわっとしたむすび方ですから、ほろほろと口の中で解けていくような感じでありました
外国からの観光客は和菓子にお煎茶を啜っていましたが、あちらの方は猫舌のようでして、ふうふう冷まして飲んでおりました
多少の御見苦しいところはご勘弁を…
お土産さんで、唯一撮影が許されている場所ですので、せっかくですから撮ってみました
モデルは我が家の細すぎる大黒柱・家人でございます!
白塗りするヒマもなく「娘道成寺」の撮影を平にお許しを願うことに致しつつ、本人は広すぎるおでこも隠れ、至ってご満悦の様子!
周りで眺めていた外国の方が温かいと言うか…
呆れていたと言うか…
大笑いしながら拍手をして下さいました。
きっとラテン系の方たちではないでしょうか?
家人に見つからぬよう、期間限定1週間の公開で、あとはこの写真だけ『削除』致そうかと思っております。