ようやく低気圧がドッコイショと動いたようです!

5時11分…太陽が久しぶりに地上を射し始めました晴れ

近くの「曙杉・メタセコイア」の並木道を歩きますと、まるで初夏のような爽やかさ!

この大木は新緑も、紅葉も そして落葉した枝ぶりも、ちゃんと見せ方を心得たかのように、それは息を呑むような見事さであります霧

深呼吸をひとつ・ふたつして気持ちを落ち着かせてから、東京医科歯科大病院・泌尿器科へと出掛けましょう!

今日は先月、家人が受けた「PET検査・MRI検査」の結果を聞きに伺うので、少し胸がドキドキです。

PET検査では、ピカッと緑色に光るところがありまして、MRIで詳しく調べることになりました。

病院に行きますと、まずは…毎度・毎度の血液検査へ…

看護師さんと家人で、名前を確認…

「お名前をフルネームで言って下さい」先生

「金ちゃんです」おじさん

「金ちゃんですね?」先生

「ハイ、そうですっ!」おじさん

間違いがあってからでは遅いですから、ここは慎重の上にも慎重を重ねての確認が必要であります!

「この注射器、俺がやっとの思いで作った血液を惜しげもなく吸い取るねぇ」おじさん

「来るたびですものね。でも血液の寿命は4、5ヶ月なんですよ。金ちゃんの血管は弾力がありますね。色もきれいですし、サァ―ッと採血出来ます」ナース

看護師さんは宥め賺し、励ましながらテキパキと採血を進めていきます。

どんなに科学が進もうが、今の科学・医学界で作ることが出来ないのが血液なんだそうです。

人工血管はすでに開発がなされているそうですが、その中を流れる血液は人間自身が作らなけれならぬとか…

「あーたのその体の中のメカニズムは神秘に満ちて、おでこ以外にも光り輝いているんだわ!」おとめ座

「そうなの?喜んでいいんだね?」おじさん

「いいんでないの?」おとめ座

「良い血液を作るには、やはりバランスのとれた食生活がいち番の近道です」ナース

看護師さんのお言葉にふたりして…頷き、納得ビックリマーク

次に採るものはおしっこ!

採尿用の紙コップをもらい…もうすでに名前が印刷されているんです…採尿室へ…

最初のころ「採尿室」と書かれていたものですから、『さぞや立派な部屋を用意してあるんだ、国立病院ともなるとやっぱり違うなぁ~』と、その矢印に沿って行ったなら、ただのトイレだったと口をへの字にして戻って来たものでした。

こちらは自動販売機の紙コップであります!

こんな大きな紙コップを渡されたら、いっぱいにするのはちょっと大変ですあせる

「オストメイトの良いところはここだよ!袋に溜まったおしっこをコップにあけるだけでいいんだからサ。チョチョィのチョィってなもんだよ」

病院には、こんな優しい心遣いをした自動販売機が置いてあります。

投薬用のぬるいお湯です。ご自由にどうぞ!』

無料で飲みごろのお湯が出てきます。

すべての検査を終えて、待つのは泌尿器科の待合室です。

ここの待合室は、ご夫婦で、親子で、兄弟で待っている方が多く感じられます。

どんな病気も家族の支えがなければなりませんが、泌尿器科は腎臓、糖尿病も診ますから、どうしても家族の協力がなければ闘病が出来ません。

長い間の食生活の管理が必要だとのことです。

膀胱や前立腺、尿管にがんが見つかったとしても、まずは糖尿病の治療が優先され、がんの治療はそれを追う形になってしまうとも聞きました。

家人は幸いにも、すぐに膀胱がんの治療に専念することが出来ましたのは、本当にラッキーなことでした。

さて…膀胱がんが見つかり、膀胱全摘手術からこの11日でようやく…もうどちらとも言えぬ1年が経とうとしています。

1ヶ所のがん転移があったものの、急いでどうこうの深刻さはありませんようで、取りあえず腎臓とストーマへと繋いだ尿管のチェックをしてからと言う検査結果でありました。

「ホッDASH!おじさん

「これでしたら、抗がん剤治療で充分かと思います。一緒に頑張りましょう!」先生

「本音を言うとね、今日はサ仏滅だったからね、ヤバイことになるかもなぁとは思ってたんだ」おじさん

「あーたもカレンダー見たんだ!私もこんな日に予約が入って、ちょっとイヤだなぁって思ってたんだ…全部が良かったとは思わないけど…もう少しだけ、またふたりでいられるね。ドンマイ!金ちゃんビックリマークおとめ座

御茶の水あたり…がんを抱えた夫婦が、はて?何組歩いているのかな?