「まんさく」の葉は、その身が枯れ葉となっても枝から落ちずに、枝先にうもったままであろう花芽を寒さから護って年を越します木枯葉

そう高くもない木を見上げれば、まるで枯れ木に花が咲いたように見えます紅葉

早春に先駆け、葉っぱよりも先に花開くのは…取りあえず咲いちゃおうか?

そんなことはありません花

やはり… オレンジ温かく護ってくれた恩返しでしょうcrml

枯れ葉に贈る、花束のように見えます花束

人の名前のような「まんさく」ですが、漢字に当てますと「満作・万作」となります稲

これはきっと穀物などの豊年満作を祈ってのことでしょうが、雪どけに「まず咲く」が東北地方で訛って「まんず咲く」とからの「まんさく」となったとの所説があります本

東京でひと足早く見た「まんさく」の花でありますが、雪国では今日も枯れ葉に護られ、まだ目が覚めぬ花芽でありましょうゆきだるま。

花言葉は「幸福の再来」とありますsei

今年こそ…*今年こそ…*あの日からまもなく3年が経とうとしています花

今年こそ…幸せ

方言・訛りと聞きますと、関東出身である私は「東北」を思い浮かべますサランラ

これが名古屋・大阪・高知と西の方になりますと、それぞれ「名古屋弁・大阪弁・高知弁」と明るさを伴ってくるのですが、東北弁を耳にしますと何かしみじみと懐かしい響きのように感じます耳

青森県弘前出身の寺山修司に、方言を詠んだ一句が残されています青森県俳句

青森県では「す」を「し」と発音するのでしょうか青森サランラ

幸か不幸か…早口東京言葉を自由自在に操っていた母親に育てられた私も、東京は下町の産まれなもので「ひ」と「し」が上手く使い分けることが出来ませんしんぢ しコドモ:G・ひ

「しと(人)のことを言うもんじゃないよ」休め

「遠足はしびや(日比谷)公園だとよ」幼稚園

「しろこちゃん(弘子ちゃん)女の子3

「風呂敷をしろげ(広げ)てごらんな」風呂敷

かと言って…「し」を「ひ」とは発音しませんひ

渋谷をひぶや、新橋をひんばし…「しとをひんじなさい(人を信じなさい)」とは言いませんヤレヤレ・・・

朝日新聞はいつまで経っても「あさししんぶん」としか言えません怒りおやじ

幸いなことに「よみうりしんぶん」には「ひ」がありませんで、我が家では讀賣新聞を購読しております新聞

さて…我が家の居間で咲いておりますのは「ニオイスミレ」でして、そばを通るだけで甘い香りが致しますすみれ

さすがに香水の元になるスミレでありますjealousy*

こちらは野に咲くすみれB.

寺山修司が詠んだ菫は、こんなひたむきに咲いている花を指しているのでしょう…。

 

『方言かなし菫に語り及ぶとき』

(ほうげんかなししみれにかたりおよぶとき)

寺山修司

 

この句の菫(すみれ)を「しみれ」と詠んだとき、方言が持つ残酷さ、恥ずかしさと悔しさと…そして方言が放つ優しさと喜びを感じることが出来るかと思いますpink 。