毎日が日曜日のような日を過ごしております
と・目は覚めましても、頭の中身、要するに脳みそのみそがまだ仕込み状態になっていまして、すぐには使い物になりません
暫し…布団の中で、ボーッ
「今、何時だろ」
時計があるはずの壁を見上げると…
「あれ時計がないっあっそうか、ここは鎌倉じゃなかったんだ」
反対側の壁に目をやると…
「あれこっちにも時計がないっあっそうか、ここは浦安じゃなかったんだ」
「ゲッじゃ、ここはどこなんだっ」
「やっかましいんだよっここは、東京だよっおっかさん時計は頭の上」
そうでしたぁ
暮れのクソ忙しい時に引っ越しをしましたもので、まだおつむの方が引っ越しを済ませておりませんで、時々こんな具合に混乱を致します
ついでに「あーたはどちら様ですか」と家人に聞きましたら、逆に「きみの名は」と訊ねられまして、つい「真知子です」と答えてしまいました
むっくりと起き上がりまして、見た時計…8時以上9時未満
夕べからノンストップよく寝たものです
脳に甘いものを与えると大変良い動きをすると聞いたのを思い出しまして、フレンチトーストを作ってみました
専門店になりますと、ミルクと玉子に砂糖を混ぜた液に、パンをひと晩漬けておくんだそうですが、映画「クレイマー・クレイマー」の名場面ダスティン・ホフマン演じるお父さんが作るフレンチトーストは、至って簡単
シャカシャカと混ぜ液に食パンを潜らせ、そのままバターを敷いたフライパンに投げ入れます
あの場面には泣かされました
さて…熱々に焼き上がったフレンチトーストにメープルシロップをたっぷりかけて「いっただきまぁす」
「甘いものを食べるとね、脳が喜んで動き始めるんだって」
「脳がありゃぁ…の話だろ」
「そう言われると自信がなくなっちゃうなぁ爪はあるんだけども」
時計もカレンダーも掛ける壁がないことにはどうしようもありません
毎日の生活で見続けた時計とカレンダーは頭にすり込まれ、見やったその先に、その物がなかったとき、ちょっとした焦りと照れが生じるもんであります
今朝の教訓を活かしまして、2014年のカレンダーを見ましたっ
間違いなく本日は1月の19日…新年が明けて早や19日が過ぎてしまいました
「月と日を取ると119なんだねぇ」
消防車を呼ぶ番号ですから、本日『家庭消火器の日』なんだそうです
なるほど…消防庁が制定するに相応しい日かと思います
で・ですね、取った月と日を合わせますと「明」になるんですが、これが我が情けない兄の名前になるんですね
「あきら」と読みます
老いらくの恋を求めて北海道へと渡って行った兄でありますが、なんせ頭に「情けない」が付くほどの兄のこと…電話が掛かって参りました
「もしもし…おみえちゃんか俺だ俺年上の弟は達者でいるか」
「あれぇお兄ちゃん情けない声出して、どうしたのよぉ~」
「もうね、毎日雪が降るんだよ、朝から晩まで降るんだよ」
「北海道だもん、そりゃ降るよ降って来るのが雪でよかったじゃん槍でも降って来たら串刺しになっちゃうよ」
このところ…NHKのニュースでは、大雪と言うと岩見沢駅の様子が流れていました
「俺ってサ、虚弱体質だろもう、さみくてさみくてサァ~泣けてきちゃうのよそれなのに友ちゃん、雪掻きしろってサ…こんなでっかいシャベル、投げて寄こすんだよ俺、帰りたい雪のない東京に帰りたいっ」
「東京も雪が降るって予報だよぉ愛はどうしたのよ愛はっ」
「愛は雪に埋もれたそれよか、俺ぎっくり腰になっちゃってサ立てないのよ北海道まで来て這ってんだよ」
「だから、春まで来るなって言ったのよっ」
電話の向うから友ちゃんの怒りの声が聞こえます
愛の炎に消火器は要らぬ…ああぁ~