本日の第一歩は「箱根駅伝」へと方向を定め、先ずは右足を踏み出しました
第90回を数える箱根駅伝活字で支えた読売新聞も創刊140周年を重ね、大手町の新社屋からのスタート、そしてゴールのテープで選手たちを迎えます
2014年が明けてから、まだ2日しか経っておりませんから、体力は充分でございます
第90回の駅伝を今年は一気に湯本で応援しようと、目覚まし時計を掛け頑張って出掛けました
ついでに…湯本の湯で家人の病後回復につなげようと、日帰り入浴も盛り込みました
車窓から見た日本一のお山・富士山は、世界文化遺産に登録されたことなど、どこ吹く風…白い雪を頂きに光輝いておりました
穏やかで暖かな湯本の温泉街は、新春の華やかさで活気に満ちていました
ホテルのロビーでは獅子舞が披露され、お目出度さひと際です
獅子を被っているのは、落語家・古今亭菊春師匠です
師匠得意の「時そば」は噺に勢いがあって、勘定を誤魔化す手の動きが面白可笑しくて、見えるはずのない一文銭がその手の先に見えるようです
獅子に頭を齧られると、一年無病息災に暮らせると言われます
私はせっかくですから、この機会に家人の頭を齧ってもらい、今年はがんの転移も再発もなく過ごせるようにと…家人の背中をドンと獅子に向かって押し出しました
ところが
お獅子も考えたんでしょうね
家人のおつむを齧って、ツルッとアゴが滑ったら、お客様に恥をかかせてしまうそれでは申し訳ない
獅子の顎は虚しくパカパカッと空を切ったのでした
「ウソをつけっ」
頭と言っていいものか…広すぎるおでこに獅子の歯型をしっかりと頂いた家人を連れて湯本の街へと繰り出しました
歩道橋から見た国道1号線です
あっち・小田原から駆けて来た選手たちは、私が立っているこの歩道橋の下を走り…
向こう…芦ノ湖に向かって山を駆け上がって行きます
小田原中継所でたすきが渡されるころ、交通規制が行われ、私も歩道橋から追っぱわれてしまいます
ヘリコプターが音を立てて飛んで来ましたから、そろそろ先頭の選手がここ湯本へ向かって来たのでしょう
応援の場所を決めたところは湯本の駅前にあります歩道です
ちょうど選手への給水地点になる所にあたります
車から降りたのはコーチでしょうか…東洋大の選手と一緒になって走っております
体を斜めにして、何かを指示している様子です
「人の話を聞くときゃぁ…況してやそれが目上の人であるならば、きちんと相手の目を見て聞きなさいよっ」
わたくしの母親はそう言って教え説いたものですが…そうも言っていられないことってのはあるんですなぁ
つくづく、駅伝の選手になれなくてよかったと思いました
読売新聞・スポーツ報知新聞の予想どおり、今年の東洋大は力強い走りを見せています
目の前を駆けて行ったのは、キャプテン・設楽啓太選手かな?
コーチの名前も気になるほど、いい走りをしていました
近くで応援している男の子はアイスクリームを振って、小旗をなめていました
ホントなんですよハッと気が付いたボクちゃんは、照れた顔をして今度はちゃんとアイスクリームをなめていました
こちらは順天堂大学の選手であります
「おいっ眼科でお世話になっているんだっ応援しなきゃダメじゃないかっ」
「」
そうでした
私は眼科医から緑内障のケがあると注意を受けているのですが、その眼科医ってのが、順天堂大学病院の眼科なんです
「どうもぉ~、お世話になっていますぅ、春の予約お願いします」
「そうだ、お礼と感謝の気持ちは伝えなきゃいかん」
大根踊りの「東京農業大学」はまだでしょうか
少々待ちくたびれたころ…「大根、来たぞぉ」の声がします
ホントなんですよ
東京農大を応援する方って、ホントに多いんですから…
畑を耕していますから、足腰の筋肉はバッチリです
14位で湯本を通過して行きました
農大ともなると、順位はあまり気にしません
ただ走っている…それだけでいいんです
あぁそれなのに選手の足を切ってしまうアングルで申し訳ありません
昨年の予選会では、第1位でシード権を獲得した農大ですから、こんな事でメゲないことと信じています
明日、大手町でゴールを待っていますぅ
特別協賛しているサッポロビールから「箱根駅伝缶」のラベルが印刷された黒ラベルが売り出されています
「これって、2本で250円なんですか」
写真を指して聞きました
「これは…缶の裏表です1本250円です」
「写真だけ撮らせてもらいます、パチッ」
それでも、酔った気分になりますところが、箱根駅伝の魅力じゃないでしょうか
さぁて、混む前に東京へ帰ると致しましょう
赤い小旗も一緒に乗り込んでの発車となりました