ささやかながら1ヶ月に亘る入院治療で頑張った家人を労い、湯治を兼ねた2泊3日・箱根の旅をプレゼントしました
今までは、東海道を乗り継いで箱根湯本へと行っていたのですが、今回は新宿へ出まして小田急ロマンスカーを利用することにしました
滑るように走るロマンスカーは快適そのもの
町田・本厚木・小田原駅のみっつしか停車をしないとの車内放送を聞きましても、下町育ちの私には新宿発の小田急沿線を走るのは初めてで、代々木上八幡?経堂って聞いたことはある…下北沢は知っている…祖師谷?登戸?通過する駅名を必死に追うのですが、何しろ動体視力がまったくありませんもので、泣く泣く宇宙飛行士になる夢を諦めた私であります
「パイロットになる前にだな、運転免許証ぐらい取りなさいよ」
と家族の者に言われるんですが、免許を取るのには掛かる費用が、取る人の年齢+10万とか
私の例を聞かされても何んの得にもなりゃぁしませんが…仮に、私の歳を四捨五入をしたとして、60+10=70万
「それは…仮免まですんなりと行っての値段だからね」
「きみは…免許証が発行されないという、実に類まれな例になる恐れもあるわけだよ」
駅名を追っているうちに、眼球がブレにブレて気持ちが悪くなってきました
「ぶれない政治を!」と言っている政治家の動体視力を信じて、参院比例選挙の投票に臨みたいと改めて誓った小田急ロマンスカーでした
詰まらんことにかまけているうちに、1時間20分あっという間でした
箱根湯本まで来れば、涼やかな風が吹いているだろうと思ったのが大間違い
もの凄い暑さでして、このまま駅前を流れる早川に飛び込みたいほどの猛暑です
「おっ鮎釣ってるよぉ~
こんな時間でも掛かるのかなぁ
釣れたっ
俺もサ、早く良くなって岩魚釣りに行きたいなぁ
」
「まずは…ハゼ川さんとのハゼ釣りで、カンどころを思い出さないとね」
あじさい橋の欄干にもたれて眺めていたら、背中がまるでカチカチ山のたぬきのよう…火が点いたような熱さになってきました
ちょっと遅くなりましたが、いつものお蕎麦屋さんで「お昼にしましょうよぉ~」
「歩いてるだけで頭がボーっとしてきた」
家人はひと月もエアコンの効いた病院にいたせいか…退院して来ましたら、ちょっとの暑さにも弱くなり、熱中症が心配です
「じゃっ、走ろう
」
「」
その調子その調子まだ、大丈夫のようです
冷たい「貞女そば」を頂くことにしました
「貞女…う~ん、いい名前の蕎麦だねぇ側にいてもらいたいね、貞女
」
「ゴチャゴチャ言ってると、のびちゃうよ貞女が
」
「貞女がのびてどうすんだよ」
卵黄だけを先に飲んでしまってから、自然薯をざっくりかき回すだけの家人
自然薯と卵黄をよぉ~く混ぜ合わすのが、わたくし
「そんなにこねくり回してたら、蕎麦がのびちゃうだろ」
わざわざ箱根まで来たというのに、蕎麦一杯食べるのにも、我が家は大変なんです
今回は病後の湯治と療養を兼ねておりますから、あちこちと名所巡りをせずに連泊し、ゆっくりと過ごそうと思い、湯本の駅に近いホテルに決めました
ここの泉質は「アルカリ性・単純温泉」…これほど家人に相応しい温泉はなかろうと、見つけるのにちぃとばかし苦労致しました
大浴場に置いてあります脱衣カゴ虫好きの私には堪りません
ひとつ・ひとつのカゴには、こうして昆虫や植物、野菜などの絵が書き込まれた札が掛けられています
かまきりがあったらいいなぁと思っていたら…「かまきり・Mantis」ありました
運よく空いておりまして、素早くゲット
改めて従業員の方にお願いをしまして、立ち合いの上に撮らせて頂きました
ハラビロカマキリとオオカマキリを合わせたような…ちょっとオトボケなかまきりに仕上がっているかと思います
こんな素敵なアイディア大歓迎です
「あーたは、どんな絵柄のカゴにしたの?」
「そりゃ、岩魚にしたかったけどサ、あれだけの数を探してたら疲れちゃうし、湯本はやっぱり鮎だろだから、トンボにした
」
「なんだそりゃ」
鎌倉の友だちがメールを送ってくれました
「朝、早く起きて、あなたのブログを見るのが楽しみ」
「早起きは三文の徳」と言いますから、せめて一文ぐらいのお得になっていれば嬉しいかぎりです
昨日・いち日、箱根に行っておりましたから、ブログを休んでしまいました
せっかく早く起きて「miemiex」を開いて頂いたのにあ~ぁと欠伸をかみ殺している姿が目に浮かびますです
ゆったりと暮れていく箱根の空は、鎌倉へ…そして浦安へもつながっているんだよね
家人はもう眠りについています
「深い」をつけると、勘違いされそう
さて明日、ちゃんと目覚めているか
箱根、2日目をお楽しみに