4月も半ばになりますと、ここ鎌倉・若宮大路にあります段葛では、桜からツツジへの衣更えが行われ、春から初夏へと鮮やかに季節が切り替わります
二の鳥居近くの歩道には、松の木が昔の名残りを残すかのように、如何にもひょろひょろと頼りなくボンヤリと立っております
それでも子孫繁栄に参加をせねば、すぐに絶滅危惧種に指定されてしまいますから、仕方なく松笠となる雄花を出したようです
なんであれ、この地球で命を繋ぐってのも、思えばなかなか大変なことではあります
ところが
松の花言葉が「不老長寿」と聞けば、それはそれで…さぞかし疲れてしまうだろうと、若さから遠ざかってしまった身であるからこそ、やっとそこに思いが行くようにもなりました
さてゴチャゴチャと言っている間に「第55回・鎌倉まつり」が始まったようです
『55』とは、まぁ~なんともお目出度い数字だこと
ジャイアンツおかげさまで
今季、東京ドームでの負けはありません
と勝手に松井秀樹の背番号に思いを馳せていたら
本日いち番の見どころ「パレード」が始まっていました
パレードが行われている間、若宮大路周辺には交通規制がはられていますが、公共機関であるバスだけは、鎌倉音頭を踊っているおばさんの後ろをこうして堂々と付いて行くことを許されているのですが・・・
それはそれはノロノロと、まるで気の遠くなるほどの歩みであります
何しろ盆踊りなもんですから、3歩前に進んだと思って後を付いて行くと…2歩下がってくるんですから、普通だとドンとぶつけちゃいますよ
そのあたりは、さすがに地元の江ノ電と京急バスの運転手さんは、そこら辺を走っているバスとは運転技術が違います
春に行われる「鎌倉まつり」は、鎌倉観光協会が主催で行われ「鶴岡八幡宮・秋の例大祭」より、ミス鎌倉のお披露目などがあってとても華やかなお祭となっています
神奈川県警の吹奏隊の力強い演奏や、鳶によるはしご上り、各町のお神輿などが、若宮大路から八幡さまの境内へと進みまして、流鏑馬馬場で本宮への奉納が行われます
どれもこれも眺めているだけなんですが、首がくたびれてしまいます
午後1時から、境内の舞殿で「2013年・ミス鎌倉」の初めてのお披露目、そして認定式が執り行われました
大階段にはこの人だかり
もちろん、舞殿の周りにもカメラを構えたおじさんたちがいっぱい群がっております
振袖なんて、着たことも忘れてしまっていました
成人式に着た振袖を、母に教わりながらも自分で小袖に仕立て直しましたが、いち度も袖を通さず…しつけ糸も解かず…質屋に入れたまま流してしまいました…ってなことはありません
結婚をしていなければ、いくら歳喰っていようが振袖を着ることができます
あの「こまどり姉妹」を見ておりますと「よしっ」と勇気が湧いてきますから、昭和30年産まれともなりますと、怖いもの知らずにも程がありますなぁ
やっとお顔を拝見
どこかで会ったような懐かしいお顔をしています
向かって右から…早稲田大学・学生・19歳山中葉月さん
真ん中が…青山大学・学生・小野麻子さん19歳
そして、左…こちらも青山大学・学生・江口桃子さん20歳
笑顔にも、所作にも、まだまだ初々しさがあって…そうだ懐かしく感じたのは、40年近くも前ではあるけれど、みんなこんな頃があったのです
「あれから40年~」と綾小路きみまろさんも言っております
このおふた方、2012年度の「ミス鎌倉」です
奥に座っているのが、櫻井愛さん
黒い着物の桝渕祥与(ますぶちさちよ)さん
「あれから1年~」
ごらんの通り
すっかり垢抜けまして、貫録充分な笑顔を見せてくれました
昨年・5月、初仕事となった「鎌倉由比ヶ浜海岸・ビーチフェスタ」のときのおふたりです
海をバックに、ハツラツと健康そのもの
「女ってのは、怖いくらい変わるもんだねきみもサ、この祭、思い切って変わってごらんよ」
「今さら、どう変わりゃいいのよせいぜい変わったって、藤原紀香だよ
」
「藤原にもいろいろあるからなぁまぁ、ちょっと背が足りないくらいだね
良いもの見せてもらったから、長生きできそう」
私を目の前にして、これですからね
悔しかったら、長生きしてみろってんだ
さぁて
今年の「ミス鎌倉」のおさん方
ご自分ならではの花を咲かせ、大輪の花となるよう、大いにご自身を磨いて下さい
「鎌倉まつり」は、21日まで開催されております
最終日には流鏑馬も奉納されますので、ぜひ馬でおいで下さい