新年も2日目ともなりますと、もう普段の生活が恋しくなりますから、ホント!せっかちな年寄りは困ったものです
31日の大晦日には、もうおせち料理の味見で一杯やっちゃたし…
元旦のお雑煮ひとつ食べるにも、娘からは「お餅をもっと小さくして口に入れないと、咽喉に詰まっちゃって、危ないでしょっ」と言われます…が、危ないの危ないをもっと、明確にはっきりと言ってもらいたいっ
それに、もっと危ないことやってるもんね…
テレビはお正月番組ばかりで、BSフジ・プライムニュースのそりまっちゃん(反町理さん)には会えないし…
ごくごく普通・ありきたりな生活の繰り返し…これが、いち番の幸せなことであるとに気づかされます
2012年・11月から足掛け2年に亘って「磯菊」の花が、庭の片隅に咲いています
その名の通り、海の近くの岩場や海岸の磯に、多く見掛ける菊の花です
今日・2日は「東京箱根間往復大学駅伝競走」の往路となりますので、せっかくですから磯が付く「大磯」で応援をすることにしました
鎌倉から横須賀線で大船へ…東海道に乗り換えて5つ目「大磯」までトントンと35分ほどで着いてしまい、駅前はまだ閑散としていました
ヒマなもんですから、鎌倉スポーツクラブにあるプログラム「ジャズダンス」で教えて下すっているやっこ先生が、この大磯の地でスタジオを開いておりますもので、鎌倉の生徒を代表して、新年の挨拶を致したく…
「やっこせんせぇ~、どこにいるか分かりませんが、明けましておめでとうございまぁす」と、大声を張り上げておきましたので、鎌倉のみなさま方、ご安心を
改札口を出たところに、青山学院大学の陸上部と応援隊が待ち合わせをしていたんですが、ここの学生が着ているジャージの色が「東京農業大学」のユニホームの色とよく似ていまして、思わず声を掛けようとしましたら…家人が「背中のローマ字を読めっ」って袖を引っ張るもんで、背後霊のように後ろに回って読みました
「AOYA…GI?アオヤギ?」って、学生がよく動くもんですから、ジャージにシワがよって読めませんつい、友だちの名を勝手に読み上げたら、振り返った学生が「青山学院です
応援よろしくお願いしまぁす
」
「ハイハイ」
パラパラと人が集まって来たようですので、海風が吹きつける坂道を、国道1号線目指し、下りて行きました
途中「大磯町図書館」がありまして、どんな新刊が入っているか?蔵書数は鎌倉と比べてどうかなァ…と思い、館内を見たかったのですが…お正月ですもんね、休館中でした
「圖」の字が懐かしいと感じてしまってはいけません
珍しいと思わなければ、歳がバレてしまいます
「この辺りでどうかなぁ」平塚中継点から、1.5キロ海から上がって来たところ…大磯郵便局前に決めました
そこへ…「東京農業大学」の旗を持ち、タオルを首に掛けている一家・8人がやって来ました
おじいちゃんから息子さん?そのまた息子?の、小学4年生ぐらいの男の子と女の子もいます
「やっこれは農大出身とお見受け」と迷わず小走りに駆け寄って、声を掛けました
「おはようございますあの、大根踊りは踊れますか?
」
「?お・踊れます
今日は大根は持ってませんけど」
「すごい今年は、ギリギリでシード権取れるといいですね
」
「ギリギリを頭に付けないでくださいっ」
「失礼致しました」
この時、早稲田は6位で通過…箱根往路ゴールは2位まで順位を上げたようです
で…こちらは、沿線にあります讀賣新聞販売店が道のあちこちで配っている箱根駅伝の旗をもらって振ることに
いつの間にか、紙の旗からビニールの旗に代わっていました
細い軸に巻き付けるのは、今でも300万本…1本1本手作業と聞きました
心を込めて振らねば…と、練習をしておりましたら、沿道の安全を任せられているお兄さんが「胸の前で振らないよう、お願いします!選手に当たってしまいます!どうか頭の上で振って応援してくださいっ」
手を伸ばせば、選手に当たってしまう…本当に、それぐらいの近さで走り抜けて行きます
東京農業大学の選手は、なかなかやって来ません
20大学出場の18までは通り過ぎて行きました
「来たぞっ農大
」の声に、ガバッとカメラを構えパチリ
大きな歓声と拍手に送られ、20位の上武大学とともに走り去って行きました
なぁ~んか…気が抜けてしまいましたが、また最初の1歩から始めればいいんです
大磯駅からほど近い「鴫立亭(しぎたつてい)」でひと休み
甘~いモンブランとコーヒーを胃に納めましたら、元気が出てきました
大根の葉っぱ色した「襷」来年も箱根まで、つないでくれることを、祈っています・オーッ