夕べ…深夜11時半を過ぎたころ、ふたご座流星群・流れ星を見られたらと思い、庭に下りてみました
「さみいぃ~」
夜の冷たさが、ジンジンと足元から這い上がって来るようです
フェンスに肘を置いて夜空を見上げれば、星の瞬きのなんと美しいことでしょう
「まずは、何を祈ろうかあっ」
ピカッと輝いた光に目をやれば、飛行機の右翼・右舷灯の緑色
左翼・左舷灯の赤色が、交互に光っては消えていきます
こんな夜更けに、どこへ行くのだろう
私もまた、こんな夜更けに首が痛くなるほどに空を見上げて…何んなんだ
と、星がひとつ流れました
サァッーと、どっちからどっちへ流れたのかもトンと分からぬうちに、流れ去ってしまいました
人間…いざっとなったら、無欲になるものです
ただ願うのは
「2億円なんぞ、欲しがるものかそんなもん、欲しがるような世の中じゃダメなんだ!あぶく銭は身を滅ぼすに決まっている!でも見事当たったら、拒みはしません」
「あのね、宝くじ1枚も買ってないのに、よく言うよっ買わなきゃ、当たるわけないだろ」
さて…小町通りでは、9日から16日まで「小町感謝祭」が開催されていまして、2千円分の抽選券で1回、抽選機を回せます
壁に貼ってある紙を見てビックリ
特等・1万円が3人も出ています
2億円はいらないけれど…1万円は欲しい!と思うのは、私ひとりでしょうか
小説家・横山秀夫さんは、ここ数年うつ病から、ひどい物忘れに陥ってしまい「引退まで考えた」と、雑誌のインタビューで話していました
7年ぶりの新作「64・ロクヨン」です
64・ロクヨンとは…
昭和64年、D県内で起きた「児童誘拐殺人事件」をさす刑事たちの符牒のこと
物語は未解決のまま、14年が経ったD県警が舞台になっています
骨太な警察小説でして、大変な評判でして、きっと何かの賞を取るんではないでしょうか?
さすが警察物を書かせたら、右に出るものはいないと言われている横山氏の新作・いち押しの1冊であります
午前中、647ページの「64」を抱え、御成商店街の美容院「Lino Laniリノラニ」さんへ
あの「スタンダード・プードルリノ」がいる美容院です
「爪と髪の毛」を早く伸ばそうと思ったら、粗食がいいと聞いたことがあります
もちろん…例外もあります
我が家に、その1例が報告されております
前回お願いした髪形藤原紀香・風の髪の毛にと、お願いをしたら「藤原紀香」になっちゃって困っております
ショート・カットは、小まめに美容院に行きませんと、寝癖が付いたような髪の毛になってしまうので、思ったよりも大変なことです
今回はヘアカラーもしてもらうことにしたんですが、持っていた本が読めないんです
ヘアダイで髪の毛を染めてしまいますから、メガネが汚れてしまい、耳に掛けることが出来ません
メガネがなけりゃぁ、本を読むことは叶いませんもので、本を閉じ読むのを諦めました
「これ、ヘアカラー専用のメガネなんです」と、オーナーのみつこさんが差し出してくれましたのが、この優れものの老眼鏡でございます
手に取って、よく見てみますと、耳に掛けるフレームがありません
こめかみで押さえるメガネなんですね
私はここ何年も美容院には来たことがありませんでしたから、こんな考え抜かれた便利なメガネがあるとは思いもしませんでした
「感激」のひと言でありました
カットの技術も大したものなら、さり気ない心遣いも大したものでして、これは助かりました
何しろ図書館への返却日が迫っている1冊でしたし、ようやく物語が佳境に入ってきまして、1ページでも多く読み進みたいと思っていたからです
子どものころ…よく歩きながら本を読んでいましたが、今はムリムリ
同時に、幾つものことをこなすことが出来なくなってしまいました
このメガネ普通のメガネ屋さんでは手に入らない、美容院専門のメガネだそうです
これだと、鼻の低い私でも何んとか様になります
世の中、進歩しているんですねぇ
帰り道、私が、期日前投票した候補者の選挙カーとすれ違いました
「1票、入っているから、安心なさいね」にっと笑いかけました・・・が、通じたかどうか
衆議院選挙・こちらも、いよいよ明後日に迫って参りました
あと2日、熟考の時間は残されておりますが、この国の方向を指し示す時間はと言いますと、そう残されてはおりません