今日は「二の酉」…今年は「三の酉」はありません11月

「三の酉」がない歳は、火事が少ないと言われていますが、ほぼ一年ごとに「三の酉」は巡ってきますから、日ごろからの『火の用心」を心掛けて行きたいと思いますマッチ拍子木

かまぼこの鈴廣で毎年行われている「かまぼこ板絵コンクール・2012」に出品された作品です熊手

可愛い七福神が顔を揃え、目出鯛も招き猫も駆け付け、鶴は千年・亀は万年の長寿を祝い、松竹梅の花を添え…まことに福をかき集める熊手に仕上がっております宝船鯛(尾頭付き魚)松

浅草・今戸神社は縁結びの神様としても有名ですが、七福神のひとつ・福禄寿を祀っていることでも知られています縁

「招き猫」発祥の地としても名乗りを上げ、今戸神社には福が溢れているようです五十鈴神社招き猫

こんな上等なかまぼこ板を肩に担いでおりましたら、猫がかまぼこのにおいに寄って来ないとも限らない…

その中に招き猫がおりましたら…これはもうビックリマーク爪で引っ掛かれようと、噛みつかれようと、取っ捕まえなくてはなりませんうぎゃっ招き猫

猫を酔わせる「またたび」を、そっと忍ばせておきましょうかネコ・毛繕い

江戸の香りがまだ残っている明治元年…この歳の背の瀬に起こった大火で、囚人たちの解き放ち・赤猫を描いた物語…火事

浅田次郎・著「赤猫異聞(あかねこいぶん)」…酉の市に相応しい1冊かと思いますsao☆

「小説の大衆食堂」と、ご自分をこう呼んでおられる、直木賞作家・浅田さんでありますが、新しい時代へのうねりを描くことが得意とお見受けいたします本

私は明治維新の時代物がちょっと苦手なのですが、歴史的な目線で描いた物語よりも、この「赤猫異聞」は「天切り松・闇がたり」を彷彿させ、とても面白く読むことができましたメモ

語り部をさせた曰くつきの囚人・三人は、江戸弁・東京弁を自由自在に操り、講談を聞いているような小気味よさがありましたお笑いを一席

ここでも、改めて「火の用心・火の用心」バケツ炎

「謹賀新春」の文字が印刷された、我が家の年賀状が仕上がってきました年賀状富士山

11月に入りまして…「喪中はがき」がポツリポツリと届きますはがき

「あいつの葬式のときはサ、桜が散ったあとで、葉桜になってたなぁ」さくら

「○○は、初孫の顔を見られたって喜んでたなぁ」ウサ帽子ベビー

「○△のときは、お通夜だってのに、満月だったんだよ…月、見上げてたら、なんか急に悲しくなっちゃってサ」月

「俺も、こうして一枚のはがきになって、みんなのところに行くのかなぁ」おじさん

しみじみと…そのはがきを手にして、小さなため息を吐いていましたため息

午後になって、家人が知人に電話で呼び出され、小町通りにある喫茶店「門」へと出掛けて行きましたコーヒー

「電話で済む話じゃなさそうだ」おじさん

毎月一回、鎌倉でお昼を食べる会の仲間のひとりが、余命半年…長くて一年と医者から告げられている…と聞かされて帰って来ました。

「その半年がもう経ってるってんだから…あれだけ元気なヤツだったのに、参っちゃったよ」おじさん 

七つも年下の友人です。

「お正月、迎えられるといいね門松女の子4

「俺か?」おじさん

「…?そ・そうだね。みんな揃って迎えられるといいねリース鏡もち女の子4

『今年が最後かもな…』が、口癖になった家人であります…。

みんなが静かで、心穏やかな最後であって欲しいakn

家人の細くなった肩を見て、切にそう願いましたお願いします