五穀豊穣に感謝をする「例大祭」に、嬉しい荷物が届きました
新潟・津南の渓流仲間の「どうも・どもトミさん」が採れたての野菜を送ってくれました…
合わせて5種類・五菜豊穣です
みなそれぞれ、もう最後の収穫とのことで、きちんと食べ切らねばバチが当たってしまいます
「トウモロコシは、熱湯で3分3分厳守粒にシワも寄らなくて、プチプチで美味しいから、やってみて」
「どうも・どもトミさんの奥さん」が、電話口の向こうから唾が飛んで来そうなほどの、力の入ったメッセージを送ってくれました
人の言うことなど、滅多に聞かない私でありますが、事・食べ物となると「ホイホイ」聞いちゃう情けないことです
きっかり3分茹でました
甘くて…それも、ただ甘いだけじゃないんです
ひたすら甘いんです
歯の間にトウモロコシの皮が挟まったまま…考えてみればですね、トウモロコシの芯なんぞ食べるこたぁ滅多にないわけで、しっかり中まで火を通さなくていいんですわ
これだけのものがひと粒の種でもって、土の中から芽を出し、土の中で、土の上で、実や花穂を成らせるんですから、はてさて…摩訶不思議なことが起こるもんだと感心をしてしまいます
今夜は野菜三昧で、一杯やりましょう
青い色紙も清々しい、八幡さまの「おはらひさん」です
その「おはらひさん」の前で、オオカマキリとショウリョウバッタが、生きるか!死ぬか!のバトルの真っ最中
高みならぬ、下見からの見物を
よくよく見てみれば、こちらも、卵・ひと粒から、よくぞこれほどまでに完成された、まさに芸術品のような生き物になるものかと、これまた感心のひと言であります
オオカマキリは、カマをたたんでジッと置物のように動きませんが、しっかりとバッタとの間合いを測っております
ショウリョウバッタはショウリョウバッタで、葉っぱの一部と化したように、こちらも動きません
私もこの緊迫した状況では動くに動けなくなり、固まってしまいました
「三竦みってのは、こう言うことなんだ」
妙なところで感心をしてしまい、今日は感心ばかりをしているなぁと、ふっと気が抜いたとたん、オオカマキリが私にではなく、ショリョウバッタに飛びつきました
張っていた気を弛めた私に合わせてしまったバッタの気合い負けと言ったところでしょうか?
何んか、責任を感じてしまいます
晴れていたかと思えば、雷が鳴り始め、時おり激しい雨も降ってガラス戸を開けたり閉めたり…天気がころころ変わりまして、落ち着きません
台風16号の影響かと思います
八幡さまの『流鏑馬神事(やぶさめしんじ)』も、雷が鳴っていては中止せざるを得ません
残念ではありますが、馬が雷に驚いて暴走しては大変なことになりますし、そのまま走り去り、山に逃げ込んだら連れ戻すのに、これまた難儀を致します
お囃子の鉦の音もう~ん、止んでしまったようです
こんな日は分厚い本を読むに限ります
高野史緒(たかのふみお)・著「カラマーゾフの妹」…すごいタイトルなんです
翻訳を手掛けた方が、高野さんだと勘違いしてしまうほど、「ドストエフスキー・カラマーゾフの兄弟」が被さってきます
あの文豪が執筆中に亡くなってしまったため、その続編を書こうと言う、そもそもの発想が大胆と言うか、お見事と褒めるべきか
怪作かパロディか…それを楽しめると、読みごたえがあって面白い1冊です
しかし、改めて感じたのですが、江戸川乱歩賞ってのは、間口が広いと言いましょうか…懐が深いと申しましょうか…
舞台はロシアですからね、登場人物の名前がややこしくて覚えられません
妹はどうした妹はっ
ホント受賞作でなければ、読み切れなかったと思います
まぁ、それだけミーハーってことで、自分の恥を晒しているようなもんでゲス
然も思春期のころ、原作である「…の兄弟」の方は難し過ぎて、途中で投げ出し、挫折てしまっていますから、この『妹』で読破したような、達成感は得られました
ところで…
江戸川乱歩賞・選考委員である石田衣良・京極夏彦・桐野夏生・今野敏、そして東野圭吾の5人のうちで、原作を読んでいないのは、ただひとり
東野圭吾氏だけだそうです
圭吾さんお若い時から、大変な売れっ子作家ですからね、あんな名前だけでも覚えるのに大変な物語に割く時間はなかろうかとお察しいたします
原作読まぬしての選考の方が、案外選びやすかったのか
それにしても…異を唱える方がいらして、全員一致とはいかなかった今回の受賞作品みなさんの足並み・歩が乱れた1冊となったようです
気が付けば山には夏雲が掛かっています
馬は走るのかなぁ
八幡さまの境内は賑やかなようですから、神事が執り行われている様子ではありますが…
見に行きたいのは山々なんですが、もうそろそろ娘たちが犬を連れてやって来るころです…し、2時から巨人vs阪神の今シーズンの最終戦が始まります
はてさて、落ち着いて見ることができましょうか
今季で引退を表明した「阪神タイガース・金本」に、小笠原道大、高橋由伸、そして阿部ちゃんが花束を贈り、その活躍を称えました
本日は、巨人が勝たせていただきました
9月16日娘が飼っている「柴犬うに」の2歳の誕生日なんだそうです
出産に立ち会ったわけではないので、あくまでも…なんだそう…
人間で言えば、花も恥じらう二十歳ぐらいとか
曖昧なワンコロです
性別は、私がしっかりと確認をしましたから、自信を持って発表いたします
メスに間違いありません
気性はちょっと荒目なんですが、大好物のケーキを前に、こうしてちゃんと「待て!」は、出来るようであります
「うにお誕生日なんだそうで、取りあえずおめでとう」
「…」
張り合いのないヤッチャなぁ~
夕方…犬の散歩がてら、八幡さまの境内を通りかかりましたら、流鏑馬馬場に敷いてある砂の片づけが、もう始まっていました
「あのぉ、流鏑馬は執り行われたんですか」
「ハイハイ、終わりましたよぉ」
秋の例大祭…今年は、流鏑馬どころか、蹄の音も聞かずに最終日を迎えてしまいました
「柴犬うにトイプーハロ」に、馬を見せてやりたかったなぁ~
午後5時からは、舞殿で「鈴虫放生祭」もありまして、鈴虫の声が「リりり…」と聞こえました
何んとも風流な、鈴虫の声…ワンコロの耳にはどう聞こえるのでしょう
いち度、聞いてみたいものですが、きっと「犬耳東風」なんでしょうね
3日間に亘って行われた例大祭も、今日で最終日を迎えました
全国各地で、次々と豊作の便りが届くよう願っています