緑の目

目が覚めた時から、なぁ～んか目にするものすべてが、ぼやけて見えるような気がしまして…午前中、目パチクリを繰り返していました

痛みや痒みのないのがせめてもの慰めとは言っても、うっとしいのと目だけに不安が募ってきます

きのう寝る時、布団に潜って読んだのが目に悪かったのかなぁ～

それも、警備局特別公安五係なんて言う現実離れした、対スパイ殺人権を持つ情報戦

「はぁ～」だったんですが、頭も目にも霞が掛かっているような目覚めとなってしまいました

高殿円・著「メサイア」超軍縮時代に突入！水面下でし烈な情報戦がくり広げられている、怖い世界が描かれています

「トッカン」の、ちょっとコミカルな流れかと思いましたが、日本を守るために命を落としていく捜査員には国籍も与えられず、ただ「サクラ」と呼ばれている、本当にそんな人たちがいるとしたら、この場をお借りしまして、お礼を言いたいと思います

「大変ですね」

擦っても…目薬を点しても…温めても…冷やしても…物や字の輪郭が曖昧で、せっかくのスポーツ報知の記事も読めません

「プロ野球　あすキャンプイン　セ・パ両リーグ１２球団キャンプインを一斉にスタート」

待ちに待って、やっと始まるキャンプ情報が読めないなんてっ

巨人は宮崎県総合運動公園で行っていた合同自主トレを打ち上げ、いよいよキャンプイン

お正月に放送された、ジャイアンツファン必見の専門チャンネル「日テレＧ＋」の新春スペシャルの中で原監督の独占インタビューが放送されました

讀賣新聞・運動部記者だった務台（むたい）氏にこう言われていました

「初夢は、竜と虎を退治し、タカとツバメを打ち落としたのでは？」＆

鯉とシュウマイに失礼じゃありませんかね

包丁を持っても、野菜がぼんやりとしているし、ヤカンからポットへ移す熱湯も湯気が追い打ちを掛け、どれもこれも危なっかしく、大ケガにつながらないとも限りません

この歳になりますと、ちょっとしたケガですぐ寝たきりになりますから、気を付けねばならぬと、久しぶりに眼科へ行って参りました

「先生、ご無沙汰しておりますお元気そうで安心致しました」

「患者のあなたに安心してもらっちゃって、どうも済みませんねぇ今日はどうされました？」

「先生！どうもこうも目が霞んじゃってスポーツ報知が読めんのです」

「霞目ですね」

「いや…先生、検査もしないでいきなり霞目の診断ですか白内障とか！マコ、甘えてばかりでごめんねって、吉永小百合が浜田光夫に言う物語があったじゃないですか？あゝ言う重い病気が隠されていたら大事ですよ」

「う～ん。あゝ言うのはですね、それなりの人が掛かるもんですよ…じゃっ検査しましょう」

裸眼での視力検査では、あまりに身を乗り出して、電気が点いたとたん答えてしまうので、検査する女性に何度も注意をされました

「背中を壁からはなさないようにしてくださいっそれと、どっちが開いてるか、もう少し考えた方が当たりますよ」

白内障の検査は、先生自らじっくりとやって頂きました

「視力も白内障も、そのお歳なりで問題ないと思いますそれよりも緑内障の方が心配ですね前に言われたことはありませんかね？ご家族の中に緑内障に罹っている方はいませんか？」

「いずれ見えなくなっちゃうって言う、あの緑内障ですか？そう言えば何かの検診の時に、半年に１回でいいから緑内障の検診をした方がいいとか」

「言われたでしょう？詳しい検査をお薦めしますよ遺伝とも関連があるようなので、ご親戚の方にも聞いてみて下さい」

　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　
霞目は緑内障で霞んでしまい、目薬ひとつ点されず病院をあとにしました

家人と八幡さま境内の「ぼたん園」で待ち合わせをしておりましたので、瞬きをしながら向かいました

こんな目ですから、果たして家人を見付けられるか、どうか

「おいっどこ見てんだっ前を通り過ぎるなっ」

知らず知らず避けていたのかも

家人にも言われ、ご親戚と言えばご親戚の我が情けない兄に電話で聞いてみました

「もしもーし、私。お兄ちゃんサ、緑内障のケがあるって言われたことない」

「おぉ～おみえちゃん！年上の弟は元気でおるかグッドタイミング～俺…今、緑内障を患っておるのよ」

「なんで、そんな大事なこと言わないのよっ私、今日眼科へ行ってそのケがあるって言われたんだから」

「俺、そう言うこと、ひけらかすの好きじゃないんだよななんか遺伝らしいけどサ、おみえちゃんは隅田川の橋の下から拾って来たんだから、遺伝じゃないだろ」

「だれが拾って来たのよっ」

「親父じゃないのあんまり突き詰めて考えない方がいいと思うよ」

「…で、治療とかしてんの」

「目薬だけだわ進行を遅らせるだけらしいけどな医者がサ、死ぬまでは持つでしょうって太鼓判押してくれたからサ、安心してんだ右目がダメなら左があるサァって、俺、ひとつ目小僧じゃなくてよかったよ」
春ぼたんの芽が、ぐぃっと冬空に向かって伸びています

「おみえちゃん、兄妹でおんなじ目の病、患ってんじゃぁ目も当てらんねぇってのは、このことよ！元気出せ」
なんかしらんあんな兄でも、声を聞いただけで不安がすぅーっと消えていきました

「うんありがとね」

おかげを持ちましてmiemiexのブログ、１０００編を迎えることが出来ました

家人からも、娘からも、その彼氏からも、そして忘れちゃいけない「柴犬・うに」からも、厚く御礼を申し上げますとの伝言を託されました＆

緑内障での誤字・脱字・霞目での変換間違いなど、歳に伴い数々のお見苦しい点があるかと思いますが、休み休みながらも続けて参りたいと思います

これからも、どうぞよろしくお願い致します