使い道など考えることなく・ただ安いというだけで買ってしまった、えのき茸
大袋・1ヶ68円と聞けば、主婦ですからねぇ~思わずカゴに入れてしまう情けなさ
ためしてガッテンで仕入れた情報。干すと甘みが増し、歯ごたえもシャキシャキ!を思い出しお天気もいいことですし干して保存することにしました
「なんだぁ~俺の年金で、安いえのき茸を買わんでくれそうやって買うのをだな、安物買いの銭失いってんだ」
「そんなことないよん年金の中から微々たるも、ちゃんと積み立てもしてるもん
」
「微々たる積み立てして、どうするんだ」
「老後のためじゃん」
「俺は、今今、まさに老後の真ん中にいるんだぞっ」
「そんなツバ飛ばして言わんでいいわ老後パートⅡが訪れるかもしれないでしょ」
「なんだ、そりゃぁ!」
うまく干し上がってくれるといいんですけど
安物買いだけはしないようにと決意も新たに、買い物に出たまではよかったんですが、鎌倉街道に下りたところ、車は数珠つなぎ、人は歩道から溢れています
動きが取れずに立ち止まった鎌倉街道沿い、県立近代美術館前に、写真の広告の看板が立っていました。
開催されているのは「シャルロット・ペリアンと日本」の大きな看板です。
シャルロット女史が浜辺に上げられている船に寄りかかり、何かを食べているようなスナップ写真が、とても素敵です。
そう言えば
讀賣新聞の湘南版で、この催し物が紹介されて、確か今日はパートⅡ・2回目の作品説明が載っていました
フランスのデザイナーで建築家…そのお姿からは想像も付かない斬新でモダンな家具や、数々の建築の内装を手掛けたことでも、その実力は世界に認められ確固たる地位を得たとのこと。
人ごみに揉まれて行く買い物が億劫になってきちゃったなぁ~
右手を挙げ、鎌倉街道を横切りまして、彼女の作品を見に美術館へ。
戦前、日本を訪れたシャルロットは、日本で触れた民芸の良さを自身の作品に取り入れたと言われる竹製の椅子は、現代の居間に置いてこそ映える…とさえ感じさせました
看板の彼女が食べているのはパイのような?海とはいえ、メザシではないような?飾らぬ人柄が写し出されています
八幡さまの境内にある美術館はひっそり…ガラス窓から見える平家池がすっかり刈り取られ、ぬめっとした水面が広がっていました
鎌倉街道は相変わらずの混雑ぶり、買い物は諦めてそのまま帰って来ちゃいました
「なんか知らんが、いいものを見たような気がするわぁ」
お昼は、冷蔵庫にある野菜を刻んで「お好み焼き」で簡単に済ますことにしました
「簡単すぎやしないか」
我が家では珍しいお好み焼きです
私が育った東京・下町深川では、もんじゃ焼きはありましたが、お好み焼きというものは、あまり聞いたことはありませんでした
毎日のように通った駄菓子屋の隅には、四角い鉄板が置かれ、私は5円のしゃびしゃびの具なし・もんじゃをよく食べたものでした
キャベツを入れてもらうと10円。
キャベツ入りなんぞは、いち度も食べた記憶はありません
母親に現場を見付けられると、耳を引っ張られ駄菓子屋の外に連れ出され、私は何度5円のもんじゃを無駄にしたことか
隣に座っていたりゅうこちゃんは、絶対自分のもんじゃに私のもんじゃを取り込んで、知らぬ顔をして食べちゃったに違いありません
母親は、駄菓子屋で食べるもんじゃや、ソースせんべいやらを「あれは、きたない」と言う言い方をして、こそこそ食べるのを嫌がりました
かと言って、堂々と食べに行くほどのもんじゃぁ?ありません
衛生的でないということらしいのですが、5,6歳の子どもがいちいち
「おばさん、このキャベツはきれいに洗ってありますか?」
「おじさん、手はきちんと石鹸で洗いましたか?」
なんて聞けるわけがありません
そんな山の手の端っぽを見せようものなら、
「おとつい(おととい)、おいで」
冷たぁ~い横目ですーっと睨まれるだけです
あれは、あのこ汚い駄菓子屋で隠れるようにして食べるからこそ美味しかったんでしょうね
で・我が家のお好み焼きはもんじゃのように、生地にウスターソースを忍ばせ焼き上げます
ひと口、ふた口と食べて欲しくなるのはクィッと一杯のビールです
長谷美家では、お互い言い出したほうがビールとグラスを持って来なければならないと言う、非常に詰まらん暗黙のルールがあります
今日はふたりとも頑張りましたって…ビールは飲めなかったんです
アルコールが入らなかったので、オツムはスッキリ
「これ、いいわよ」と、警察物が大好きな読書仲間が薦めてくれた1冊
深町秋生・著『アウトバーン・組織犯罪対策課・八神瑛子』です
表紙を見ますと、一瞬!八神瑛子と言う人が書いたのかなと勘違いをするような微妙な位置です
深町氏・初のシリーズ化の第1弾となります「アウトバーン」この八神瑛子警部補、タフで冷酷な上に美人刑事という設定です。
家人の言うことには「刑事に美人がいるはずがないじゃないかっ会ったためしがない」
別に、刑事さんにお世話になるようなことはしてはおりませんので、ご安心下さい
テンポがよくて、歯切れもよく、しかもお色気もありで、パートⅡが待ち遠しい警察小説です
オオカマキリの「ふくちゃん」です
後ろ脚をくわえて拗ねています
ライティングデスクのてっぺんに作ったカマキリ・ランドからのバンブージャンプが激しさを増し、ドサッ・バサッと畳に転落し、そのまま気を失っているので、本棚のガラス戸の中に閉じ込めていたら、この訴えるようなまなざしを向けるんです
吹き出しに入れるとすれば「う~んもうイヤ」ってところでしょうか
今日は「三の酉」に当たります
「ふくちゃん」を肩に乗せ、指差し確認で火の元を確かめてきましょう
「肩からは落ちなさんなよ、ふくちゃん」
今夜は雲に隠れ、星も月も出ていません
大分、冷え込んできたようです…暖かくして、お休みください