風がなくてもハラハラと榎の枯れ葉が、昼夜問わず舞い降りてきます
風が吹こうものなら…雪ノ下の町内、竹箒の音が「ピタリ」と止み、静まり返ってしまいます
諦めちゃうんですね・掃くのを
落葉樹は、根性があるというか、最後のいち枚が落ちるまで辛抱強く待っています
山の向こうに陽が沈むと、一気に気温が下がり始めるので、急いで布団や洗濯物を部屋に取り込みます
夕方の「凪」、風が収まる少しの時間を待って枯れ葉を掃き集めておかないと、家が香ばしい枯れ葉で埋もれてしまいます
写真は「ハクレン」の落ち葉です
この葉は大きいので、干してあるタオルやシャツに落ちてくっ付いていても分かるからいいんです
ケヤキや榎の枯れ葉が、下着の内側に入ってしまうと…これは大きな声じゃぁ言えない悲劇が待っています
気を付けて取り込んではいるんですが、誰にだって見落とすことはありますからねぇ~
風呂上りに穿こうものなら、ムカデかゲジゲジかと勘違いをしたのでしょう
脱衣場から聞こえるは…「」
枯れ切っていますから、粉々になって葉の原型をとどめてはいません
そこに在るような無いような・分かるようで分からな…これは人生にも当てはまるような気がしないでもありません
焼き栗「ほっこり」を頂きました
大磯でとれた栗を炒ったものだそうです
家人は、「パリを思い出すなぁ~」と食べまくっています
「パリの焼き栗は有名なんだ」とは言ってはいますが、どこのパリだか分かったもんじゃありません…聞いてみました
「パリって巴里」
「北千住のパリだったかなぁ」
せっかく頂いたのに…ダミだこりゃ
あの「一止(いちと)とハルさん」に、新たな物語が添えられました
夏川草介・著『神様のカルテ2』をゲット
「本屋が勧める本」ということで、図書館へのリクエストが高いのです
信州・松本が舞台の医療小説と思いきや、読み終わったあと、日本酒が飲みたくなる1冊でもあります
一止が通う居酒屋「九兵衛」で出される日本酒が名立たる実在の銘酒…とくれば、この季節、新酒の出荷が待ち遠しいと首が長く伸びるというものです
まずは「飛露喜(ひろき)」喜びの露(酒)が飛ぶ・・・まだ販売されて10年そこそこなんですが、今ではそれこそ飛ぶように売れている希少なお酒です
蔵元・廣木の名字に重ねて、おかぁさんがいち枚いち枚手書きでラベルを書いたそうです
「信濃鶴」これは、全国国税庁新酒鑑評会・平成22年度純米大吟醸の金賞受賞を含めると、10回も貰っちゃってるんですね
酒税を吸い上げていくんですから、国税庁も気前が良くなるわけです
飲んでみたいのが「杉の森」
信州・地元産の美山錦を原料米にして作った香り豊かな新酒をクィッとやってみたいですなぁ
「ハクレンの枯れ葉」に信州味噌を乗せ、朴葉味噌ならぬ「白馬味噌」で一杯
本から一升瓶が飛び出す勢いの1冊です