今日は鎌倉に帰る日であります
普通
親のうちに来た時、冷蔵庫の中から納戸から、肉や野菜をはじめ、買い置きしてあった調味料を掻っさらって行くのは子供
と相場が決まっていますが、私のところは躾がよかったので、我々親がやっとります
「車のトランクには、まだ若干の余裕があります」
「もう２度と来なくていいからね」
「ありがとねぇ」
その頃
鎌倉の町は…
「どっかのファーストレディが何人も来て大変な騒ぎよ！下馬のガード下なんか、お巡りさんとパトカーが凄いんだから
ちょっと待ってて
京都の名札付けてるお巡さんいるから、聞いてみるね
もうすぐ通るって
僕たちもよく分かんないって
またメールするね
」メールで細かく報告してくれる友だちがおりまして…
その頃、私はとても返信メールを出すどころじゃありません
首都高湾岸線には、ご覧の通りのトンネルが数多くあります
私の兄の、ここ最近の趣味が庭の穴堀りと、歳の割りには肉体労働志向の変わった趣味なんです
暗黒の地・ペルーから、傷心を抱いて帰国して来た話は前にしました（４月１４日～１６日・ちょっと古いお話３部作参照）
「なんで穴掘るわけよ
」
「まっつぐ掘って行けばブラジルにつながるって、おみえちゃんがっこ（学校）で習わなかった
俺、もう１回南米に行きたいんだ
」
「頼むから、泳いで行くか、飛行機で行ってちょうだいよ
」
それからしばらく…音信不通なんですが、無事に着いた話も聞きません
話はトンネルに戻りますが、私の「閉所恐怖症」は、ここ雪ノ下では何故か？言わずと知れた事実なんです
道路の向こうに黒い口を開けているトンネルを見ただけで、足が突っ張り、首だけでも残しておこうと無駄な抵抗を必死になってします
今日、トンネルの中に入った途端、歯の位置がグルンと回って入れ替わったような妙な体験をしてしまいました
「この上には東京湾の水がザバ～ンと押し寄せて来てるんだ
」
これ以上、人を不安に落し入れるのは止めて下さい
もうすぐトンネルの出口だと喜び勇んで撮ったのがこれ、アメリカ映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」
車ごと、タイムスリップして行く様が頭をよぎる迫力です
固くつむった目を開けたら、そこは「暗黒の地ペルー」ではなく、川崎の文字が入ってきて、ホッ
人の事情などお構いなし「メールおばさん」の情報では
「ちょっとぉ～
野次馬しちゃった
バス３台で目の前を通過して行ったわよ！ファーストレディの方々は、建長寺さんの座禅を体験してから、北鎌倉「鉢の木」でお昼ご飯を済ますらしいわよ。予約が入ってたらしいって！誰が予約するんだろうね？
明日は正真正銘、オバマさんが来るみたいよ！もう疲れたから帰るね」
と
言うことです
八幡さまの交差点は車も少なく・赤信号で
明日を控え、嵐の前の静けさ…のようでした
やっとこサ着いた我が家は、裏山で日影になっていて東京に比べると、少し風が冷たく感じます
娘の彼氏がいろいろ持たせてくれた酒の肴と、しっかりと東京で煮込んだおでんで、早々と一杯やることに
中国大陸から運ばれた黄砂で、日本上空は曇りがち…
偏西風で運ばれたのは黄色い砂だけでしょうか？
砂に隠された物を見極める力を持たなければなりません。
オバマ大統領の日本防衛の約束を信じて、明日通るであろう若宮大路に出てみました。
由比ガ浜に向かって少し明るい兆しが見えるように感じます
大仏さまの唱える平和は、世界共通語です
