鎌倉の紅葉を期待して、このところ観光バスが押し寄せて来ています
しかし・・・鎌倉の紅葉は12月に入ってからの方が確実です
「光徳院の大仏さまを観に、オバマ大統領が来るんだって」![]()
「観てどうすんの
」
「
」![]()
鎌倉のおばさんたちは拝観料を払ってまで、わざわざ大仏さまを観には行きません![]()
そのおばさんのひとりから、株分けしてもらった「ランタナ」の花が満開です
茎に鋭いトゲがあって結構危ない木なんです
花言葉が意味深・・・「協力・七変化・確かな計画性・合意」ってんです
日本の外交戦略・・・も、ランタナを見習って、という訳にはいかないようです
頂いた渋柿、焼酎で渋抜きをしていますが、そろそろいいんじゃないでしょうか![]()
まだ少し早いようですが、渋は取れているようです![]()
「う~ん
美味しい
」
トロ~ッとしてくると、金気のある包丁は不要で、スプーンですくって食べられます

アイスクリームや生クリームを掛けると、ちょっとしたセレブ
デザート
どっちも冷蔵庫に入ってなかった![]()
この渋柿とコーヒーを一緒に食べると、せっかく抜いた渋を再現できます
コーヒーのタンニンと、渋のタンニンは不溶性なので反応しちゃうんでしょうか?
干し柿が死ぬほど好き
だったかな・ぁ・・干し柿をお腹いっぱい食べられたら死んでもいい
だったかなぁ
とにかく干し柿が大好きな友だちがいるんですが、元気に暮らしておりますなぁ

もうひとり
木に生っている『柿』が大好きだった姑・すゑさんを、イヤでも思い出しちゃいました
思えば・・・タンニンみたいな姑でした・・・嫁の私に、懲りずによく反応してくれました
季節を感じて読んで下さると、柿がもっと美味しく頂けると思います
【すゑさん物語】第13弾
「柿」
すゑさんは足腰は多少弱っているものの、右手にステンレス製の杖を突き、左手を手すりに任せるか、お手々をつないで歩けば結構足取りは軽やかでした
両手は白魚のような
手、とはいきませんが、器用に箸を使い、薄い紙もなんなく選り分けることも出来ました
目はというと、すこぶる良く、まったく色気はありませんでしたが、かぶと虫のようなチョコンとしたつぶらな瞳でありました
さて・・・このすゑさん、なかなかユニークな婆さまでした
いや・・・正確には私は、当時70も終わりの男女問わず、人間を含めた生き物と、ここまで深く付き合ったことがなかったので、まぁ~こんなもんかも知れない・・・物忘れはあるが、ボケてはいまいと思ったものです![]()
ここ鎌倉は、意外と柿の木が多くあります![]()
15年も前ですが、柿の当たり年と言われ、カラスも食べ切れなかった柿があちこちに熟れて木に残されていました![]()
すゑさんは、散歩の途中に目を付けていたのか、バス停で待っている7、8分の間に、20歩くらい先の、良く陽の当たるところに生っている柿を目指し、確かな足取りで向かって行きました

何をしですのかと見ていたら、しっかり背筋を伸ばし、杖をうまく使って柿の実をもぎ取ってきたのです![]()
さっ、さっ、と袖口で柿を拭き、いきなりかぶり付いたのである・・・
「甘くておいしい・・・」![]()
ひとり空を見上げ・・・満足している様子
ヘタと種はというと、これまた分けなく口から吐き出すんですねぇ
舌が2枚も3枚もあるんじゃないかと思いましたもんね
皮は食べちゃった![]()
私の分を期待してたわけじゃないけど、実に美味そうだなぁ。
あれは・・・渋柿じゃないという知識と経験があったなら、私だってぜひ!やってみたい![]()
しっかし見事な食べっぷりだなぁ~
柿というのは、こういうふうに喰らうのか…バスに乗っている間中、気圧されてしまった

「あの柿はね、みんなのだからね、ご相伴に預かったの。この歳になってお裾分けを待っていたら死んじまうからね」
すゑさんよりご相伴の仕方・成功率100パーセント!というあり難いアドバイスを頂いたんです
「誰にも言っちゃいけないよ。嫁とはいえ、本当は教えたくはないんだけどサ」![]()
まず・・・その物の旬、熟し加減を見定める確かな目を養うこと![]()
そして、カラスのように堂々と、ヘビのように狙いを定め、またワニのごとく喰らい付く…のだそうです。
木の下であれこれ、迷っていてはダメらしい
「そんな勿体をつけるほどのこたぁ~ないんでないの?」![]()
そして、ここが肝心なところ![]()
「せいぜいが、1個か2個だよ」![]()
好物のイチジクがあったなら、ご相伴に預かって今度は…ヤルゾ
実りの秋は、お腹も心も満たしてくれます![]()
来年の柿やビワ、手を伸ばせば届く豊作を願いましょう
![]()
あの遠い日、年寄りと暮らすという本当の意味をも味わった秋・でもありました![]()



