静かな雨の木曜日でした
少し良くなった首が、またギシギシと錆び付いてきたような気がします
雨が降っていない日は毎日、落ち葉、枯れ葉を掃く音が雪ノ下の町内に響きます
裏山からの落ち葉が気にはなりますが、雨で地面に張り付いてしまった枯れ葉は、濡れ落ち葉となって、竹ぼうきでもなかなか掃き集めることは出来ません
「モドキ」もスズメも、今日は姿を見せません
カラスだけが喧しく鳴いています・うん?この騒ぎ方は
もしかして、やられたかと思い、ガラス戸からゴミ置き場を見下ろしたら、やっぱり食い散らかされている…その真っ最中
「ああぁ~」
一応、私は鎌倉市のゴミ減量化推進委員ですから、見て見ぬ振りは出来ますが、町内をカラスがごときに荒らされては敵いません
雨の中、覚悟を決め、箒とチリトリを持って・今!まさに玄関を出ようとしたら
ゴミ収集車が流す、清らかなメロディが坂を上って聞こえてきます
「おおぉ~」
でお任せ致しました
このところ整形外科通いに加えて、スネを攣ったりと忙しく、ろくな手入れもしなかったのに、紫蘇の実はしっかりと熟してくれました
雨が小降りになった昼過ぎ、雨合羽を着込こんでボールを抱え、裏庭で収穫を始めました
採り始めると夢中になって、首の痛みも寒さも気にならない
採り終ったところで、シクシクと痛み出すんですから、我ながら不思議ですなぁ
なんのことはない『欲』です
松茸狩りなんぞしたら、「急性椎間板ヘルニア」も、最初の1本の松茸を見つけた途端、完治しちゃうんじゃないでしょうか
しかし、ここら辺りは、松はあっても茸がない
さっそく、先週煉って寝かせて置いた甘味噌に、今日は青唐辛子と紫蘇の実を入れ、仕上げに火入れをして…「紫蘇味噌」の出来上がり
この味噌を、キュウリやセロリなど生野菜に付けて食べますと、発泡酒がビールに化けてくれるほど美味しく頂けます
我が家では10月に入ってからは、もっぱら豆腐とこんにゃくにぬりたくり、田楽にして熱燗でキュッ
里芋もいいなぁ~おむすびにぬって焼いてもいいし
そろそろさみくなったし火鉢を出しちゃおうかなぁ
さて、雨が降って寒い日は、毛布に包まって読書と決めています
讀賣新聞に2009年・2月から12月まで、全47回に亘り連載された新聞小説、桐野夏生著『優しいおとな』が単行本になりました
新聞紙面ですから字数が限られ、境に入ったところで物語がぶつ切りになってしまい、1週間の間に何んの話だったかも忘れてしまい1週読み損なうと登場人物にも覚えがなくなってしまい挫折
それでも、毎週楽しみにしていたのは、スカイエマさんの挿絵でした
本の表紙絵も数多く手掛けていまして、私は石田衣良・著、上野・アメ屋横丁の『夜を守る』という本の黒と青が効いているカッコいい表紙絵が気に入っています
章ごとのページに描かれている挿絵をパラパラと見るだけぇ~
こんな静かな木曜日なのに、過激な桐野さんの本を読む勇気が今一歩湧かない・ノダ
依って読書を放棄…
今日は雨で箒を使わなかったので