*転載

さまよう繁殖引退犬 ペット業界の“異変”を追う

初回放送日: 2024年2月5日

「繁殖引退犬」という言葉をご存じだろうか?ペットショップに子犬を供給するためにブリーダーが飼育してきた犬で、いま大量に手放されている。劣悪な環境で飼育してきた悪質業者の排除などを目的に2019年に動物愛護管理法が改正。犬の飼育頭数や出産できる年齢などに制限が。その結果、経営危機に直面し繁殖引退犬を手放すブリーダーが続出。犬を預かるシェルターもあふれ、山林に捨てられるケースまで…。異変の深層に迫る。

*転載おわり






骨が浮き出るプードル♂ 栄養失調で下顎が溶けてしまったチワワ 繁殖屋多頭崩壊でみすてられた長毛種猫 保護されて見つめるプードル

*繁殖屋の酷さを伝えるために保護団体さんに許可を得て使わせていただいています。


手前のポメラニアンはタネオスとして酷使されていました。保護後も虐待につかわれたロープを思わせるリードを強く拒みました。


このマルチーズは全身癌の身で妊娠中に放棄されたようでぽつんと公園を彷徨っていたそうです。



繁殖屋やから保護され涙があふれる犬

スマイルワンさんから


7年前 動物福祉啓発ボランティアをはじめようと思ったのは 餌もろくにもらえず強要される出産のため下顎が溶けてしまったチワワのさっちゃんと トラックの荷台で暮らしタネオスとして苦渋の日々を生きたソラちゃんと知り合ったからです。 

レスキューされてもすでに体はとことんむしばまれていて 15年は寿命があるとされる小型犬であるのに この2頭は8歳という若さで命を奪いとられました。


こんな悲しい運命を人の娯楽や満足のために 命ある者に強いてはいけません。


この地獄の環境を抜本的に覆すのは 繁殖屋につながる生体販売ペットショップから 動物を買わないことです。


ペットショップから買ってはいけないというと

いまだに屁理屈を捏ねて噛みついてくる人もいます。


不当に犬猫を苦痛を与える繁殖行為や飼養管理は法律に則り違法行為です。

私が伝えるのは違法行為を消費者が認めていけないということ。


ペットを求めるなら きちんと犬や猫の尊厳をまもる倫理的なブリーダーさんをのぞいてください。


犬種等にこだわらないなら 家族の縁をまつ保護犬保護猫保護動物がたくさんいることも認識してください。


さまよう引退犬を社会問題とおもうなら いま起きている ペット流通の構図を成り立たせなくするために 社会の気風をかえなくてはならないのです。


保護犬保護猫も家族の選択肢に


社会の気風を変えるのは私たち 一人一人に心に委ねられているのです。