こんなこと許していいのか💢


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動物愛護法の最後の難関である「数値規制」の検討会。傍聴に行きました。
数値規制は私が都議時代に扱った、劣悪ペットショップに60回以上の指導を都が繰り返した末に日本初の行政処分となった案件から、法改正につなげたもの。

数値基準が具体的ではないから、15年間も劣悪環境に動物が置かれていた案件です。
また、その他の虐待も数値や基準が曖昧な為、現行法では自治体職員が手を打てないのです。

それを突破するための、数値規制なんです。
都議時代から国超党派議連で訴え続け、参議になってからは議連の副会長としてコレが世界の水準の数値が入らないと虐待も闇処分も減らせないと皆んなと一緒に頑張ってきました。

★なのに!!
本当に驚いた。検討会の委員が動物愛護法の立法趣旨を知らず、何度も環境省側に何をきめたらよいのかとお伺いを立てた。
動物愛護法の趣旨を分からない人たちが委員をしている。

★法の趣旨を鑑みれば、劣悪環境の中で苦しみ、闇処分される命を救う「基準」であるはずだ!

世界で定められている基準はその国の最低基準です。世界のその最低基準に合わせることが大切ではないですか?
なぜ「世界基準より、時間もないから日本で実現できる最低限の基準」と言えるのか。現状追認じゃないか!意味がない!

★さらに。
これまで全く議連では議論されていなかったことが提案された。呼ばれていた微妙な人選の団体と、金儲けの業界団体と環境省がリンクしているという、大変に不可解なもの。

ざっくりいうと連絡会が、③ステップ踏んできめるべきだ、と。まず①学者などで数値を決める ②各種団体やステークホルダー(業界団体)と数値を揉む ③落とし所をみつける という、立法趣旨を無視するような提案を出してきた。

そのあと、業界団体は高圧的に、数値規制を入れれば飼育頭数が激減すると訴え、海外の犬は日本の犬と違うと訴えた。さらに、自主規制を作成したので、法での数値規制は要らないと。

自主規制の数値規制はこれまでの追認にしかならない。法の中の省令ではないから、自治体で指導も取締りもできないですよ。

★環境省は海外事例を海外視察にお出かけをして、イングランドは数値規制は国で取り締まらず、業界団体がやるのだ、ということを視察で学んだと言い出した。

どうですか、この見事な計算され尽くした連携プレーは?業界団体寄りのロジックに無理矢理もってゆき、動物の命は二の次です。

★さらに!
検討会の委員たちは数値基準の方向性を環境省に尋ね、環境省は私たち立法者の思いとはかけ離れた、動物たちを苦しめる団体の主張に落とし込もうとする流れを作りました。その資料ができていたのには怒りを通り越し、笑いが出てきました。

ひどい。酷すぎる。
この検討会はそもそも論として成り立っていない。私たち立法者の立法趣旨を理解せず、環境省も海外査察に行き、わざわざ今の日本でそんなことをやれば動物にとって極めて過酷な現状追認になることを強調するのか。


以上


くたばれ環境省💢

形だけの パブリックコメント、市民の意見をきくきなんてないでしょ。