おはようございます!
「肛門を締める運動をやってみたら2週間で効果でたのよ。夜にトイレへ行く回数が減ったし。びっくりしたわー。2時間毎にトイレに行っていたのにね!」
昨年、ある70代後半の女性にお会いしました。
定期的にリハビリテーションへ来院されていた時で、骨盤底筋の話しになりました。
その時は、お互いに尿もれの話しは一切しませんでした。ただ、転ばないように姿勢が安定する方法、骨盤底筋を意識する方法をお伝えしただけです。
そして、
肛門を締めるのはよく分からないけど、おしっこを我慢する方が分かるのよね、とおっしゃっていました。
肛門を締めることが分からないけど、
まずはやってみる!
とやり方を説明。
それから毎日、
肛門を締める運動をしたそうです。
数十年間、毎朝30分以上。
ご自身の体をいたわって、
体を動かす運動をしてから起きる方でした。
そして、
努力を惜しまない方。
なんで、そんなに続けられるのか・・。
立ち居振る舞いから、
女性らしい雰囲気。
話し方がきれいで、
いつも笑顔。
本当に素敵だなって思っていました。
さぞかし、
順風満帆で過ごされてきたんだろうと思っていたら、過去のことを聴いてみると波瀾万丈でした。
例えば。
40代で脳梗塞。
右手はもう動かないよ、と言われたそうです。
でも諦めずに、
リハビリテーションをして、
毎日努力に努力を重ねたそうです。
そして、
今はその右手は動かせます。
言われなければ分からないくらいに。
本当につらかったわー、
と明るい声で、
笑顔で話されるから、
本当にそんな時期があったのかと思うくらい。
そういった、
どん底を知っているからこそ、
自分の身体をケアすることの大切さを身にしみて分かっているのかな、と感じました。
色々な方とお話しをする度に、
本当にそれぞれの歩んできた道があるんだな、と実感しています。
そんな貴重なお話しを聴けることに感謝♡