訳あり法要。知り合いの坊さんが、今の世はどうなってんだと愚痴を言ってきた。なんでも、昨日法要をやったのだが、檀家でもなく寺の宗旨も異なるという。やってきたのは夫婦二人。真言宗の寺であるが日蓮宗の方だったそうだ。

 

知人の寺は真言宗の宗門を抜けて単立寺院となったので、宗門に縛られずなんでもOKだそうだ。この夫婦なんで日蓮宗の寺でやらないのかよくわからないが、知人の寺がたまたま地域紙に出ていたからだという。

 

法要の内容は旦那の実家の先祖供養、奥さんの父親の3回忌、水子供養の三法要。人の良い住職が困っているなら引き受けると言ってやったそうだ。供物も写真も位牌も持ってこない。お布施だけ渡されて、中身を見たら1万円が入っていたと。

 

確かに法要代はお布施、お気持ちだから、額の多寡ではない。無税ですからねと思いながらも、だけど、3つの法要をやって1万円はないでしょー。とぼやいておりました。